タップアウト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タップアウト(英:tapped out)とは、柔術、柔道や総合格闘技の寝技などの練習や乱取り、競技において、関節技や絞め技を極められたり、アクシデントにより戦意を喪失したりした場合に、かけられたほうが自らの動かせるほうの手で畳やマット、相手の足などの体を2回ないし3回叩くこと。柔道では「参った」と呼ばれる。タップと省略される場合もある。競技でタップした選手はその時点で敗北したとみなされる。
また、近年ではほとんど見られないが、技をかけられた選手が口頭で「参った」「ギブアップ」と発言する意思表示もある。
打撃等でのKO負けと根本的な差は、タップは選手自らの意思で敗北を認める行為であるということである。畳やマットを叩いた場合、稀にレフェリー、相手選手がタップを見逃すことがあるが、タップした選手が嘘をつくケースはまずない。例外のケースとしてはムリーロ・ブスタマンチの項目を参照のこと。