デカメロン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『デカメロン』(Decameron)は、ジョヴァンニ・ボッカッチョによる物語集。十日物語・人曲(神曲に対して)とも呼ばれる。(デカメロンはギリシャ語の10日deka hemeraiに由来)
1348年に大流行したペストから逃れる為に邸宅に引き篭もる間に男3人、女7人の10人が退屈しのぎの話をするという趣向で、10人が10話づつ語り、全百話から成る。内容はユーモアと艶笑に満ちた恋愛話や失敗談などで、それぞれ『アラビアン・ナイト』や『七賢者の書』から影響を受けている。イギリスの詩人ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー物語』やマルグリット・ド・ナヴァルの『エプタメロン』などに影響を与えた。
[編集] 登場人物
[編集] その他
- 同名の深夜のテレビバラエティ番組(竹中直人・東京スカパラダイスオーケストラ等出演)があった。
- 少年隊の『デカメロン伝説』という曲がある。デカメロン (テレビ番組)
- 漫画家で『デカメロン斉藤』というエロ漫画家も存在する。
- 実相寺昭雄監督による映画「東京デカメロン」1993年
- ピエル・パオロ・パゾリーニ監督による映画「デカメロン」1970年