アリバイ
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アリバイ(alibi) 又は現場不在証明(げんじょうふざいしょうめい)は、犯罪等で被疑者が犯行に関わっていない事を証明する手段の一つ。ラテン語のalius ibi(他の場所に)に由来する。
犯行が行われた際、被疑者が行っていた行動や滞在していた場所等を示し、犯罪の直接的な実行が不可能であったことを証明するもの。
裁判に於いて、被疑者のアリバイの有無は犯行の可能性を左右する重要な要素である為、弁護側と検察側の間でしばしば争われる。又、証人が被疑者のためにアリバイを偽装する事は違法であり、偽証罪や犯人隠匿罪等に問われる。
推理小説に於いてはアリバイの偽装工作が見せ場となっており、其々の作家がアイデアを凝らしている。アリバイもので著名な推理作家としてはF・W・クロフツやヘンリー・ウェイド等が居る。