スピン・シティ
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スピン・シティ (SPIN CITY) は、アメリカで1996年-2001年まで放送されたヒットコメディ。海外ドラマで、シットコムのひとつ。日本でもTBS、Super! drama TVにて放送されていた。
全145話。
マイケル・J・フォックスが第1シーズンから第4シーズン(第1話~第100話)まで主演を務め、 フォックスがパーキンソン病治療のために番組を降りたあとの第5-6シーズン(第101話~第145話)はチャーリー・シーンが主演を務めた。 (フォックスはその間エグゼクティブ・プロデューサーとして番組に参加していた)
番組の舞台は大都市・ニューヨークの市庁舎。 マイク・フラハティ(マイケル)は市長補佐官として仕事にも私生活にも大忙し。 市長のランドール・ウィンストン(バリー・ボストウィック)は何かとトラブルメーカーで その処理をするのもマイクの役目だ。
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[編集] 主な登場人物
マイケル・フラハティ…市長補佐。主人公。有能な官僚として、市長や部下からも多大な信頼を寄せられている。愛称はマイク。(マイケル・J・フォックスのスピン・シティ-第1~4シーズン)
ランドール・ウィンストン…ニューヨーク市長。主人公マイクの直属の上司に当たる。お惚けの性格で、何かとトラブルを起こす困った政治家である。
ポール・ラシター…報道官。体格だけがよい、いわゆるデクノボウで、基本的に何をやってもうまくいかず、期待もされていない。記者から少し難しい質問を受けると「わかりません」としか言えない。常軌を逸したケチであり、金に細かい。
スチュアート・ボンデック…市長補佐のアシスタント。マイクの部下。大きな黒縁のメガネをかけている。性欲旺盛で、モテないセクハラ男。仕事中もセックスのことしか考えていないが、ひょんなことで力を発揮することもある不思議な男。
カーター・ヘイウッド…マイノリティ担当。第1話で市庁舎に雇用された。新入りにもかかわらず非常に有能で、市長からも信頼を勝ち取っている。ゲイであり、そのことはシリーズ全般を通してネタにされている。ラッグズという誰からみても醜い犬を可愛がっている。
ジェームス・ホバート…スピーチライター。ウィスコンシン州出身の純朴な田舎者の青年で、スタッフの中でも一番若く、周りからは「坊や」と揶揄されている。ポールと共によくスチュアートにコケにされる。一時スピーチライターを首になり、「市長補佐補佐」なる役職に就く。
ジャネル・クーパー…市長の秘書。シリーズ前半から市長と交際をはじめ、それが新たなトラブルの火種となる。
ニッキー・フェーバー…会計担当。シリーズ中盤からマイクと交際を始める。
ステイシー・パテルノ…マイクの秘書。イタリア系だが、ユダヤ系、プエルトリコ系など様々な人種を装うことが出来る特技を持つ。結婚願望が強く、いい男を捕まえようと躍起になることもしばしば。
ケイトリン・ムーア…選挙参謀。市長の上院選出馬のために雇われた。ハーバード大学出身の才色兼備の女性。自分の容姿にやや自意識過剰気味。
チャーリー・クロフォード…市長補佐。マイクの後任として雇われた。かなりの女好きでプレイボーイ。(チャーリー・シーンのスピン・シティ-第5・第6シーズン)
[編集] 演出
シットコムという近年の日本においてはなじみの薄い手法である。30分構成の中に、3~4分ごとの様々なシチュエーションが用意され、登場人物たちの会話を中心に物語が綴られている。 要所要所に笑い声が挿入されており、視聴者の笑いを誘う。
[編集] その他
- 2008年5月現在、日本ではビデオ化されていない。