那覇バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 〒901-1105 沖縄県島尻郡南風原町字新川146-1 |
電話番号 | 098-882-7149 |
設立 | 2004年7月18日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | バス事業 |
代表者 | 那覇交通時代 宮城善兵(初代) 白石武治(2代目) 那覇バス時代 八亀秀幸(社長) |
主要株主 | 第一交通産業(100%) |
外部リンク | http://okinawa.0152.jp/ |
特記事項: 営業所数 那覇市内:2ヶ所 那覇市外:3ヶ所 計:9ヶ所 乗合部門営業路線数 那覇市内線:10路線 那覇市外線:8路線 計:18路線 観光部門営業路線数 定期観光:2路線 空港リムジン:4路線 計:6路線 車両数 乗合部門:147台 観光部門:105台 合計:252台 【2007年現在】 |
|
那覇バス株式会社(なはバスかぶしきがいしゃ)は、沖縄県南風原町新川に本社を置き、路線バス、観光バス事業を営む会社。福岡県北九州市に本拠を置く全国ネットの大手タクシー会社である第一交通産業の100%子会社である。
目次 |
[編集] 概要
- 那覇交通と首里バスとの統合により誕生した那覇交通株式会社は長く那覇市内線を独占。最盛期には市内線約15路線、市外線も10路線の運行を行っていた。当時は濃銀色に青帯の車体だったため、銀バスと呼ばれていた。
- 1990年ごろには琉球バス交通の前身の琉球バスと合併しようとしていた。そのころの準備として、両社の観光バスのデザインやカラーをほぼ同じにしたりした(現在でも琉球バス交通に合併準備塗装観光バス車両が存在)が、県や関係機関から猛反対され、合併はなされなかった。
- 1980年頃から、経営悪化を理由にし運賃値上げを実施、サービスの低下に伴い、利用者の減少を推し進める結果となった。その後、他社との競合区間の多い市外線中心に路線を順次廃止していったが、2003年には乗合バス会社4社の統合計画が白紙となり、計画していた再生計画が消滅。それに伴い、退職者により預金債権が差し押さえられ、給料支払いが困難となった。その為、同年6月には負債40億円以上を抱え、 民事再生法の適用を申請、自主再建を断念した。一時は破産の可能性も示唆され、他3社による那覇市内線代替運行計画も話し合われた。
- その後、2004年に第一交通産業グループが営業の全部を譲り受けることで合意。同年7月18日より那覇バスとして営業を開始した。しかし、新会社誕生の際に、第一交通による労働組合解散などの労働者側との対立が起こり、運転手が不足し、多くの路線で減便が行われた。なお、2005年末期には赤字から黒字への転換に成功した。
- 前述の通り、那覇交通と琉球バスとの統合は白紙となったが、2006年9月より民事再生法適用中の琉球バスが琉球バス交通として第一交通グループに入ったことにより、現在、2社のカラーが再び統一されようとしている。
- 沖縄県内で唯一ノンステップ路線バス(小型)を保有している会社である。また、バスロケーションシステムを導入している唯一の会社でもある。
- 車両はいすゞ、日野を中心に使用している。また、少数ではあるが、日産ディーゼル、三菱ふそうもある。
[編集] 車内放送
- 音声合成放送を全ての路線車両に搭載・採用している。使用機材はクラリオンである。
- 那覇バスで初の音声合成放送は、2006年7月に新設された新都心循環線である(路線開設時に合わせて購入した日野ポンチョに導入)。その後、2007年初めから同年4月頃までに順次8トラテープから音声合成放送装置に切り替えが行われ、全ての車両で音声合成放送化に至った。(沖縄本島内で8トラテープ放送を全廃したバス事業者は那覇バスが初)
- 2006年9月25日の那覇バス本社が三重城→新川に移転に伴い、路線が再編・経路変更された路線では、8トラテープのアナウンスが現在の音声合成放送の声で録音・放送されていた。
- 2007年度は車外行先放送(このバスは●●経由、△△行きでございます)、ドア閉時の「発車します」、降車ボタン押時の「次とまります」を使用・放送されていたが、2008年度の更新時に放送されなくなった。(つまり、停留所案内のみ使用。なお、行先案内と次とまります、発車しますは運転手がヘッドレスマイクを使用し直接アナウンスする。)
- また、2008年度の放送から一部路線で衛生上に関する注意事項が音声合成放送されるようになった。
[編集] 沿革
[編集] 那覇交通以前
- 1935年1月27日 「首里市営バス」が那覇市~首里市(現那覇市首里)間で運行を開始。当時那覇市~首里市(現那覇市首里)間は「新垣バス(琉球バス)」が運行されていたが激しい競争の結果、首里バスの独占運行になった。
- 1950年7月26日 再び「首里市営バス」が那覇市~首里市(現那覇市首里)間の運行再開。
- 1951年頃 米軍の指示により「首里市営バス」を民営化「株式会社首里バス」誕生。
- 1951年3月6日 「沖縄交通(桜)」誕生。
[編集] 那覇交通
- 1951年5月8日 「那覇交通株式会社(銀バス)」誕生。
- 1950年~1974年頃 「沖縄交通(桜バス)」と「那覇交通株式会社(銀バス)」が統一。「那覇交通株式会社」になる。
- 1974年8月1日 沖縄総合事務局の指導のもと「那覇交通株式会社」に「株式会社首里バス」を編入。
- 1988年7月6日 33番 (糸満(豊見城)線)、46番 (西原(首里)線)両路線が統合され33番 (糸満西原線)運行が開始された(最初は33番のみだったが、のちに路線すみわけのため46番も復活)
- 1992年11月3日 7番 (首里城空港線)運行開始。
- 1997年7月20日 石川市(現うるま市)の石川バスターミナルを廃止。7番 (首里城空港線)と26番 (石川(安慶名)線)も廃止となった。沖縄市に中部営業所を開設。124番 (知花(大山)線)、125番 (知花(首里)線)運行開始。
