アルザマス
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アルザマス(Арзамас, Arzamas)はロシア連邦ニジニ・ノヴゴロド州の都市。オカ川の支流チョーシャ川の右岸に位置する。人口は107,300人(2004年)。
ニジニ・ノヴゴロド市から南に112km。モスクワから410km。
[編集] 歴史
16世紀にイヴァン4世(雷帝)によってこの地に要塞が築かれた。アルザマスの要塞はロシア帝国の南東部の国境の守備に大きな役割を果たした。このことは、1781年8月16日に定められた市章に描かれた盾に象徴されている。
1719年にニジニ・ノヴゴロド県の一地方の中心都市となった。1737年の人口は7,000人に達した。1779年にアルザマス郡が設置される。
17世紀以降、アルザマスはモスクワからロシア南東部へ至る中継地として重要な都市となり、商業が盛んになった。
多くの教会など、アルザマスには130を越える歴史的な遺物があり、ロシア連邦の歴史都市の一つとされている。