アムンゼン湾
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アムンゼン湾(Amundsen Gulf)はカナダのノースウェスト準州、北緯70度西経120度にある湾。バンクス島、ビクトリア島が北と北西に在り、南は準州の本土部分である。湾は奥行き約402kmで、ボーフォート海に面する場所での幅は約150kmである。
アムンゼン湾は1903年から1906年にノルウェーの探検家ロアール・アムンセンが探検した。この湾は大西洋から太平洋へ至るルートである有名な北西航路の西端である。
湾の周辺はほとんど無人であるが、それでもいくつかの町やコミュニティ(サックスハーバー、ホールマン、ポーラツク)が存在する。湾の北にはプリンスオブウェールズ海峡が在る。南東に向かうとドルフィンアンドユニオン海峡、シンプソン湾を経由してコロネーション湾に至る。
湾は全域がツンドラ気候 (Arctic Tundra climate region) であり、冬は非常に寒くなる。冬の終わりには湾は海氷に覆われる。大部分の氷は7月になくなるが、8月まで残る場所もある。