サタデーバチョン
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サタデーバチョンは、ラジオ大阪で1976年~1991年に放送された深夜番組。放送時間は、毎週土曜日~日曜日の23:00-1:00、メインパーソナリティは浜村淳。
[編集] 概要
[編集] 放送内容
元々は深夜帯番組「ヒットでヒット バチョンと行こう!!」という番組が母体だった。それが編成上の関係で打ち切られた後、同番組のパーソナリティの一人だった浜村淳司会の週末ワイド版としてスタートした。
番組進行は、まず映画の試写会招待を兼ねた新作映画の紹介からはじまる。浜村お得意の熱演や殆どラストまで語ってしまう詳細な説明(「アホにものいうような」とも評された)は、特にファンから好評だった。その後、番組テーマ曲の『女が町にやってくる』(演奏:ホルストヤンコフスキー楽団)に乗せてタイトルコール。
番組本編は時事の話題が中心だが、他に『源氏物語』や『古事記』、リスナーから寄せられた怪談などをテーマにしたラジオドラマも放送、いずれも浜村自身が主演していた。
また、番組ではリスナーから寄せられたアニメソングのリクエストにも応えており、このためこの番組はアニラジに分類される事もある。曲をかける際には、エアチェックするリスナーの便を計って「いちにのさん音楽スタート!」という掛け声をかけるのが恒例。
ただ、浜村にアニメの知識があるわけではないので、投稿されてきたネタで月刊OUTのウソ企画である「世界のアニメは今」というネタ(バリバリ伝説が、中国では自転車レースになっていたり、蒼き流星SPTレイズナーがソ連では赤になっていたり、アメリカでは天才バカボンが大人気で若い女性の間では『フールボンズ・ファーザー』のファッションが流行、など)を真に受けて本当のこととして放送したりしていた。
宝塚ファンからの葉書も多数よせられたが、浜村は、宝塚ファン向けの番組もあるだろうと、やんわりとそちらにさしむけた。
24:00には『午前零時のバチョンクイズ』というコーナーがあり、リスナーと電話をつないでのクイズを行っていた。
24:30頃には『思い出は映画と共に』のコーナーがある。このコーナーは、リスナーから寄せられた映画にまつわる思い出話をニニ・ロッソの『夜明けのトランペット』をBGMにして、情感豊かに読み上げるというもの。
また、年二回、聴取率調査にあわせて、アニメソングベストテン、漫画の本全巻プレゼントという行事も行っていた。
関西圏のラジオファン、アニメファンから好評を博した番組だったが、1991年9月に惜しまれつつ終了した。
アシスタントの「ひさやん」の結婚、妊娠を浜村が知った回は、浜村も腹が立ったのか、ひさやんが放送中「イタイ」と叫ぶこともあり、浜村がつねるか何かしていた。
ひさやんの実家がとんぺいやきの製造発売元であることも、ネタとなった。