秋田ポートタワー・セリオン
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情報 | ||||
旧名称 | ||||
用途 | ||||
旧用途 | ||||
設計者 | ||||
構造設計者 | ||||
施工 | 大林組、東亜建設工業 | |||
建築主 | ポート秋田 | |||
事業主体 | 秋田市 | |||
管理運営 | 秋田県貿易 | |||
構造形式 | 鉄骨造(タワー棟) 鉄筋コンクリート造(低層棟) |
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敷地面積 | ||||
建築面積 | 2,190m² | |||
延床面積 | 4,747m² | |||
階数 | 地上5階(タワー棟)、地上2階(低層棟) | |||
高さ | 143.6m | |||
着工 | 1992年2月 | |||
竣工 | 1994年2月 | |||
開館開所 | 1994年4月8日 | |||
改築 | ||||
所在地 | 〒011-0945 秋田県秋田市土崎港西一丁目9番1号 |
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電話 | 018-857-3381 |
秋田ポートタワー・セリオンは、秋田県秋田市土崎港の秋田港に建つポートタワー。1994年(平成6年)4月8日にオープンした。
目次 |
[編集] 特徴
市民には「セリオン」の愛称で親しまれている。全高143m、展望室の高さは100m。日本海や寒風山をはじめとする男鹿半島の山並みのほか、秋田市街や太平山、鳥海の山々も望む事ができる。夜間はライトアップされる。日本海に沈む夕日を一望できる、観光スポットである。
隣接して、屋内緑地の「セリオンリスタ」(1995年4月オープン)、多目的ホール・休憩施設の「セリオンプラザ」(1996年7月オープン)がある。また、道路をはさんで向かい側に商業施設「秋田ベイパラダイス」がある。
[編集] 公設化・無料化について
秋田港のシンボルとして建設されたセリオンであったが、展望室の利用者数はオープン初年度の約33万人をピークに年々減少、既に平成8年には運営する第三セクター企業「ポート秋田株式会社」の経営悪化が表面化し、市が毎年財政支援をしてきた。その後も利用者は減り続け、危機感を強めた市は平成12年度に6年後の公設化を決定。平成18年度にはセリオンの施設を市が買い取り、平成19年4月1日から展望室入場料が無料化された。これにより、無料化初年度の利用者数は前年度の約5万4千人から大きく回復し、オープン以来2番目の人出となる約33万5千人に達した[1]。今後は継続した客足の定着が大きな課題となる。
[編集] 沿革
- 1989年7月10日 - 「ポート秋田株式会社」設立。
- 1994年4月8日 - オープン。
- 1994年5月28日 - 展望室入場者数10万人を突破。
- 1994年11月9日 - 展望室入場者数30万人を突破。
- 1996年1月15日 - 展望室入場者数50万人を突破。
- 1996年7月20日 - 秋田港振興センター「セリオンプラザ」オープン。
- 1997年4月1日 - 展望室入場料金を800円から400円に変更。
- 2000年6月19日 - 展望室入場者数100万人を突破。
- 2006年11月7日 - 秋田市議会臨時会にて、9億3028万円での施設取得案を可決。
- 2007年4月1日 - 正式に秋田市の所有となり、指定管理者として「秋田県貿易株式会社」が管理運営に当たる。展望室を無料化。
- 2007年4月26日 - 「ポート秋田株式会社」解散。
[編集] アクセス
- 徒歩
- 土崎駅より徒歩約25分。
- 秋田フェリーターミナルより徒歩5分。
- 路線バス
- 自家用車
[編集] 関連項目
[編集] 注脚
- ^ セリオン展望台、2番目の人出 07年度入場者、民間運営が奏功(秋田さきがけ、2008年4月9日付より)