旗風 (駆逐艦)
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旗風(はたかぜ)は、日本海軍の駆逐艦。2代目・神風型駆逐艦の5番艦である。
[編集] 艦歴
舞鶴工作部で建造され1924年(大正13年)8月30日に竣工した。当初は「第九号駆逐艦」という艦名であり、一等駆逐艦に類別された。4年後の1928年(昭和3年)4月24日に「旗風」に改名された。
太平洋戦争では、オランダ領東インド攻略戦やフィリピン攻略戦などに参加する。またバタヴィア沖海戦では、「第5水雷戦隊」内の「第5駆逐隊」に、同型駆逐艦である朝風や春風と共に所属した。
その後1942年9月には、護衛空母「雲鷹の護衛船としてトラック島方面へと進出する。その任務を終えた後は終始船団護衛に就くが、1945年(昭和20年)1月15日に台湾の高雄にて米軍艦載機の攻撃を受け、沈没した。