るなぱあく
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るなぱあくは、群馬県前橋市にある遊園地。前身は「前橋市中央児童遊園」で、1954年(昭和29年)に開園した。2004年(平成16年)4月、市民公募によって「前橋るなぱあく」の愛称が付けられた。正式名称は前橋市中央児童遊園である。コンセプトは「にっぽんいちなつかしいゆうえんち」。
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[編集] 概要
るなぱあくはの前身は、1954年前橋市が周辺町村と合併した記念に開設された「前橋市中央児童遊園」である。2006年4月1日から指定管理者制度が適用され、NPO法人『波宜亭倶楽部』(理事長: 野本文幸)が指定管理者として経営する、公立民営の遊園地である。面積はサッカー場2面ほど、飛行塔、豆汽車、ミニヘリコプター、豆自動車、メリーゴーランド、くじらの波乗り、ウエブスターライド、くるくるサーキットの8種の大型遊具、木馬5台、小型遊具11台という小さな遊園地である。
入園料は無料、大型遊具が一人1回50円、木馬と小型遊具は1回10円で、雑誌『アクティブじゃらん』によると、日本一安い遊園地とのことである。料金制度の最大の特徴は、3歳以下の子供に付き添う大人は無料という制度があることである。これは、低年齢児の安全確保のために、付添者の添乗を義務付けている代わりに、料金を取らないという安全対策を優先しており全国でも珍しい。
遊具の中には、全国的に貴重なものが多数ある。まず、もくば館とそこに設置されている5台の電動木馬は1954年製で、2007年に、国の登録有形文化財に登録された。全国の遊園地で、稼働中の遊具で登録文化財となっている唯一のものである。この木馬は、ナムコ社(現バンダイナムコ社)の前身の中村製作所が、横浜の百貨店に設置した最初の遊具と同じ電動木馬であり、現在日本で稼動しているのは、るなぱあくの5台のみである。ナムコ社創業50年式典にも出展されている。豆自動車は、製造メーカーのトーゴ社がすでに倒産現トーゴ九州しており、他のメーカーで同種の乗り物を製造しているところはない。自走式ジェットコースターであるウエブスターライドは、8人乗りという極めて小さなもので、3歳以下の子どもでも付添者がいれば乗れる日本唯一のものと思われる[要出典]。
るなぱあくのキャッチコピーは「日本一なつかしい遊園地」で、「ゆっくり大きくなる子どもたちのために」をモットーに運営を行っており、支持を拡大している。
[編集] 利用情報
[編集] 開園時間
- 3月~10月…9:30~17:00
- 11月~2月…10:00~16:00
- 夏休み期間の休日とお盆の3日…9:30~18:00
[編集] 所在地
[編集] 割引
- 平日の団体割引…
土日、祝日を除く平日に、団体で利用する人向けの一日券。 大型遊具は乗り放題。一人一日400円。 年齢・人数の制限はなし。 前日までに電話での予約が必要。
- 障害者の方へのサービス…
事務所に一声かけるだけで、通常料金の半額となる。
[編集] 愛称の由来
公募で決まった「前橋るなぱあく」の愛称は、萩原朔太郎の詩集「遊園地にて」である。この詩の「遊園地」という言葉に"ルナパーク"とルビがふられているため、命名の由来は、萩原朔太郎ゆかりの公園から選ばれた(前橋市発行の広報誌である「広報まえばし」2007年12月15日号No.1354の5ページにおいて確認済み)。