ソニーBMG・ミュージックエンタテインメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT(ソニー ビーエムジー ミュージックエンタテインメント)は、アメリカ合衆国のニューヨークに本社を置く音楽事業会社である。ユニヴァーサル・ミュージック、ワーナー・ミュージック、EMIと共に、いわゆる音楽事業会社の"ビッグ4"の一つである。
目次 |
[編集] 歴史
ソニー・ミュージックエンタテインメント(ソニーグループ)とBMG(ベルテルスマングループ )が合併し、また双方の50%ずつの出資によって2004年8月1日に発足した。
この合併を支持するフィナンシャルアナリストたちは、合併により2,000人以上の人的削減が可能になり、概算で年間3億5000万ドルの節約となると予想している。
なお、日本のソニー・ミュージックエンタテインメント (Sony Music Entertainment(Japan) Inc.) 及びBMG JAPANの合併の予定はない。今回の合弁がソニー・アメリカ(米ソニー・ミュージックの親会社)とベルテルスマンとの間のものであるのに対し、日本のソニー・ミュージックエンタテインメントは日本のソニー株式会社の100%子会社である事とBMG JAPANの販売元が松下グループの日本ビクター(2007年中に松下グループから離脱予定)の子会社であるビクターエンタテインメントが関わっている事がその理由である。
2005年10月、発売したCDにrootkitが存在することが発覚。 ソニーBMG製CD XCP問題を参照。
2007年11月、従業員がサポートを要求したソフトウェアが、不正なライセンスキーによって用いられていたことが発覚。翌年1月に賊版ソフトウェアの使用・ライセンス違反により30万ユーロの訴訟を起こされる。[1][2]
[編集] 主要なレーベル
- 旧ソニー・ミュージック側
- コロムビア
- エピック
- レガシー・レコーディングス
- ソニー・クラシカル
[編集] 経営者
元NBCのCOOだったアンドリュー・ラック (Andrew Lack) は、2003年にソニー・ミュージックのCEOに就任した。その後合併に伴い、ソニーBMGの初代CEO に就任する。
[編集] 出典
- ^ 「société vauclusienne attaque le géant Sony」2008年3月19日、La Provence.com
- ^ 「BMG Accused Of Using Pirated Software」 2008年3月26日、EDRI-gram
[編集] 外部リンク
- SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT (英語)
- Sony BMG Music Entertainment設立 (ソニー株式会社プレスリリース)
- ソニーBMG・ミュージックエンタテインメント 公式 YouTube チャンネル