サステイン
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サステイン (英:sustain) は、音を持続させること。
英語では本来「支える、持続させる」と言う意味の動詞である。しかし、日本語では「サステインがある(=音がよく伸びる)」のように名詞として使われる傾向にある。サスティン、サスティーンとも誤記されることもある。
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[編集] 概要
発音動作によって楽器が音の発生を開始した後に聞こえる余韻を指す(この場合の発音動作とは、ピアノの場合は弾鍵によりハンマーが弦を叩く事、ギターの場合は指またはピックで弦を弾く事、などを指す)。
いわゆる「響き」の要素に直接関係するため、一般的には、生楽器及びエレクトリック・ギターなど音を電気的に増幅する楽器とも、音質の良し悪しを決定する要素として論議される例が多い。通常は楽器そのものの構造や材質によって決定されるが、音を電気的に増幅する楽器では電気的な付加装置で補正或いは拡張を行う場合もある。
[編集] 鍵盤楽器
ピアノの鍵盤は発音後に鍵を離すとダンパーと呼ばれる消音装置により消音されるようになっている。しかし、ダンパーペダル(通常、複数のペダルのうち最も右にある)を踏むと全ての弦のダンパーを弦から離した状態で支えることができ、鍵を離した後も弦の余韻を残すことができる。
詳細はピアノ#ペダルを参照
電子鍵盤楽器において、ピアノのダンパーペダルを模した機能を持つペダルはサステインペダルと呼ばれる。一部の電子オルガンなどでは足踏みペダルではなく膝で横向きに押すレバー(ニーレバー)に同様の機能を設定できるようになっている。
[編集] シンセサイザー
アナログ楽器とシンセサイザーでは、言葉の用法が異なっている。アナログ楽器のサステインは、発音の後に続いて聞こえる余韻を指す。 一方、シンセサイザーのサステインは、ADSRにおける減衰(ディケイ=Decay)から余韻(リリース=Release)にいたる持続部分を指す。従ってアナログ楽器においてサステインと呼ばれる要素はシンセサイザーでのリリースに相当する。
[編集] エレクトリック・ギター
エレクトリック・ギターに使用し長時間の持続音を得るために開発された機器としてサステイナーがある。この呼称は元々は音色を加工するエフェクターのうちコンプレッサーの一種を指すものだった。その後、サステイニアック(Sustainiac)やフェルナンデスのサスティナー(Sustainer)など、電磁気的フィードバックによって弦の振動を持続させるシステムが開発された。