津川洋行
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 193-0815 東京都八王子市叶谷町1012番10号 |
設立 | 1979年(昭和54年)7月 (創業1977年) |
業種 | 製造業/卸売業 |
事業内容 | 動物用医療機器・鉄道模型 |
代表者 | 宮川邦之進 |
資本金 | 1,000万円 |
売上高 | 1億4,000万円(平成19年3月期) |
外部リンク | http://www.tgw.co.jp/ |
株式会社津川洋行(つがわようこう)は動物用医療機器および鉄道模型情景素材を製造する日本のメーカー。
目次 |
[編集] 概要
1977年の創業。獣医関係者が用いる医療器具の製造を本業としているが、1980年代からは犬用の車イス生産を一般向けに行っている。また全くの別分野ながら鉄道模型の情景素材を製造するメーカーとしても知られている。
[編集] 動物用医療機器
- パラ・カート
- 事故や疾病で後肢が麻痺した犬の歩行を可能にする車椅子。体型に合わせた受注生産を行っており、これまでに2,000輌近い納入実績がある。後肢に若干の衰えがある犬用の歩行用補助パンツも販売している。
[編集] 鉄道模型
主にNゲージとHOゲージサイズの情景模型製品を製造販売している[1]。ストラクチャー、レイアウトで水面を表現するためのパラフィン「水の素」、グランドカバー、樹木、トンネルポータル、踏切、道路標識、ミニカー、人形、街灯、歩道などが主な製品である。1990年代からはNゲージの気動車や1/87サイズのナローゲージ車輛も発売しているが、これも当初は情景用のディスプレイモデルが始まりであった。このほか鉄道模型車輛の車輪を磨くホイルクリーナーなどメンテナンス用品も製品化している。
かつては多くの製品を展開、特にカラーパウダーなどシーナリー用品の製品数では国内大手メーカーを凌ぐ程であった。また1990年代にはウットランド・シーニックス社の総代理店も務めている。その後、2000年代の始め頃より、鉄道模型雑誌上の広告を取りやめ、鉄道模型ショウ[2]の出展も止めるなど鉄道模型部門の活動が縮小傾向となり、カタログ落ちや品切れの製品も目立つようになっていた[3]。しかし最近になり再び鉄道模型誌に広告を再開、各種ストラクチャーの再生産も行うなど、縮小傾向からの変化も見られる。
[編集] 脚注
- ^ 1981年頃発売された最初期の製品に1/150「馬・牛フィギュア」がある。同社と獣医学方面の繋がりを窺わせる。
- ^ 長らく日本Nゲージ鉄道模型工業会主催の通称Nゲージショウに出展していた常連メーカーであった。Nゲージショウへの出展を止めた後、日本鉄道模型連合会主催の通称鉄模連ショウに一度だけ出展している。
- ^ 鉄道模型製品の生産自体は続けているので、今後の再生産の可能性はある。