- 1998年8月1日 13番 (牧志線)、24番 (石川(大山)線)、25番 (石川(首里)線)、48番 (石川〜読谷線)、102番 (空港普天間線)廃止。13番 (石嶺空港線)、102番 (西原普天間線)運行開始。
- 2003年6月20日 民事再生法の適用を申請。
- 2003年8月10日 12番 (末吉線)、13番 (石嶺空港線)廃止。
- 2004年2月1日 124番 (知花(大山)線)廃止。
- 2004年4月25日 125番 (知花(首里)線)廃止。沖縄市の中部営業所と、那覇市の那覇営業所も廃止となる。25番 (普天間空港線)運行開始。
- 2004年4月28日 第一交通産業グループが営業譲渡につき合意。
- 2004年6月16日 光第一交通株式会社が商号変更、那覇バス株式会社となる。
- 2004年7月18日 那覇交通が2番 (国場線)、14番 (泊線)、33番 (糸満西原(末吉)線)、102番 (西原普天間線)を廃止。
[編集] 那覇バス
- 2004年7月18日 那覇交通から営業の全部を譲り受け那覇バス株式会社として営業開始。この際に大部分の路線でダイヤ改正をし、運転本数が大幅に減った。また定期観光バスの運休を決定。糸満市の糸満出張所が糸満営業所へ昇格。
- 2004年9月1日 33番 (糸満西原(末吉)線)運行再開。97番 (琉大(首里)線)経路変更。
- 2005年4月1日 定期観光バスの運行を再開。
- 2005年4月30日 9番 (小禄石嶺線)、11番 (安岡宇栄原線)路線延長。
- 2005年7月9日 95番 (豊見城南高校線)廃止。
- 2005年9月27日 新車観光バス24台購入。
- 2005年11月1日 コミュニティバス(ECOまーる・いちゃりバス)実証実験運行開始。
- 2006年2月1日 コミュニティバス(ECOまーる・いちゃりバス)実証実験運行終了。正式に路線バスとして6番 (那覇おもろまち線)運行開始。
- 2006年2月10日 定期観光コースがリニューアル。
- 2006年4月1日 1番 (首里識名線)経路変更。1番 (首里識名線)、5番 (識名(真和志高校廻り)線)、15番 (寒川線)、111番 (高速バス)の一部バス停名が変更、新設。(農業試験場入口→那覇インター前、新川入口→県立医療センター東口、新設→県立医療センター前 新設→県立医療センター 新設→鳥堀公民館前)
- 2006年6月1日 6番 (那覇おもろまち線)経路変更。
- 2006年7月2日 7番 (新都心循環線)運行開始。
- 2006年9月25日 那覇市西の三重城営業所を廃止。南風原町新川に新川営業所を開設。
- これに伴い路線の再編が行われ、1番の首里識名線が首里牧志線、3番の松川線が松川新都心線、5番の識名線が識名牧志線にそれぞれ変更され、新たに2番の識名開南線が新設された。また15番の寒川線と17番の石嶺(開南)線(石嶺線より変更)がそれぞれ起終点地及び経路を変更された。
- 新川営業所の開設により、それまで環状運転していた一部の市内線の運行区間が新川営業所を境に別路線として分断される形になったため、新川営業所を発着する路線(1番、2番、3番、5番)については、新川営業所において相互に乗り継ぎできるようになった。
- 2006年11月6日 コミュニティバス真和志線、小禄循環線実証実験運行開始(2007年1月12日終了)。
- 2007年2月11日 10番 (牧志新都心線)運行開始。
- 2007年3月1日 バスロケーションシステム本格運用開始。
- 2007年4月9日 17番 (石嶺(開南)線)経路変更。
- 2007年4月25日 1番 (首里牧志線)、3番 (松川新都心線)、5番 (識名牧志線)、6番 (那覇おもろまち線)、7番 (新都心循環線)、9番 (小禄石嶺線)、10番 (牧志新都心線)、11番 (安岡宇栄原(新都心)線)、15番 (寒川線)、17番 (石嶺(開南)線)の一部バス停名が変更(牧志(市内線専用)→三越前、松尾(市内線専用)→松尾二丁目、大道中央病院前→メディカルプラザ大道中央、おもろまち→那覇市水道局、おもろまち二丁目→県立博物館前、松川公園前→三原十字路)。
- 2007年4月28日頃 101番 (平和台安謝線)が2007年度中に廃止されることが決定。
- 同路線は2008年5月現在、廃止されていない。
- 2007年8月1日 10番 (牧志新都心線)が7番 (新都心循環線)を吸収する形で路線延長、7番は廃止。12番 (国場(壺川)線)運行開始。
[編集] 乗車方法
同バス会社の路線は那覇市内線と那覇市外線により乗り方が異なる。さらに市内線においても、10番と12番は他の路線と異なる。
市内線と市外線の区別は、系統番号表示の丸囲みの有無や色(市内線は緑、市外線は橙)で見分けられたが(6番及び那覇バスになってから導入されたLED行先表示車両は当初から例外)、経路変更等で方向幕を更新した市内線の番号表記には丸囲みがされておらず、また路線番号の表記字形や色も市外線を含めて全社的に統一されつつあり、見分けのつかないものが見られるようになってきている。
なお、市内線には基本的に20よりも小さい系統番号が割り当てられる(15番は運行開始当初は市内線であった経緯があるため例外)。
- 市内線(系統番号 1、2、3、5、6、9、11、17)
-
- 前のドアより乗る。
- 運賃を支払う。
- 降りるバス停の1つ手前通過後に降車ブザーを押す。
- 中(もしくは後ろ)のドアより降りる。
- 市内線(系統番号 10、12)
-
- 後のドアより乗る。
- 乗車整理券を取る(12番は均一料金のため、取らなくてもよい)。
- 降りるバス停の1つ手前通過後に降車ブザーを押す。
- 整理券の番号に対応した運賃を支払う。
- 前のドアより降りる。
- 市外線(系統番号 15、25、33、45、46、97、101、111)
-
- 前のドアより乗る(多くの場合、前にしかドアがない)。
- 乗車整理券を取る。
