ケーターハム
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ケーターハム・カーズ (Caterham Cars) は、スポーツカーのみを生産するイギリスの自動車メーカーである。
ロータスのディーラーを営んでいたグラハム・ニアーンが、ロータスのセブン生産中止にともない、その製造販売権を生産設備と共に購入し1973年に設立した。以後現在に至るまで、エンジンやリアサスペンション等に独自の小変更を加えながらセブンのみを製作・販売している。
ちなみに「『ケーターハム』という呼び名は日本でのみ通じるもので、正確には『ケイタラム』または『ケイタアム』のほうが発音が近いとされる」との説があるが、実際に現地で確かめると「ケイタハム」と発音されているで、あえて訂正の必要はない。
拠点は3つあり、社名にもなったケーターハムにショールームとオフィス、ミッドランドにショールームとワークショップ、ダートフォードに工場などの生産拠点を構えている。
ケーターハムの特徴は、通常の自動車製造業ではなく、部品を外注し、それを組み立てるバックヤードビルダーという点に終始しているところである。そのため、ダートフォードにある工場は、正確には「生産」ではなく、「組み立て」のみを行っている。大規模な生産設備を持たないがために、従業員は100人以下と、著名な企業にあって実に少ない。
その中でも、メインファクトリーのラインには通常25名の従業員がいるだけである。そのラインは、建屋の中央にある通路の左右に二本あるだけであるが、その内の一本は、顧客が自分で完成させるためのラインであり、基本的に「組み立て」産業である自動車産業の中で、この会社を特徴を表す。
セブンをロータス製と区別する必要がある場合は、ケーターハム・スーパーセブンと呼ばれている。ケーターハムのオーナーは、ロータス製とケーターハム製に限り本物で、他はレプリカもしくはクローン車と見なす傾向があるが、様々な手が加えられて本来のロータス製セブンとはかなり異なっており、実際には改善されたレプリカもしくはクローン車である。
2005年初頭に元ロータスゼネラルマネージャー、アンサー・アリを中心としたMBI(management buy-in) により買収され、ディーラー時代を含め40年間会社を率いてきたグラハム・ニアーンの手を離れた。新たな経営陣の元でケーターハムは独立した企業として従来と変わらずセブンの製作を続けている。
2005年、CSRモデルを発表。
2007年、スーパーセブン生誕50周年。フォード製シグマエンジンを搭載した「ロードスポーツ」を発売。
[編集] 外部リンク
- ケーターハムの公式サイト(英語)
- スーパーセブン・カーズの公式サイト(日本語) - 日本における正規輸入元