エルネスト・マルセル
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エルネスト・マルセル(Ernesto Marcel、 1948年5月23日 - )は、パナマ出身の元プロボクサー。元WBA世界フェザー級チャンピオン。スピードと技巧で王座4度防衛を達成。
[編集] 経歴
長身、スピーディな試合巧者で、1971年、時のWBC世界フェザー級チャンピオン柴田国明に挑戦、柴田の強打を巧みに封じたが、引分けで涙を呑む。しかし翌1972年、アントニオ・ゴメスに判定勝ちしてWBA世界フェザー級世界王者となる。
前王者ゴメスや日本のスパイダー根本らを相手にタイトルを4度防衛後した後、チャンピオンのまま引退。これは母の希望に従ったものだという。最後の防衛戦で後の名王者アレクシス・アルゲリョを判定に退けた試合が光る。
[編集] 通算戦績
47戦41勝(24KO)4敗2引分け