トロイオンス
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トロイオンス (troy ounce) | |
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記号 | oz tr, toz |
系 | ヤード・ポンド法(トロイ衡) |
量 | 質量 |
定義 | 480グレーン |
SI | 31.103 476 8 g |
トロイオンス(troy ounce)は、貴金属や宝石の原石の計量に用いられるヤード・ポンド法の質量の単位である。金衡オンス(きんこうオンス)ともいう。
トロイオンスは、480グレーンに等しく、常用オンス(437.5グレーン)よりも少しだけ重い。現在は1グレーンが正確に64.798 91ミリグラムと定められているので、1トロイオンスは正確に31.103 476 8グラムとなる。常用オンスが28.349 523 125グラムであるので、約10%多いことになる。貴金属(金や銀)の価格設定においてはトロイオンスのみが用いられる。日本の計量法でも、金貨の質量の計量に限定してトロイオンスの使用が認められている(計量法では31.1035グラムとしている)。
トロイオンスはヤード・ポンド法系のトロイ衡(トロイこう、金衡(きんこう)ともいう)という単位系の単位の一つであるが、トロイ衡の単位は現在ではトロイオンスしか使われていない。トロイ衡に対して通常使われるオンス、ポンドなどは常衡(avoirdupois)という。トロイ衡は、ウィリアム1世によるイングランド征服の時代にまで遡る。その名前は、中世において重要な商都であったフランス・シャンパーニュ地方の町トロイ(Troyes)に由来する。
[編集] トロイポンド
トロイポンド(金衡ポンド)は12トロイオンスに等しく、5760グレーンに等しい。よって、約373.24グラムとなる。
常衡では1ポンドは16オンス、7000グレーンに等しく、約453.59グラムである。
かつては、1トロイポンドの銀をそのまま通貨として使用していた。これが通貨単位としてのポンドの由来である。トロイポンドの240分の1をペニーウェイト(pennyweight)と呼んでいたことから、通貨のポンドの240分の1がペニー(penny、複数形はペンス(pence))という単位となった。1971年に、1ポンド=100ペンスに改められた。
[編集] 換算
単位 | グレーン | グラム |
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ポンド(12オンス) | 5760 | 373.241 72 |
オンス(20ペニーウェイト) | 480 | 31.103 477 |
ペニーウェイト | 24 | 1.555 173 8 |
グレーン | 1 | 0.064 798 91 |