ジョン・ステイナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
交響曲 - ピアノ協奏曲 |
ピアノソナタ |
ヴァイオリン協奏曲 |
ヴァイオリンソナタ |
弦楽四重奏曲 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
イベント |
音楽祭 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
ジョン・ステイナー(Sir John Stainer, 1840年6月6日 - 1901年3月31日はイングランドの作曲家・オルガニスト。
サウスワーク出身。セントポール大聖堂の聖歌隊員を務め、16歳で、タンベリーに新設されたセント・マイケルズ・カレッジのオルガニストに任命される。1860年にオックスフォードのモードリン・カレッジのオルガニストに就任するが、1872年にセントポール大聖堂に移籍した。聖歌隊の訓練や、オルガン奏者としての基準の設定といった、聖公会のためのステイナーの活動は、こんにちにも影響を残している。教育界でも活躍し、1889年にオックスフォード大学音楽科教授に就任し、西欧中世の音楽の先駆的な研究を指揮した。作曲家としては膨大な数の宗教曲を、玉石混淆ながらも残しており、カンタータ《磔刑The Crucifixion 》やアーメン・コーラスのほか、たくさんの賛美歌がある。《磔刑》は、評論界からの嘲りにもかかわらず、イギリスの多くの聖歌隊のレパートリーに生き残り、聖週間の受難カンタータとして演奏されている。
1871年に、H.R.ブラムリー師と協同で『新旧のクリスマス・キャロル集Christmas Carols New and Old 』を編集・出版しており、その中には、こんにちでも英語圏でクリスマスに好んで歌われ、あるいは演奏される、24の定番のキャロルが集録されている。
因みに、小栗虫太郎の衒学的奇書「黒死館殺人事件」の作中にステイナーの名が現れている。
[編集] 参考書籍・関連リンク
- Peter Charlton - John Stainer and the musical life of Victorian Britain (Newton Abbot: David & Charles, 1981)
- H. R. Bramley (ed. words) J. Stainer (ed. music) Christmas Carols, New and Old (London, Novello, 1871)
- The Oxford Book of Carols (Oxford University Press, 1928), pp. xvi-xvii.