- 降りるバス停の1つ手前通過後に降車ブザーを押す。
- 整理券の番号に対応した運賃を支払う。
- 前のドアより降りる。
[編集] 営業路線
路線記事がある場合、概要以外(主な経由地、路線情報)の情報は各路線記事で取り扱っている(詳細は各路線記事を参照)。路線記事がない場合は、当記事で取り扱っている。
[編集] 那覇市内線
[編集] 新川営業所発着路線
- 1番 (首里牧志線)
- 概要:2006年9月25日より運行開始。南風原町の新川営業所を起点とし、那覇市の首里駅前、首里鳥堀町(バス停名は「鳥堀」、以下この表記)、三越前(国際通り)を経由して三重城で折り返し、同じルートで新川営業所に戻る路線。以前の1番(首里識名線)牧志廻りの新川までのルートを引き継いでいる。毎週日曜日のトランジットモール実施時は牧志を経由せず、牧志駅、開南を経由する。
- 主な経由地
- 本線
- 新川営業所-県立医療センター-首里駅前-首里城公園入口-メディカルプラザ大道中央-安里-三越前-久米-三重城-久米-三越前-安里-メディカルプラザ大道中央-首里城公園入口-首里駅前-県立医療センター-新川営業所
- トランジットモール実施時(日曜12:00~18:00)
- 新川営業所-県立医療センター-首里駅前-首里城公園入口-メディカルプラザ大道中央-安里-牧志駅-開南-久米-三重城-久米-開南-牧志駅-安里-メディカルプラザ大道中央-首里城公園入口-首里駅前-県立医療センター-新川営業所
- 本線
- 2番 (識名開南線)
- 概要:2006年9月25日より運行開始。南風原町の新川営業所を起点とし、那覇市識名、寄宮、開南を経由して三重城で折り返し、同じルートで新川営業所に戻る路線。以前の1番(首里識名線)と5番(識名線)の開南廻りのルートを引き継いでいる。
- 主な経由地
- 新川営業所-県立医療センター-真和志高校前-識名園前-識名-真和志小学校前-開南-商業高校前-三重城-商業高校前-開南-真和志小学校前-識名-識名園前-真和志高校前-県立医療センター-新川営業所
- 3番 (松川新都心線)
- 概要:2006年9月25日より運行開始。南風原町の新川営業所を起点とし、那覇市識名、安里、那覇新都心、泊高橋を経由して三重城で折り返し、同じルートで新川営業所に戻る路線。以前の3番(松川線)泊廻りのルートを引き継いでいる。以前三重城営業所発着だった頃は、三重城営業所が管轄している三重城発の路線では距離が最短だったが、新川営業所管轄に移りルートが変わってから、新川発の最長の路線になった。
- 主な経由地
- 新川営業所-真和志高校前-識名園前-寄宮-真和志支所前-工業高校前-メディカルプラザ大道中央-おもろまち一丁目-泊高橋-若狭-三重城-若狭-泊高橋-おもろまち一丁目-メディカルプラザ大道中央-工業高校前-真和志支所前-寄宮-識名園前-真和志高校前-新川営業所
- 5番 (識名牧志線)
- 概要:2006年9月25日より運行開始。南風原町の新川営業所を起点とし、那覇市繁多川、安里、三越前(国際通り)を経由して三重城で折り返し、同じルートで新川営業所に戻る路線。以前の5番(識名線)牧志廻りのルートを引き継いでいる。毎週日曜日のトランジットモール実施時は牧志を経由せず、牧志駅、開南を経由する。
- 主な経由地
- 本線
- 新川営業所-県立医療センター-真和志高校前-識名園前-繁多川-メディカルプラザ大道中央-安里-三越前-商業高校前-三重城-商業高校前-三越前-安里-メディカルプラザ大道中央-繁多川-識名園前-真和志高校前-県立医療センター-新川営業所
- トランジットモール実施時(日曜12:00~18:00)
- 新川営業所-県立医療センター-真和志高校前-識名園前-繁多川-メディカルプラザ大道中央-安里-牧志駅-開南-商業高校前-三重城-商業高校前-開南-牧志駅-安里-メディカルプラザ大道中央-繁多川-識名園前-真和志高校前-県立医療センター-新川営業所
- 本線
[編集] 那覇バスターミナル発着路線
- 概要:2006年2月1日より運行開始。那覇バスターミナルを起点とし、国場、沖縄大学前、松川を経由して、おもろまち駅前広場へ至る路線。2番 (国場線)(現在は廃止)の運行区間を一部変更(起点、終点の変更)したものと考えられる。2006年6月1日より一部経路が変更された。また、2006年9月25日より管轄営業所が三重城営業所から具志営業所に変更された。詳細は路線記事を参照。
- 概要:2007年2月11日より運行開始。那覇バスターミナルを起点とし、三越前(国際通り)、中之橋、メディカルセンター、那覇新都心地区(国際高校前、銘苅庁舎前、おもろまち駅前広場、メインプレイス東口、県立博物館前など)を経由し、再びメディカルセンター、中之橋、三越前を経由し、那覇バスターミナルに至る路線。運行開始日の2月11日より毎週日曜日の正午~午後6時に国際通り(パレットくもじ前~牧志駅の区間)でトランジットモールが実施されているが、時間内では唯一車両として同区間内の通行が認められている。車両に小型の新車ノンステップバス(ポンチョ)を使用している。2007年8月1日に7番 (新都心循環線)と合体することにより那覇新都心地区を経由するようになった。詳細は路線記事を参照。
- 12番 (国場(壺川)線)
- 概要:2007年8月1日より運行開始。南風原町の新川営業所を起点とし、那覇市上間、国場、壺川を経由して、那覇バスターミナルに至る路線。平日のみの運行で、那覇バスターミナル行きは早朝のみ、新川営業所行きは21時以降のみである。10番の出入庫回送を路線化したもので、10番と同じ車両を使用している。また、那覇~国場間で同じルートを走る6番は、那覇バスターミナルを基点に運行しているダイヤの関係で那覇行きの始発が7時台と遅く、逆に那覇発は21時台と早かったが、この路線はそれを補完する役目もある。
- 主な経由地
- 新川営業所-真和志高校前-上間-国場-古波蔵-壺川-県庁南口-県庁前-那覇バスターミナル
[編集] 具志営業所~石嶺営業所路線
