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明智駅(あけちえき)は、岐阜県可児市平貝戸にある名古屋鉄道広見線の駅である。2001年までは八百津線が当駅で分岐していた。また、2005年までは新可児駅との間に学校前駅があった。
2003年頃までは当駅で名古屋方面へ折り返す直通列車(主に常滑ゆき、犬山から急行)が多数設定されていた。2007年現在のダイヤでは、土曜・休日の朝に2往復の普通列車の折り返し(犬山行き)が行われている。なお、当駅ではトランパスが使用できない。
明知鉄道にも同名の駅があるが、全く違う場所にある(明知鉄道の駅は恵那市(旧明智町)に存在)ので注意。
[編集] 駅構造
- 可児市の外れにあるが、可児川の対岸にある可児郡御嵩町伏見の玄関口でもある。また駅前より兼山・八百津方面へ向かうバス(YAOバス)が毎時1本程度発車している。
- 駅舎は三角屋根の木造。出札窓口と待合室を有する。
- 駅舎側から島式1面(1,2番線)、単式1面(3番線)の2面3線ホームを有する地上駅。木造平屋の駅舎とホームは構内踏切で繋がっている。新可児~御嵩間で唯一交換ができる駅で、通常は2番線に御嵩行き、3番線に新可児・犬山・名古屋方面の列車が発着する(2番線・3番線とも双方に信号機があるため御嵩方面・新可児方面とも折り返し可能だが、実際は主に新可児方面は2番線、御嵩方面は3番線で折り返していた)。なお、八百津線の列車で車両交換をするとき(晩年は昼間の1往復のみ)のみ1番線から新可児行き、2番線から八百津行きが発着していた(3番線から発車する折り返しの御嵩行きにも接続していた)。
- のりば
- 新可児・犬山方面(当駅で折り返す土休日の2本のみ)
- 御嵩行き
- 新可児・犬山・名古屋方面
- 1番線は旧八百津線専用ホーム(唯一御嵩方面にはつながっていない)で廃止後に車止めが設置され行き止まりになっている。上記の土休日の2本の折り返し列車はこの1番線から発車している。
- 最終とその1本前の御嵩行きは、御嵩駅到着後この駅まで回送されて留置される。そのため、乗務員の宿泊所がある。翌日、この2本は御嵩駅へ回送され始発と次の列車になる。
- かつて、3番線の裏に留置線が1本(御嵩方面からのみ出入り可能)あったが、2002年に撤去された。
- 3番線を下りた構内踏切の脇にも出口があるが閉鎖されている。
- 直営駅で終日有人(以前は一部時間帯は無人だった)。自動券売機は無く切符は窓口で購入する。
- ホーム案内は1・2番ホーム、3番ホームの両方に設置されており、プレートを差し込んで表示する古いものである。通常は当駅で折り返さないため1番線のところには何も差し込まず、2番線に「御嵩」、3番線に「新可児・犬山」のプレートを差し込んである。
- 発車ベルがある。駅自動放送は無く、駅員が適宜肉声で放送している。
- 写真にも写っているが、駅舎の外に公衆電話とカップ自動販売機がある。
[編集] 駅周辺
[編集] 利用状況
1日平均の乗車人員は2005年度634人、2006年度592人である。
[編集] 歴史
[編集] 隣の駅
- 名古屋鉄道
- 広見線
- 新可児駅 - 明智駅 - 顔戸駅
[編集] 関連項目