ギャングエイジ
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ギャングエイジとは、排他的な遊び仲間を求める児童期のことを指す。
幼児期の友人関係は、機会的で継続性がない。たまたま遊び場に居合わせれば友人であり、そこを離れれば友人関係は消滅する。しかし、学齢期に達すれば、友人関係は固定化し、継続性のあるものとなる。
この年齢の友人関係は、他世代を寄せ付けず、また同世代であっても特に認めた相手にしか友人関係の門戸を開かない。そうして、友人関係に迎え入れるに当たっては、儀式などを行い、自己犠牲的な友情を要求する。例えば、集団で万引きを行って、その中の一人が捕まっても、誰が共犯関係にあるかは、絶対に口を割らない。
やがて思春期に達すれば、関心の対象は内面の世界に移行し、ギャングエイジは終焉する。ギャングは単に徒党、仲間の意であり、強盗集団のような意味ではない。