- 概要:具志営業所を起点とし、小禄、三越前(国際通り)、首里山川町、首里儀保町(バス停名は「山川」「儀保」。以下この表記)を経由して、石嶺営業所へ至る路線。那覇バスのドル箱路線であり、市内線最大の運行本数を誇る。現在のルートになる以前は9番 (小禄線)だったが、当時の17番 (石嶺線)の牧志廻りと合体して9番 (小禄石嶺線)となり、現在に至っている。石嶺発の路線には田原廻りというのもあったが、現在は運行されていない。2005年5月1日に当時松川入口まで運行されていたものが現在のように具志営業所まで延長された。沖縄都市モノレール開通前の2003年5月ごろに那覇交通がモノレールとの競合区間が長いため当路線を廃止する計画があった。しかし、運行本数が多く、那覇交通の大規模な収入路線だったため計画は中止。但し、那覇バスへの営業譲渡時のダイヤ改正で本数が約3割減っている。毎週日曜日のトランジットモール実施時は牧志を経由せず、開南、牧志駅経由となる。詳細は路線記事を参照。
- 11番 (安岡宇栄原線)
- 概要:具志営業所を起点とし、小禄、壺川、安謝橋、古島、儀保を経由して、石嶺営業所へ至る路線。朝の時間帯に運行され、おもろまち駅前などの新都心地区を経由する新都心廻りは、那覇国際高校の生徒の通学のために設置された。開通当初は国際高校前というバス停があったが、沖縄都市モノレールにあわせて開通したおもろまち駅行き系統の乗り入れに伴い、上之屋一丁目に名称変更された。2005年5月1日に当時松川入口まで運行されていたものが現在のように具志営業所まで延長された。沖縄都市モノレール開通前の2003年5月ごろに那覇交通が松川~小禄前原郵便局前までの区間を廃止予定の9番 (小禄石嶺(大嶺廻り)線)と同様のルートで通過する「大嶺廻り」を追加する計画があった。しかし、9番が廃止されなかったため計画は中止。
- 主な経由地
- 安謝廻り(本線):具志営業所-松川入口-宇栄原-小禄-壺川-県庁前-泊高橋-安謝橋-安岡中学校前-古島-儀保-石嶺営業所
- 新都心廻り:具志営業所-松川入口-宇栄原-小禄-壺川-県庁前-泊高橋-上之屋一丁目-おもろまち駅前-興南高校前-儀保-石嶺営業所
- 17番 (石嶺(開南)線)
- 概要:石嶺営業所を起点とし、儀保、鳥堀、開南、壷川、小禄駅前を経由して、具志営業所へ至る路線。2006年9月24日までは石嶺線として儀保、鳥堀、開南、那覇商業高校前を経由して、三重城営業所へ到るルートだった。発着地が三重城営業所から具志営業所になったことにより、石嶺営業所を発着する路線は、全て具志営業所に向かう路線となった。以前は牧志廻りと開南廻りが運行されていたが、那覇交通時代に当時の9番 (小禄線)が当系統の牧志廻りと統合されたため、現在は開南廻りのみである。その名残で、路線名が石嶺(開南)線と呼ばれる。沖縄都市モノレール開通前の2003年5月ごろに那覇交通が現在の鳥堀一丁目~金井病院前間を廃止し、新しく鳥堀一丁目~首里駅~首里りうぼうを結ぶ17番 (石嶺三重城線)の運行計画があった。しかし、那覇交通が民事再生法の適用を申請したため計画は中止。那覇バスへの営業譲渡時のダイヤ改正で本数が半減している。2007年4月9日のダイヤ改正に伴うルート変更で、那覇バスターミナルを経由しなくなった。
- 主な経由地
- 石嶺営業所-儀保-鳥堀一丁目-首里城公園入口-メディカルプラザ大道中央-開南-県庁南口-壺川-小禄駅前-宇栄原-具志営業所
[編集] 市外線
[編集] 那覇近郊路線
- 15番 (寒川線)
- 概要:南風原町の新川営業所を起点とし、那覇市の真地団地、真和志高校前、首里寒川町(バス停名は「寒川」)、メディカルプラザ大道中央、三越前(国際通り)、商業高校前を経由して三重城で折り返し、同じルートで新川営業所へ戻る路線。2006年9月24日までは那覇市の三重城営業所を起点とし、同市の商業高校前、牧志(現・三越前)、大道中央病院前(現・メディカルプラザ大道中央)、寒川、真和志高校前を経由して同市の真地団地で折り返し、三重城営業所に戻る路線だった。運行当初は真和志高校前で折り返すため市内線であったが、後に真地団地まで延長し那覇市内運賃200円均一区間外の真和志高校前~真地団地間を通るため市外線となった。但し真地団地入口、盲学校前以外のバス停は那覇市に所在する。1日に4本のみの運行で本数は少ない。2006年4月1日に一部バス停名が変更された。毎週日曜日のトランジットモール実施時は牧志を経由せず、牧志駅、開南を経由する。
- 主な経由地
- 本線
- 新川営業所-真和志高校前-一日橋-真地団地-真和志高校前-県立医療センター前-石畳前-寒川-メディカルプラザ大道中央-三越前-商業高校前-三重城-商業高校前-三越前-メディカルプラザ大道中央-寒川-石畳前-県立医療センター前-真和志高校前-一日橋-真地団地-真和志高校前-新川営業所
- トランジットモール実施時(日曜12:00~18:00)
- 新川営業所-真和志高校前-一日橋-真地団地-真和志高校前-県立医療センター前-石畳前-寒川-メディカルプラザ大道中央-牧志駅-開南-商業高校前-三重城-商業高校前-開南-牧志駅-メディカルプラザ大道中央-寒川-石畳前-県立医療センター前-真和志高校前-一日橋-真地団地-真和志高校前-新川営業所
- 本線
- 45番 (与根線)
- 概要:那覇市の具志営業所を起点とし、豊見城市メイクマン豊見城店前、与根、那覇市古波蔵、開南、商業高校前を経由して、同市三重城へ至る路線。本数はやや少ないが、豊見城市から那覇市への移動の際に便利な路線である。一部時間帯では豊見城高校を経由する豊見城高校経由も運行している。また、2006年9月25日に三重城営業所が閉鎖された為、折り返しとなった。それと同時にダイヤ改正され昼間時の運行が復活した。また、一部ルートが変更になり、メイクマン豊見城店前を経由するようになった。
- 主な経由地
- 真玉橋経由(本線):具志営業所-メイクマン豊見城店前-与根-与根入口-豊見城中学校前-真玉橋-真玉橋入口-古波蔵-開南-県庁前-商業高校前-三重城
