コングルGood
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
漫画作品 |
日本の漫画作品 |
漫画家 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
コングルGood(こんぐるぐー)は、「コミックボンボン」(講談社)誌上において1995年に読切作品として掲載された後、1996年より連載した少年漫画作品。作者はきむらひろき。単行本は全3巻(現在絶版)。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 概要
舞台は、海に面したとあるコンビニエンスストア「コングルGood」。話の大筋は料理漫画で、主人公カカオが、普通のコンビニに市販されている物で手軽に作れる「コンビニグルメ(略してコングル)」を作って周囲を喜ばせる。コングルを食べたものは、皆一様に「コングルGood!」と叫ぶことでその美味しさを表現する。
毎回、読者からアイデア料理を募り、話中で紹介する方式を取っていた。コングルの誕生については、単行本1巻に収録されている「コングルGoodはじめて物語」で紹介されている。
[編集] 登場人物
- カカオ
- コングルGood店長一家の一人息子。週末には店長を務め、普通のコンビニを“子どもたちの店”に様変わりさせる。コングルの創始者であり、商品を見て瞬時に面白料理を思いつくほど発想に優れている。私立パプリカ小学校6年生。運動能力も秀でているようでスケボーが得意(コンビニへの出勤にも使用する)だが、勉強は大の苦手で字も下手(そのせいで、-5点と言う点数を付けられた)。ヘビを素手で掴む、3mはある海へ平気で潜る、岩場から「二回転ひねり」ジャンプを決めるなど一見怖い物知らずだが、実はお化けが超苦手。小さいころからあんずの事が大好きだった。コングルへのこだわりは勿論、料理そのものへの興味も次第に強めていく。
- ポテトト
- 料理用ロボット。幼い頃からカカオと共に育ってきた。発明者はカカオの父。語尾に「ポ」がつく。
- トレ夫
- 流行に敏感なお坊ちゃま(名前の由来はトレンディから来ている)。店の常連でカカオの友人。話の進行役が多い。毎回髪形が変わる(髪型のアイディアは読者から募っていた)。
- あんず
- カカオの幼馴染みにしてコングルGoodのアルバイト店員。カカオに好意を寄せているがそれを表には出せずにいる。家は空手道場で自らも黒帯。師匠である祖父より強い。
- 万方太郎(まんぼうたろう)
- 激うまんぼう株式会社の社長。頭がマンボウなのが特徴。コングルGoodの存在を疎み、店をのっとろうと何かにつけて絡んでくる所謂悪役。息子にロボット製作のエキスパートである万方小太郎がいる。本心では料理の天才であるカカオを欲しており、物語終盤で超一流の料理人というもう一つの顔と共にその本心を表に出し、カカオに勝負を挑んだ。
- 多古田
- 万方の秘書。モチーフはタコ。
- 黒胡麻
- 具留米の里(ぐるめのさと)具留米流料理忍七代目頭首。カカオに料理勝負を挑み敗退するが、以降良き好敵手として度々登場。カカオとの友情を深めていく事になりスランプに陥ったカカオに助言をしたりもした。多彩な忍術を駆使し料理をするシーンはやや滑稽。性格が暗いためか、読者人気が意外と少ない。カカオにもその点を指摘された。
- 白胡麻
- 黒胡麻の妹。料理忍としての経験が浅く忍術も思うようにいかないが、負けん気は強い。美的感覚がおかしく、カカオと巨大蛙を入れ替えてもばれないと思っていた。兄のことを料理人としてとても尊敬している。
- ババア(お米)
- 主として物語の邪魔になる役回りの多いカカオの祖母。大抵のギャグパートを担う。無類のアイドル好き。料理の腕はそこそこと思われる。
- 立ち読みさん(橋本照男)
- コングルGoodの地下に住み着いている常連客。気がつくと登場している。カカオがピンチを切り抜けるアイデアのきっかけになったこともある。脇役だが、重要な役割を担っている。
[編集] 外部リンク
- きむらひろきがおはなしします:作者きむらひろきの公式サイト