ギ酸メチル
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ギ酸メチル | |
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IUPAC名 | メタン酸メチル |
分子式 | HCOOCH3 |
分子量 | 60.05 g/mol |
CAS登録番号 | [107-31-3] |
密度と相 | 0.98 g/cm3, 液相 |
融点 | -100 °C |
沸点 | 32 °C |
SMILES | O=COC |
ギ酸メチル(ギさんメチル、Methyl formate)はギ酸のメチルエステルである。エーテル様の香りを持つ透明の液体で、蒸気圧は高く、表面張力は小さい。
[編集] 合成
実験室レベルでは、ギ酸メチルはメタノールとギ酸の縮合反応によって作られる。
しかし工場レベルでは、強塩基の存在下でメタノールと一酸化炭素を反応させて作られる。
[編集] 利用
ギ酸メチルはホルムアミド、N,N-ジメチルホルムアミド、ギ酸の合成の原料として用いられる。高い蒸気圧を利用して速乾剤に用いられる他、殺虫剤やある種の薬剤の原料にも使われる。歴史的には冷却材としても用いられていた。より安全な冷却材が開発されるまで、ギ酸メチルは二酸化硫黄に代わって冷蔵庫用の冷却に使われた。