- 豊見城高校経由:具志営業所-メイクマン豊見城店前-与根-与根入口-豊見城中学校前-真玉橋-豊見城高校前-古波蔵-開南-県庁前-商業高校前-三重城
- 101番 (平和台安謝線)
- 概要:那覇市の具志営業所を起点とし、豊見城市豊見城、那覇市小禄、三越前(国際通り)、泊高橋を経由して、同市の中央卸売市場北口(案内上は「市場北口」)へ至る路線。ただし、市場北口へ行く際は漁連前、具志営業所へ戻る際は、安謝橋を経由する。那覇交通時代に当時の10番 (安謝線)と101番 (平和台線)が合体されてできた。県庁前を経由する県庁前経由も運行される。但し、平日のみで本数は少ない。また、上りと下りでルートが違う箇所があるため、乗り換えの不便を避けるために、具志営業所から泊高橋の間で乗った場合は、終点を通り越しルートの分岐点の泊高橋の手前である上之屋まで乗れる。また、分岐後すぐの泊港北岸から市場南口(下り)の間で乗った場合も、終点を通り越し具志方面まで乗れる。毎週日曜日のトランジットモール実施時は牧志を経由せず、国道58号線を経由する。2007年度中に廃止されることが決まっていたが、廃止にはならず、2008年3月23日より運行本数が1日10本(平日早朝は県庁前経由もあるため12本)に削減された。
- 主な経由地
- バスターミナル経由(本線):具志営業所-平和台団地入口-豊見城-小禄-壺川-バスターミナル前-三越前-泊高橋-漁連前(下りのみ)・安謝橋(上りのみ)-市場北口
- 県庁前経由:具志営業所-平和台団地入口-豊見城-小禄-壺川-県庁前-三越前-泊高橋-漁連前-市場北口
- トランジットモール実施時(日曜12:00~18:00):具志営業所-平和台団地入口-豊見城-小禄-壺川-バスターミナル前-農林中金前-泊高橋-漁連前(下りのみ)・安謝橋(上りのみ)-市場北口
[編集] 中南部路線
- 概要:那覇市の那覇空港を起点とし、同市の牧志(国際通り)、儀保、宜野湾市の真栄原、長田を経由して同市の普天間へ至る路線。1日2本のみ、長田を経由せず琉大東口を経由する中城経由がある。詳細は路線記事を参照。
[編集] 高速道路経由路線
- 概要:那覇市の那覇空港を起点とし、沖縄自動車道を経由して、名護市の名護バスターミナルへ至る路線。他3社、琉球バス交通、沖縄バス、東陽バスと共同運行。那覇バスの路線バス唯一の名護バスターミナル乗り入れ及び、宜野湾市普天間以北の運行路線である。2006年4月1日に一部バス停名が変更された。詳細は路線記事を参照。
[編集] バスターミナル、及び設置営業所
[編集] 営業所
- 所在地 - 沖縄県島尻郡南風原町字新川146-1
- 具志営業所・観光部営業所
- 定期観光営業所
- 空港案内所
- 所在地 – 沖縄県那覇市字鏡水150
[編集] 閉鎖されたバスターミナル、及び設置営業所
- 石川バスターミナル
[編集] 閉鎖された営業所
- 西営業所
- 所在地 - 沖縄県那覇市
- 閉鎖年月日 - 19xx年xx月xx日
- 当蔵営業所
- 所在地 - 沖縄県那覇市
- 閉鎖年月日 - 19xx年xx月xx日
- 小禄営業所
- 所在地 - 沖縄県那覇市
- 閉鎖年月日 - 19xx年xx月xx日
- 中部営業所
[編集] 以前に運行されていた路線
[編集] 那覇交通
[編集] 那覇市内線
- 2番 (国場線)
- 概要:2004年7月18日廃止。三重城営業所を起点とし、壺川、国場、与儀十字路、開南を経由して、再び三重城営業所へ戻ってくる市内循環路線であった。平日の朝夕各1本ずつの運行であったため効率も悪く、那覇交通が那覇バスに経営譲渡する際に廃止。現在、県庁前~真和志小学校前の区間は6番(那覇おもろまち線)が、また県庁前~国場の区間は12番(国場線)(同じ名称だが全く別経路)が運行されている。
- 主な経由地
- 三重城営業所-壺川-真玉橋-国場-開南-三重城営業所
- 7番 (首里城空港線)
- 概要:1997年7月20日廃止。那覇空港を起点とし、那覇バスターミナル、牧志(国際通り)、大道中央病院前を経由して、首里城公園に至る路線。使用された車体には、首里城のイラストが描かれていた。上り(空港行き)と下り(首里城公園行き)では首里地域での経由地が異なっていた。運行当時は、市内線で唯一、那覇空港を発着する路線であった。
- 主な経由地
- 上り(那覇空港行き)
- 首里城公園-石畳入口-大道中央病院前-牧志-那覇バスターミナル-軍桟橋前-那覇空港
- 下り(首里城公園行き)
- 那覇空港-軍桟橋前-那覇バスターミナル-牧志-大道中央病院前-首里高校前-首里城公園
- 上り(那覇空港行き)
- 路線情報(運行開始時)
-
日付 経由名 方向 行き先 始発 終発 運行本数 全日
共通本線 下り 那覇空港(国際線ターミナルビル前)→首里城 10:00 上り 首里城→那覇空港(国内線第二ターミナルビル前) 10:30
- 12番 (末吉線)
- 概要:2003年8月10日廃止。具志営業所を起点とし、田原、旭橋、牧志(国際通り)、那覇市立病院前(現在の末吉公園前)、儀保、鳥堀を経由し、再び儀保に戻って、具志営業所へ折り返す路線。また、午前の時間帯には、真和志高校の生徒の通学のために真和志高校廻りも運行された。以前は三重城営業所と新川営業所(現在の新川営業所とは異なる)を結ぶ路線だった。2003年8月10日に運行が開始された沖縄都市モノレール(ゆいレール)と大部分が競合するという理由で廃止された。
- 主な経由地
- 具志営業所-田原給油所前-旭橋-牧志-興南高校前-那覇市立病院前-儀保-鳥堀一丁目-山川-儀保-那覇市立病院前-興南高校前-牧志-旭橋-田原給油所前-具志営業所
- 〔真和志高校廻り〕具志営業所-田原給油所前-旭橋-牧志-興南高校前-那覇市立病院前-儀保-山川-鳥堀-真和志高校前-鳥堀-山川-儀保-那覇市立病院前-興南高校前-牧志-旭橋-田原給油所前-具志営業所
- 13番 (牧志線)
