タイ王国海軍
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タイ王国海軍(王立タイ海軍、英名:Royal Thai Navy)はタイ王国国防省に属する海軍。海軍本部はバンコク、艦隊司令部はサッタヒープにある。
[編集] 歴史
タイ王国は国の両側を水で囲まれ、貿易などによって栄えてきた。その為海上交通の安全を守ることは重要であり、そのための一定の海上戦力は近代以前にも保有してきた。しかしながら、近代においては列強諸国に対して装備に遅れをとっていた。近代化が行われ始めたのは20世紀に入ってからである。1930年代にタイ王国はトンブリ級海防戦艦など数隻の軍艦を日本から購入した。やがて始まった第二次世界大戦においてタイ王国は日本とともに枢軸国として連合国と戦ったが、その際には手痛い敗北を喫してしまった。
第二次世界大戦が終わってからタイ海軍は軍備を拡張して空母やフリゲートなどの戦力を有する東南アジアでは有数の戦力を有する海軍となっている。現在ではスペインやアメリカ、中国から購入した艦船をもって運営している。
[編集] 艦船
現在就役中の艦船は以下の通り。
- 航空母艦
- フリゲート
- プッタヨートファーチュラーローク級(ノックス級フリゲート)-2隻
- ナレーサン級フリゲート(江湖級フリゲート)-2隻
- チャオプラヤ級フリゲート(江湖級フリゲート)-4隻
- マクットラジャクマーン級フリゲート-1隻
- ピンクラオ級フリゲート-1隻
- コルベット
- ラタナコシン級コルベット
- タピ級コルベット
- コムロンシン級コルベット
その他ミサイル艇、哨戒艇など。歴代のタイ海軍艦艇についてはタイ王国海軍艦艇一覧を参照のこと。