アウディ・A2
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A2は、ドイツの自動車会社アウディが1999年から2005年まで製造していたスーパーミニ・カー。
特徴はオールアルミボディを使用していることである。アウディ・A8同様のアルミスペースフレーム構造であり、A8以上に機械生産化率が引き上げられている。
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[編集] 概要
アウディのエントリーモデルとして開発された。オールアルミニウムボディの採用は軽量化に貢献し、ライバルとして挙げられるメルセデスベンツ・Aクラスと比べ200kg以上軽い。また直噴ディーゼルエンジンで低燃費を目指す為に開発された1.2リッターTDIエンジンを搭載した仕様は、走行抵抗の小さい専用のタイヤやアイドリングストップ機構の採用、さらに標準のA2に比べて135kgもの軽量化が行われ、100kmを3リッターの燃料で走る、いわゆる3リッターカーとして発売された。
斬新なテクノロジーをふんだんに使ったA2であったが、セールスは伸びず2005年に生産中止、後継モデルも発売されず、現在1代きりのモデルとなっている。
[編集] グレード
- A2 1.2 TDI (EU3) 45 kW ASG
- A2 1.2 TDI (EU4) 45 kW ASG
- ディーゼルエンジン
- A2 1.4 TDI 55 kW 5-Gang
- ディーゼルエンジン
- A2 1.4 55 kW 5-Gang
- A2 1.4 TDI 66 kW 5-Gang
- ディーゼルエンジン
- A2 1.6 FSI 81 kW 5-Gang
- ガソリンエンジン
[編集] 日本で販売されなかった理由
当初は1.4リッターのガソリン仕様が導入されると伝えられていたものの、結局日本には正規輸入がされたことがない。ガソリンエンジン車のAT仕様がない(ディーゼルエンジン車には5速ティプトロニックがある)のが最大の理由。又、アルミボディをこのBセグメントに持ち込んだというコンセプトが日本市場で理解されにくいと判断され、さらにA8では成り立っているサポート体制も確立も難しく(破損時の修理が難しい)、この車に掛けられているコストもそれなりに高いことで価格設定が難しいことから、アウディジャパン(当時)はA2の国内導入を見送った。但し若干台数が並行輸入されている。
A2はガソリンエンジンモデルのAT仕様の追加を待たずに一世代限りで生産終了し、総生産台数は約17万台であった。競合車となり得たメルセデスベンツ・Aクラスの生産規模は100万台超であり、商業的にはドイツ始め欧州においても不成功であったと言える。
[編集] その他
A2のボンネットはヒンジを持たず、エンジンにアクセスするためにはボンネット全体を取り外す必要があった。そのためエンジンオイルの確認等、日常的なメンテナンスは独立して開くフロントグリルから行うことができた。