- 概要:1998年8月1日廃止。三重城営業所を起点とし、牧志(国際通り)、大道中央病院前、山川、儀保、鳥堀一丁目を経由し、再び山川に戻って、三重城営業所に折り返す路線。廃止日より、石嶺空港線となった。
- 主な経由地
- 三重城営業所-牧志-大道中央病院前-山川-儀保-鳥堀一丁目-首里高校前-山川-大道中央病院前-牧志-三重城営業所
- 13番 (石嶺空港線)
- 概要:2003年8月10日廃止。石嶺営業所を起点とし、儀保、鳥堀一丁目、首里城公園入口、大道中央病院前、牧志(国際通り)、那覇バスターミナルを経由し、那覇空港へ至る路線。翌日に運行が開始された沖縄都市モノレール(ゆいレール)と大部分が競合するという理由で廃止された。1998年8月1日から約5年間の運行で廃止された。運行当時は、市内線で唯一、那覇空港を発着する路線であった。
- 主な経由地
- 石嶺営業所-儀保-鳥堀一丁目-首里城公園入口-沖縄都ホテル前-大道中央病院前-牧志-県庁北口-那覇バスターミナル-那覇空港
- 14番 (泊線)
- 概要:2004年7月18日廃止。三重城営業所を起点とし、泊高橋、大道中央病院前、山川、鳥堀一丁目を経由して、石嶺営業所へと至る路線。以前は首里地区折り返しだった。平日の朝に三重城向け2本、夕方に石嶺向け1本の運行であった。2番と同様の理由により同日に廃止。
- 主な経由地
- 三重城営業所-若狭-泊高橋-大道中央病院前-鳥堀一丁目-石嶺営業所
- 路線情報(廃止時)
[編集] 那覇市外線
- 概要:1998年8月1日廃止。石川市(現うるま市の)石川バスターミナル(現在は廃止)を起点とし、沖縄市知花、コザ十字路、宜野湾市普天間、伊佐、大山、那覇市泊高橋、那覇バスターミナルを経由して、同市那覇空港へ至る路線。石川バスターミナルが廃止された1997年7月20日以降は、起点はホームセンタータバタ前に変更になった。平日の早朝には急行便が1本運行された。
- 主な経由地
- 牧志経由(本線):石川バスターミナル-知花-コザ-普天間-伊佐-大山-牧港-泊高橋-牧志-那覇バスターミナル-那覇空港
- 久茂地経由:石川バスターミナル-知花-コザ-普天間-伊佐-大山-牧港-泊高橋-久茂地-那覇バスターミナル-那覇空港
- 概要:1998年8月1日廃止。那覇市の那覇バスターミナルを起点とし、牧志(国際通り)、儀保、宜野湾市真栄原、普天間、沖縄市のコザ十字路、知花を経由して、石川市(現うるま市)石川バスターミナル(現在は廃止)へ至る路線。石川バスターミナルが廃止された1997年7月20日以降は、終点はホームセンタータバタ前に変更になった。一部は那覇空港発着便があった。琉球大学付近を経由する中城経由も運行されていた。
- 主な経由地
- 首里経由(本線):那覇バスターミナル-牧志-山川-儀保-真栄原-長田-普天間-コザ-知花-石川バスターミナル
- 空港発:那覇空港-那覇バスターミナル-牧志-山川-儀保-真栄原-長田-普天間-コザ-知花-石川バスターミナル
- 中城経由:那覇バスターミナル-牧志-山川-儀保-真栄原-琉大東口-普天間-コザ-知花-石川バスターミナル
- 概要:1997年7月20日廃止。那覇市の那覇バスターミナルを起点とし、牧志(国際通り)、儀保、宜野湾市真栄原、普天間、沖縄市のコザ十字路、具志川市(現うるま市)安慶名、昆布を経由して、石川市(現うるま市)石川バスターミナル(現在は廃止)へ至る路線。
- 主な経由地
- 那覇バスターミナル-牧志-山川-儀保-真栄原-長田-普天間-コザ-安慶名-昆布-石川バスターミナル
- 48番 (石川~読谷線)
- 概要:1998年8月1日廃止。石川市(現うるま市石川)の石川バスターミナル(現在は廃止)を起点とし、読谷村の読谷バスターミナルへ至る路線。那覇交通時代に当路線から撤退。沖縄バスとの競合運行路線であり、那覇交通のほうが運行本数は多かった。現在は沖縄バスの単独運行で、運行本数も競合運行のときの沖縄バスの本数のみ運行している。また、路線名からわかる通り、起点は石川側であり、上述の通り石川側からでる那覇交通のほうが本数が多かった。しかし今では沖縄バスのみの運行であるため、起点と終点が逆転してしまっている。
- 主な経由地
- 石川バスターミナル-東恩納-仲泊-山田-読谷バスターミナル
- 102番 (空港こどもの国線)
- 概要:199x年xx月xx日廃止。那覇市の那覇空港を起点とし、開南、儀保、西原入口、棚原、琉大東口・北口、宜野湾市役所前、普天間を経由して、沖縄市の沖縄こどもの国に至る路線。運行当時は、那覇空港と開南を直接結ぶ唯一の路線であった。その後、同じ系統番号で区間を短縮したうえで一部区間変更した空港普天間線が運行した。
- 主な経由地
- 102番 (空港普天間線)
- 概要:1998年8月1日廃止。那覇市の那覇空港を起点とし、開南、首里城公園前、鳥堀、棚原、琉大東口・北口、宜野湾市役所前を経由して、普天間に至る路線。那覇空港と開南を直接結ぶ唯一の路線であった。廃止日からは、同じ系統番号で、区間を短縮した西原普天間線が運行した。この路線の廃止で、那覇空港と開南方面を直通する系統はなくなった。
- 主な経由地
- 102番 (西原普天間線)
- 概要:2004年7月18日廃止。西原町の西原営業所を起点とし、宜野湾市の琉大北口を経由して、同市の普天間へ至る路線。平日のみの運行だった。
- 主な経由地
- 西原営業所-棚原-琉大附属病院前-琉大北口-普天間
- 110番 (深夜バス)
- 概要:1997年4月1日から1998年5月31日までの期間限定運行。那覇市の那覇バスターミナルを起点とし、宜野湾市大謝名、普天間、沖縄市山里を経由して、同市のコザ十字路に至る路線。飲酒運転による事故を減少させる事などを目的で運行された。当初は1997年5月31日までの運行だったが、利用者からは継続の声がかかり、期間を一年間延長した。しかし、翌年になり客足が途絶え始めため廃止された。琉球バス(現琉球バス交通)、沖縄バス、東陽バスとの共同運行だった。現在、110という系統番号は琉球バス交通の長田具志川線に割り当てられている。
- 主な経由地
