ノート:タコ部屋労働
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[編集] 検証可能性を満たさない外部リンク
「タコ部屋から逃亡してきました(まとめサイト)」は、Wikipedia:検証可能性を満たさない(日時、場所、事件としての報道の有無が一切不明。そもそも、事実か創作かすら不明。)ためコメントアウトしました。しばらく時間を置いたあと、検証可能性を満たすソースがなければ削除します。--しいたけ 2007年12月20日 (木) 15:48 (UTC)
[編集] 現代のタコ部屋労働について
削除された当該項目を書いた者ですが、10年ほど前の学生時代にスポーツ新聞を見てあいりん地区に送り込まれ働いたときの体験談です(ただし、原発の清掃作業ではなくダム工事)。これだけであれば、独自研究とみなされても致し方ありませんが、部分的なものに留まるものの検証可能な情報源を挙げさせていただきます。
『食マフィアの棲む国』吾妻博勝(徳間書店)二〇〇五年
本書は農産物の農薬の危険性について取材したものですが、原発の清掃作業員について以下のように述べられております。
(以下、引用)
今でもそれが続いているのかどうかは確認してないが、 私は以前、暴力団系の手配師(人材派遣ブローカー) を通して、原子力発電所で働いていた男に会ったことがある。
定期的に原子炉周辺での清掃作業があり、それに大阪・西成区の 簡易宿泊街に住む日雇い労務者が動員されていた。 男はその中の一人だった。
男は何回か清掃に行っているうち、フサフサしていた髪の毛が ほとんど抜け落ちてしまった。ほかの作業員仲間にも脱毛して しまった者が何人かいたという。被爆が原因であることは明らかだった。
放射能が体に害を及ぼさないとわかっているなら、清掃作業に 社員を使うはずである。それが素性もよくわからない労務者を 借り出すということは、放射能が危ないからである。
男の禿げた頭を見ながら、ほかのことでも驚いたことがある。 それは、日本の重要エネルギー源である原子力発電所への 清掃員供給に暴力団系が絡んでいると言うことだった。 原子炉は言うまでもなく心臓部である。
(以上、361頁より引用 適宜改行を補った)
また、以下のリンク先を参照。
エル・ムンド[EL MUNDO:スペインの新聞 ]2003.6.8 調査報告/原子力発電所における秘密 日本の原発奴隷 http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm
以上のソースから原子炉の清掃作業員の部分については記述を復帰させていただいても宜しいでしょうか。--210.231.25.170 2008年3月4日 (火) 23:29 (UTC)
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- ソース提示ありがとうございます。個人的には非常に関心のある情報ですが、検証可能性を満たしているかという点については未だ「?」です。ただし、文意をやわらげて、断定的な語尾を用いなければある程度の記載は許容されるのかもしれません。事実検証も含めて査読依頼に出すべきかどうかは、私は判断を控えます。
- 情報ソースとしての不備を指摘するなら、『食マフィアの棲む国』の吾妻博勝氏は著書の多くが別冊宝島など色眼鏡で見られがちな出版社に限定されている点。(すなわち書籍に記載があっても事実かどうかは疑わしい。)
- また、原発奴隷のWebサイトもスペインの新聞の私的翻訳であり、二次的ソースにしかなりえない。(El Mundoがどのような社会的ステータスを持った新聞なのかも重要です)といったあたりを指摘しておきます。--MKT (Talk) 2008年3月5日 (水) 15:05 (UTC)
(コメント)上記ご両人のコメントを拝見して、ちょっと気になったことがあるのでコメントします。
- 当ページの定義は『主に戦前の北海道で行われた非人道的な労働形態の一つ』とあります。また本文には『タコ部屋労働が禁止されたのは、1946年、GHQの指令による。』とあり、記述を読む限りにおいてタコ部屋労働は過去のものと読みとれるのですが、その一方で「現在のタコ部屋労働」についてはいまいち明確な定義づけがなされていません。定義がないまま具体例を詳述していくのは問題があると考えます。(但し、原発労働者関連の内容については、個人的には貴重な内容だと思いますので、環境が整う場所があれば是非記述していただきたいと思っています。)
- MKTさんが仰っている『別冊宝島など色眼鏡で見られがちな出版社』との記述は、主観的ではありませんでしょうか?Wikipedia:検証可能性を満たすソースであれば記述に値します。また、その信頼性については読者の判断に委ねるべきと考えます。(文章的なテクニックのひとつとして、ソースを脚注にせず、文頭に「吾妻博勝は別冊宝島において・・・」などと記述することにより、委ねるべき判断のポイントを強調することも可能だと思います。)--しいたけ 2008年3月6日 (木) 14:26 (UTC)
210.231.25.170です。ご指摘、コメントをいただき有難うございます。
>MKT様
まず吾妻博勝氏ですが、『新宿歌舞伎町 マフィアの棲む街』(文春文庫 一九九八年) の著者でもあり、本書は馳星周氏がベストセラーの小説『不夜城』を執筆するに当たって全面的に依拠し、「この本はたいへん参考になった。歌舞伎町に限定して、ここまで闇社会の実態を描いた本は、当時これしかなかった。」と巻末の解説で述べています。 また、『食マフィアの棲む国』(185-186頁)には 以下のように述べられております。
(前略) だから私は今の天皇陛下に申し上げたことがある。70年代、皇太子陛下と美智子皇后が同じアジア諸国を親善訪問される際、お住まいの東宮御所にお呼ばれした。その際、両陛下を前にこんなことをお話しした覚えがある。 (後略)
吾妻氏が本当に東宮御所にお呼ばれしたかについては裏を取ってはおりませんが、調べれば判明することと思います。単なるサブカルチャー専門のライターを宮内庁が皇族の前で海外事情について説明させるとは思えませんし、おそらく吾妻氏の類まれな第三世界を主とした海外体験を評価したのでしょう。(詳細は本書にゆずります)
原発奴隷のEl Mundo紙の社会的ステータスについてですが、スペインの代表的な保守紙のようです(小生はスペイン語を読めませんが) http://www.elmundo.com/sitioweb/primera_pagina.php?idcuerpo=1&dscuerpo=Secci%20A&idseccion=1&dsseccion=Primera%20P疊ina
「私的翻訳であり、二次的ソースにしかなりえない」というご指摘はその通りであり、可能であればスペイン語を読める方にオリジナル原文を翻訳いただくことがベストと考えます。
>しいたけ様
「現在のタコ部屋労働」の定義の曖昧さについては確かにご指摘の通りです。暇を見て定義の試みをさせていただきます。 原発奴隷については、残念ながら小生が体験したことではないため(従事したという日雇い労務者から体験談を聞いたことはある)、多くを知りませんが、独自研究に陥らない範疇で執筆できたらと思います。
なお、El Mundo紙の私的翻訳のリンク先「美浜の会」に記載されている弁護士は、社会民主党に所属する某政治家の内縁の夫であり、新左翼の弁護を担当している人物です。 この種のドヤ街(貧民街)救援運動を行っている民間団体は、その多くが新左翼(過激派)です。その意味でそれらの団体、又は関連する団体の資料に依拠した場合は政治的に偏ってしまう虞には留意する必要があると念のため申し上げます。 (個人的には原発奴隷の内容は大筋において真実であろうとの確信を持ってはおりますが)--218.218.211.205 2008年3月7日 (金) 07:43 (UTC)
210.231.25.170です。IDを取得しました。 遅くなりましたが、「現在のタコ部屋労働」の項目に加筆しました。ご批正下さい。--Stahanov 2008年3月31日 (月) 00:19 (UTC)