ギ・ド・モーパッサン
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アンリ・ルネ・ギ・ド・モーパッサン(モパサン)(Henri René Albert Guy de Maupassant、1850年8月5日 - 1893年7月6日 )は、フランスの詩人、小説家、劇作家。代表作は「脂肪の塊」、「女の一生」など。
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[編集] 略歴
ノルマンディー出身。母親の友人フローベールに師事し、文学を志した。普仏戦争で軍役に就いた後、役人生活の傍ら小説を執筆。1880年、「脂肪の塊」を発表し、世に認められた。「女の一生」(1883年)、「死のごとく強し」(1889年)など約10年の間に多くの作品を発表。彼の独特の文章はリアリティにあふれ、日本でもよく読まれている。1891年頃から精神を病み、1892年に自殺未遂を起こし精神病院に入院。翌1893年に死去。
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[編集] 作品リスト
- 脂肪の塊 Boule de suif
- 女の一生 Une Vie
- 太陽の下へ Au Soleil
- 死のごとく強し Fort comme la Mort
- 吾等の心
短編小説 *母親 *椅子直しの女 *山小屋 *手
[編集] 逸話
- モーパッサンは1889年にパリに建てられたエッフェル塔を、建設段階から「『ノッポのピラミッド』とか『巨大な醜い骸骨』のようでパリの名誉を汚す」などといった理由で嫌っていた。エッフェル塔を見るのも忌々しかったらしく、「エッフェル塔が見えない唯一の場所だから」という理由で、エッフェル塔の1階にあるレストランによく通っていたという。
[編集] 関連項目
[編集] 映像化
※『ベラミ』映像文学全集シリーズDVD発売元 http://www.ivc-tokyo.co.jp/
[編集] 外部リンク
- モーパッサン ギ・ド:作家別作品リスト(青空文庫)
- 伝記 書誌学 総括(フランス語)