- 那覇バスターミナル-県庁北口-農林中金前-泊高橋-安謝橋-大謝名-真栄原-普天間-山里-コザ
- 路線情報(運行開始時)
- 路線情報(廃止時)
- 概要:2004年2月1日廃止。沖縄市知花を起点とし、沖縄市コザ、宜野湾市普天間、伊佐、大山、那覇市泊高橋、那覇バスターミナルを経由して、同市那覇空港へ至る路線。起点の知花へは、回送運転で中部営業所(現在は廃止)から来ていた。空港発の路線では最も運行本数が多かった。また、那覇行きには急行便が1本あった。1997年7月20日から約7年間の運行で廃止された。
- 主な経由地
- 牧志経由(本線):(中部営業所-)知花-コザ-普天間-伊佐-大山-牧港-泊高橋-牧志-那覇バスターミナル-那覇空港
- 久茂地経由:(中部営業所-)知花-コザ-普天間-伊佐-大山-牧港-泊高橋-久茂地-那覇バスターミナル-那覇空港
- 概要:2004年4月25日廃止。那覇市の那覇バスターミナルを起点とし、牧志(国際通り)、儀保、宜野湾市真栄原、普天間、沖縄市コザを経由して、同市知花へ至る路線。その後回送運転で中部営業所(現在は廃止)へ向かっていた。一部は那覇空港発着便があった。琉球大学付近を経由する、中城経由も運行されていた。現在は普天間~知花間を廃止して、空港~普天間間で25番 (普天間空港線)が運行されている。1997年7月20日から約7年間の運行で廃止された。
- 主な経由地
- 首里経由(本線):那覇バスターミナル-牧志-山川-儀保-真栄原-長田-普天間-コザ-知花(-中部営業所)
- 空港発:那覇空港-那覇バスターミナル-牧志-山川-儀保-真栄原-長田-普天間-コザ-知花(-中部営業所)
- 中城経由:那覇バスターミナル-牧志-山川-儀保-真栄原-琉大東口-普天間-コザ-知花(-中部営業所)
[編集] 那覇バス
[編集] 那覇市内線
- 1番 (首里識名線)
- 概要:2006年9月25日廃止。三重城営業所を起点とし、牧志(国際通り)、鳥堀一丁目、識名、開南を経由して、再び三重城営業所へ戻ってくる市内循環路線。行き先によって牧志廻り(外廻り)と開南廻り(内廻り)を使い分けると時間の短縮ができ便利で、また約1時間30分で1周できた。沖縄都市モノレール開通前の2003年5月ごろに那覇交通が現在の国際通り経由を新都心経由に変更する計画があった。しかし、那覇交通が民事再生法の適用を申請したため計画は中止。2006年4月1日に県立医療センター、及び沖縄都市モノレール首里駅を経由するように経路変更された。また、同時に一部バス停名変更及び、バス停新設が行われた。三重城営業所の新川への移転の際に、県立医療センター~牧志~三重城間は1番 (首里牧志線)に、県立医療センター~開南~三重城間は2番 (識名開南線)にそれぞれ引き継がれた。
- 主な経由地
- 牧志廻り:三重城営業所-久米-牧志-当蔵-首里駅前-県立医療センター-真和志高校前-識名-開南-県庁前-久米-三重城営業所
- 開南廻り:三重城営業所-久米-県庁前-開南-識名-真和志高校前-県立医療センター-首里駅前-当蔵-山川-牧志-久米-三重城営業所
- 3番 (松川線)
- 概要:2006年9月25日廃止。三重城営業所を起点とし、泊高橋、松川、与儀十字路、開南を経由して、再び三重城営業所へ戻ってくる市内循環路線。行き先によって泊廻り(外廻り)と開南廻り(内廻り)を使い分けると時間の短縮ができ便利で、また約45分で1周できた。平日よりも土曜、休日のほうが運行本数の多かった。また、平日は朝と夕方にしか運行されず昼間時の運行はなかった。那覇バスへの営業譲渡前は昼間や夜にも運行されていて、本数も倍あった。三重城営業所の新川への移転の際に、真和志支所前~大道中央病院前、泊高橋~三重城間は3番 (松川新都心線)引き継がれた。
- 主な経由地
- 泊廻り:三重城営業所-若狭-泊高橋-大道中央病院前-工業高校前-真和志小学校前-与儀十字路-開南-県庁前-久米-三重城営業所
- 開南廻り:三重城営業所-久米-県庁前-開南-与儀十字路-真和志小学校前-工業高校前-大道中央病院前-泊高橋-若狭-三重城営業所
- 5番 (識名線)
- 概要:2006年9月25日廃止。三重城営業所を起点とし、牧志(国際通り)、繁多川、識名、開南を経由して、再び三重城営業所へ戻ってくる市内循環路線。行き先によって牧志廻り(外廻り)と開南廻り(内廻り)を使い分けると時間の短縮ができ便利で、また約1時間で1周できた。早朝に1本のみだが真和志高校、及び県立医療センター前を経由する真和志高校廻りも運行されていた。那覇バスの中では9番 (小禄石嶺線)に次いで運行本数が多かった。但し、那覇バスへの営業譲渡時のダイヤ改正で本数が約3割減っている。2006年4月1日に一部バス停名の変更が行われた。三重城営業所の新川への移転の際に、識名園前~牧志~三重城間は5番 (識名牧志線)に、識名園前~開南~三重城間は2番 (識名開南線)にそれぞれ引き継がれた。
- 主な経由地
- 牧志廻り:三重城営業所-那覇商業高校前-牧志-大道中央病院前-工業高校前-繁多川-識名-開南-県庁前-那覇商業高校前-三重城営業所
- 牧志・真和志高校廻り:三重城営業所-那覇商業高校前-牧志-大道中央病院前-工業高校前-繁多川-真和志高校前-識名-開南-県庁前-那覇商業高校前-三重城営業所
- 開南廻り:三重城営業所-那覇商業高校前-県庁前-開南-識名-繁多川-工業高校前-大道中央病院前-牧志-那覇商業高校前-三重城営業所
- 開南・真和志高校廻り:三重城営業所-那覇商業高校前-県庁前-開南-識名-真和志高校前-繁多川-工業高校前-大道中央病院前-牧志-那覇商業高校前-三重城営業所
- 7番 (新都心循環線)
- 概要:2007年8月1日廃止。おもろまち駅前広場を起点とし、メインプレイス東口、国際高校前、銘苅庁舎前を経由して、再びおもろまち駅前広場に戻ってくる那覇新都心地区の循環路線。全区間大人は100円(小人は50円)で利用できた。車両は全て小型の新車ノンステップバス(ポンチョ)を使用していた。右回り一方向のみの運行。10番(牧志新都心線)と統合される形で廃止された。2006年7月2日から約1年間の運行で廃止された。
