アルメリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルメリア(Almería)はスペインの都市。アンダルシア州アルメリア県の県都。人口は約18万2千人(2005年)。
サッカークラブチームUDアルメリアの本拠地。
[編集] 地勢・産業
地中海のアルメリア湾に面する港湾都市。缶詰などの産業が発展している。白アルメリアブドウの生産で有名で、その他製塩、美しい大理石の切り出しでも知られる。コスタ・デル・ソル(太陽海岸)に位置しており、多くの観光客も訪れる。近隣の都市としては、約100キロ北西のグラナダ、50キロ西のアドラなどが挙げられる。シエラネバダ国立公園にも近い。
[編集] 歴史
フェニキア人が設けた拠点ウルキ(Urci)が街の起源である。その後、ローマ帝国、西ゴート王国の支配を経て、イスラーム勢力によって征服された。10世紀、後ウマイヤ朝のアブド・アッラフマーン3世によって大規模な街の開発が行われた。当時チュニジアに建国され、後ウマイヤ朝と対立していたファーティマ朝に備える必要があったことが背景とされる。15世紀後半、レコンキスタ(再征服運動)を推進していたスペイン王国によって征服され、再度キリスト教化された。