スラックキーギター
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スラックキーギター (Slack-key guitar) とは、ハワイの音楽でよく使われるが、ギターの種類や形式ということではなく、ギターのチューニングと奏法の総称である。基本的にオープン・チューニングであり、その組合せは奏者によって無数にあるといってもいい。チューニングにも名前があり、代表的なものに「タロパッチ」がある。
タロパッチとは、ハワイの人たちの主食のタロイモの水田のことである。タロパッチチューニングにもいくつかの組合せがあり、もっともポピュラーなのはオープンGチューニングで、6弦からD-G-D-G-B-Dである。次によく使われるのが「Gワヒネチューニング」でタロパッチの3弦を半音下げたD-G-D-F#-B-Dである。ワヒネはハワイ語で女性という意味。やさしいマイナーな曲向きである。スラックキーギター奏者の第一人者は山内雄喜である。