- 主な経由地
- おもろまち駅前広場→メディカルセンター→国際高校前→ちゅらまち公園前→安岡中学校前→銘苅庁舎前→新都心公園前→おもろまち駅前広場
- 路線情報(廃止時)
-
日付 経由名 行き先 始発 終発 運行本数 全日
共通本線 おもろまち駅前広場→おもろまち駅前広場 6:45 21:20 40本
- 真和志線(コミュニティバス実証実験真和志みぐい)
- 概要:2006年11月6日~2007年1月12日の運行。那覇市が那覇バスへ運行を委託している路線であって、完全な那覇バスの路線ではなかった。2007年2月上旬まで運行予定だったが、当初の想定を大幅に下回る利用実績となったため、期間が大幅に短縮された。那覇バスターミナルを起点とし、那覇高校前、第一地方合同庁舎前、与儀小学校前、旧黒マルソウ通り、栄町を経由し、安里駅前へ至る路線。運行距離は約8kmほど。那覇バスターミナル付近での経由地が、上下線で若干異なる。開南は経由しない。この路線は市内線扱いだが、市外線カラーの車両で運行していて、また、一部は新車のノンステップバスも運用に就いていた。また、旧黒マルソウ通りは以前、那覇交通が3番(松川線)を運行させていた事があったが(後に1番(寄宮線)が廃止になった際に、三原方面を経由するルートに改められた)、路線バスが通るのはそれ以来であり、久しぶりに復活した。なお、当初那覇バスの回数券・定期券は使用できなかったが利用者からの要望に応え12月6日より認められていた。
- 主な経由地
- 那覇バスターミナル-県庁南口(下り)・県庁北口(上り)-那覇高校前-第一地方合同庁舎前-与儀小学校前-国場北-女子短大前-長田西公園前-旧黒マルソウ通り-繁多川入口-三原-大道小学校前-大道中央病院前(下りのみ)-安里駅前
- 路線情報
- 小禄循環線(コミュニティバス実証実験小禄みぐい)
- 概要::2006年11月6日~2007年1月12日の運行。那覇市が那覇バスへ運行を委託している路線であって、完全な那覇バスの路線ではなかった。2007年2月上旬まで運行予定だったが、当初の想定を大幅に下回る利用実績となったため、期間が大幅に短縮された。産業支援センターを出発し、ジャスコ前、小禄病院前、宇栄原団地前、小禄支所前、赤嶺駅前を経由し、産業支援センターへ至る循環路線。高良、具志地区を経由する具志経由と、さつき小学校前を経由するさつき小経由がある。運行距離は、さつき小経由が約8kmほど、具志経由が約11kmほどで、さつき小経由は具志経由の高良、具志地区を短絡するルートになっている。この路線は市内線扱いだが、競合路線が少ないことや利用促進のために、運賃が大人150円(小人80円)均一となっている。また、海軍壕公園入口バス停前後は豊見城市内へも入る。那覇バスの回数券・定期券は使用できなかった。
- 主な経由地
- さつき小経由:産業支援センター-那覇西高校前-ジャスコ前-小禄農協前-小禄病院前-小禄南小学校入口-海軍壕公園入口-宇栄原団地東-小禄支所前-さつき小学校前-赤嶺駅前-那覇西高校前-産業支援センター
- 具志経由:産業支援センター-那覇西高校前-ジャスコ前-小禄農協前-小禄病院前-小禄南小学校入口-海軍壕公園入口-宇栄原団地東-小禄支所前-宇栄原三丁目-高良市場前-恐竜公園前-宮城自治会館前-ビッグワン小禄店前-赤嶺駅前-那覇西高校前-産業支援センター
- 路線情報
-
日付 経由名 行き先 始発 終発 運行本数 全日
共通さつき小経由 産業支援センター→産業支援センター 6:40 21:00 36本 具志経由 産業支援センター→産業支援センター 6:50 20:50 24本
[編集] 市外線
- 95番 (豊見城南高校線)
- 概要:2005年7月9日廃止。豊見城市のゆたか保育園前を起点とし、同市豊見城市役所前を経由し、同市豊見城南高校へ至る路線。那覇交通時代からの赤字路線だったが、豊見城市の援助を受けていたため、那覇バス移管時も廃止されなかった。
- 主な経由地
- ゆたか保育園前-豊見城団地入口-豊見城市役所前-豊見城南高校
[編集] 定期観光
- Aコース (首里城・戦跡・おきなわワールドめぐり)
- 概要:那覇交通時代の南部戦跡・玉泉洞観光が2006年2月10日に改名したもの。那覇以南の観光地を回る路線。
- 経由地
- 定期観光バス事務所→首里城→海軍壕→ひめゆりの塔→琉球の館→琉球ガラス村→平和の礎→おきなわワールド→定期観光バス事務所
- 運行時間
- 出発9:00 到着17:00
- 料金
- 大人4,800円 小人3,000円
- Cコース (西海岸美ら海めぐり)
- 概要:那覇交通時代の国営沖縄記念公園観光が2006年2月10日に改名したもの。那覇以北の観光地を回る路線。
- 経由地
- 定期観光バス事務所→道の駅嘉手納→琉球村→万座毛→御菓子御殿→国営沖縄記念公園(美ら海水族館)→ナゴパイナップルパーク→定期観光バス事務所
- 運行時間
- 出発8:30 到着18:40
- 料金
- 大人5,400円 小人3,200円
※他に那覇交通の時はBコース(Aコースの午後発便)とDコース(Cコースの午後発便)があったが、これは休止されたままである。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
1番 (首里牧志線) | 2番 (識名開南線) | 3番 (松川新都心線) | 5番 (識名牧志線) | 6番 (那覇おもろまち線) |
9番 (小禄石嶺線) | 10番 (牧志新都心線) | 11番 (安岡宇栄原線) | 12番 (国場線) | 15番 (寒川線) |
17番 (石嶺(開南)線) | 25番 (普天間空港線) | 33番 (糸満西原(末吉)線) | 45番 (与根線) | 46番 (糸満西原(鳥堀)線) |
97番 (琉大(首里)線) | 101番 (平和台安謝線) | 111番 (高速バス) |