タチアナ・ニコラエヴナ
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タチアナ・ニコラエヴナ・ロマノヴァ(Татияна Николаевна Романова / Tatiana Nikolaievna Romanova, 1897年5月29日 - 1918年7月17日)は、ロマノフ朝最後の皇帝ニコライ2世とアレクサンドラ皇后の次女。
背が高く高貴な顔立ちで、母親によく似ていたが、猫背であった。他の姉妹達ほど美しくはなかったが、おとなしくて女らしい性格だった。姉弟の中で母親の信頼がもっとも厚く、妹達から「女性家庭教師」というあだ名で呼ばれていた。
第一次世界大戦では、母アレクサンドラ皇后、姉オリガ皇女とともに看護師として従軍し、負傷した兵士たちの手当てをし、幾十人かの最期を看取った。
1918年7月17日、エカチェリンブルクで、家族、従者と共に銃殺された。