チャイルド・プレイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チャイルド・プレイ (Child's Play)シリーズ は、アメリカで制作されたホラー映画である。1988年にトム・ホランド監督の第一作が公開され、2004年までに5までの続編が制作されている。
目次 |
[編集] 概要
現在までの全ての作品で監督が違うためテイストが少しずつ異なっている。 それらの作品は、体が人形になってしまった殺人鬼が生身の体を手に入れるために人々を襲う内容となっている。
シリーズ5作目は、それまでの作品より大幅にコメディー性が上がっているが、それでもホラーの技法を巧みに使っている映画と言える。制作費が少ない映画としても有名。B級ホラーである
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] チャッキー
元は「湖畔の絞殺魔」と呼ばれたチャールズ・リー・レイという殺人鬼だったが、ブードゥー教の秘術によって人形の身となった。 チャールズ・リー・レイという名前は実在の殺人者の三人「チャールズ・マンソン」、「リー・ハーヴェイ・オズワルド」、「ジェームズ・アール・レイ」に由来するとされている。
[編集] グッド・ガイ人形
劇中でチャールズ・リー・レイが乗り移ったおもちゃの製品名。 乾電池で動く。手や足、首や口を動かし、かわいらしい声で「ハァーーイ」などと挨拶をすることができる。 劇中ではなかなかの人気商品のようだ。
[編集] ストーリー
[編集] 「チャイルド・プレイ」
-
- 『誰にも忘れられない誕生日がある。』
逃亡中に刑事に撃たれ、致命傷を負った殺人鬼チャールズ・リー・レイ(チャッキー)は、死の直前に逃げ込んだオモチャ屋で会得していたブードゥー教の秘術によって売り物の親友(グッドガイ)人形に魂を移す。 しかし、一定時間以上人形の姿でいると人形の中に魂が固定されてしまうことを知ったチャッキーは、生身の体を奪うべくチャッキーとは知らずにこの人形を買った少年アンディの体を乗っ取ろうとする。 アンディはチャッキー人形が生きていることを知り、周囲の人間に危険を知らせるものの幼いアンディに誰も耳を貸そうとするはずもなく、被害は次第に拡大していく…。そればかりかアンディが犯人だとされ、精神病院の独房へ閉じ込められてしまう。この作品には「プレゼントに文句をつけるとコワイ目に遭う」というメッセージが込められている。
[編集] 「チャイルド・プレイ2」
-
- 『アンディ、会いたかったぜ』
アンディ親子によって黒こげにされ、息絶えたチャッキーだったが、騒動が公になったことから売り上げに深刻な影響が出ていたグッドガイ人形の製造元が、当のチャッキー人形を復元して「根拠のないデマ」とPRしようとした。 しかし、人形にはまだチャッキーの魂が残っていた。彼は再びアンディを捜し出して今度こそ体を手に入れようと画策する。
[編集] 「チャイルド・プレイ3」
-
- 『逃げても、逃げても、チャッキーから逃れられない…』
時は流れ、廃墟となっていたグッドガイ人形の工場で、破裂して砕け散っていたチャッキーの残骸が溶かして再生にかけられたところ、またも蘇ってしまう。そして、成長して軍隊に入隊していたアンディの居場所を探し出し、駐屯地に潜り込んだチャッキーだったが、青年になっていたアンディよりも少年兵タイラーに目を付け目標を変更。一方、チャッキー復活を知ったアンディはタイラーを守るべく立ち上がる。
[編集] 「チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁」
-
- 『悪魔の花嫁を連れて今、殺戮ハネムーンが始まる!!』
遊園地で木っ端微塵に破壊されていたチャッキーの残骸を、チャールズ・リー・レイ時代の恋人だったティファニーが拾い集めて再生した。しかしティファニーは当のチャッキーに殺されてしまい、花嫁人形に魂が乗り移ってしまう。かくして殺人人形のカップルが誕生、二人して新たな人間の体を手に入れようと暴走を始める。
[編集] 「チャイルド・プレイ/チャッキーの種」
-
- 『帰って来たぜ!ベイビー!』
乱暴な腹話術師の元でこき使われていた、本当に生きている人形シットフェイスは、ある日テレビで殺人人形夫婦をモデルにしたハリウッド映画のニュースを見る。その人形の腕には自分の腕にある刻印「made in Japan」と同じものが刻まれていた。この人形のモデルはまさに生き別れた両親に違いないと確信した彼はアメリカに逃亡。そして遂に彼は冷たくなっていたチャッキーとティファニーを発見、ブードゥ教の秘術で彼らを蘇生させる。かくして親子3名は感動の再会を果たした・・・が、子供の教育方針~チャッキーは子供を立派な殺人鬼に、ティファニーは穏やかな人形として~を巡って夫婦間でバトルが始まる・・・ この映画のチャッキーの吹き替えは普通納谷六朗が演じているが、この映画のDVDでは山崎邦正もチャッキーの吹き替えを演じている。余談だが、山崎邦正のネタの1つとしてチャッキーがある。
[編集] 映画作品
- チャイルドプレイ(Child's Play (1988年)
- チャイルド・プレイ2 - Child's Play2 (1990年)
- チャイルド・プレイ3 - Child's Play3 (1991年)
- チャイルド・プレイ4/チャッキーの花嫁 - Bride Of Chucky (1998年)
- チャイルド・プレイ/チャッキーの種 - Seed Of Chucky(R-15指定) (2004年)
[編集] 関連項目
- チャイルド・プレイグッズを生産しているメーカー
-
- ドリームラッシュ(日本)DREAM RUSH INC.
- メディコム・トイ(日本)MEDICOM TOY
- ネカ(アメリカ)NECA
- マクファーレントイズ(アメリカ)McFARLANE
- サイドショー(アメリカ)SIDE SHOW