お茶の水女子大学附属中学校
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お茶の水女子大学附属中学校(おちゃのみずじょしだいがくふぞくちゅうがっこう)は、東京都文京区大塚にある国立(現在は国立大学法人)のお茶の水女子大学の附属中学校。お茶の水女子大学自体及び附属高校は女子校だが、附属中学校までは男女共学。男女構成比は1:2。
[編集] 概観
一般的な通称は「お茶女」または「お茶の水」だが、在校生や卒業生・学校関係者などは「お茶中」と呼んでいる。これは、ほかの附属校(附属幼稚園、附属小学校、附属高等学校、大学)と区別するためである。中学校受検では学費も低額で人気があるため、女子の中学からの入学は超難関校の一つである。男子生徒は高等学校での受け入れがない。このため3年後にまた別の学校を選ぶことになり不利であるが、女子と共に自由と自立の校風の中、のびのびと勉学、スポーツに励んでいる。 生徒の男女比は1:2と決まっており生徒のうち2/3が女子生徒であるため、しっかりとした女子に穏やかな男子という校風も伝統であり面白い。
校歌である「みがかずば」は昭憲皇太后御製であり我が国初の校歌である。 また、私立女子校の「桜蔭学園」はお茶の水女子大OG「桜蔭会」が造った学校であり「お茶の水」の流れを基に日本屈指の女子校と成長した。
[編集] 学生生活
- グラウンドは大学と共用している。中学校独自のグラウンドはテニスコートのみ。
- 女子の制服はセーラー服で伝統の「お茶中ベルト」を着用する。夏休み前から9月中旬ごろまでは「自由服期間」があり、これは制服でも私服でもどちらでも登校していい期間である。(ちなみに、この制度は生徒の意見を取り入れて作られた)
- 男子の制服は紺色の学ラン。
- 1年生は竹(帰国子女学級)、蘭、菊、梅の4クラス、2・3年生は松、蘭、菊、梅の4クラスに分かれている。略称はT(竹)、M(松)、R(蘭)、K(菊)、U(梅)