セガ・システムC
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System C/System C2とは、セガが開発したアーケードゲーム基板である。
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[編集] 概要
同時代の業務用システム基板としてはローコストであることが特徴であり、実質的には家庭用ゲーム機メガドライブのアーキテクチャを拡張し、一部を簡略化したものである。 メガドライブと比較した場合、CPU動作クロックの高速化、VDPのカラーパレットの拡張などが行われている。 また、基板を2枚接続しての通信対戦機能、同社筐体「メガロ50」のムービングシートの制御などができた。
主にメガドライブへの移植を前提として、先行して業務用に開発されたゲームや、メガドライブに参入したサードパーティーの業務用作品などが供給された。 また、キッズマシンやプリント倶楽部などでも多く使用されている。後者はビデオキャプチャ機能に合わせた表示クロック微調整などのカスタマイズがされており、完全な互換性はない。
[編集] 仕様
- CPU:68000(?.??MHz)
- ワークRAM:64KB
- VDP:
- 解像度:320(256)ドット×224ライン
- VRAM:64KB
- BG:2画面
- スプライト:最大80個
- 同時発色数:32768色中128色(BG、スプライトに16色カラーパレット各4)
- サウンド:YM2612 4オペレータFM音源 6ch μPD7759 ADPCM(システムC2のみ)
[編集] 主なタイトル
特記事項無しのものはシステムC2。
[編集] サードパーティー開発
- サンダーフォースAC(テクノソフト)
- ずんずん教の野望(港技研)
- ぷよぷよ(コンパイル)
- ぷよぷよ通(コンパイル)
- OOPARTS(サクセス、未発売)