北海市
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広西チワン族自治区内の北海市の位置 |
北海市(ほっかいし、ベイハイし)は中華人民共和国広西チワン族自治区の地級市。清代に発生した新興港湾都市。市名は北部湾の北にあることに由来する。総面積3,337平方キロ、市区面積957平方キロ、総人口146.7万人(2003年末)。
目次 |
[編集] 地理
広西チワン族自治区南端、トンキン湾(中国では北部湾という)に面する。
[編集] 歴史
清の康熙初年に初めて北海の名が見え、嘉慶年間に市街が形成され始めた。1876年の中英烟台条約により開港場となった。今も当時の領事館や商社、教会などの西洋建築が残る。
1949年12月4日人民解放軍が入城したが、当時は合浦県所属の鎮にすぎなかった。1951年1月広東省の省市轄となったが、同年5月広西省の指導に委託され、1952年3月正式に広西省に帰属した。1955年5月には再び広東省に改められ、1956年には県級市に降格された。1958年にはさらに合浦県北海人民公社となったが、1959年鎮となり、1964年には県級市を回復、1965年6月再び広西に帰属した。
1982年観光対外開放都市となり、1983年10月地級市の地位を回復した。1984年4月にはさらに対外開放された沿海都市となり、1987年には合浦県を併合している。
[編集] 行政区画
- 市区:海城区、銀海区、鉄山港区
- 県:合浦県
[編集] 経済
近年、外資導入を図って、工業立市を目指し、2003年の生産総額は前年比12%増の150億人民元を記録した。
[編集] 開発区
- 北海輸出加工区(国家級)
- 入居企業:16社
- 北海工業園区(省級)
- 入居企業数:100社以上
[編集] 交通
- 北海福成空港 全天候型の的中型飛行場で、北京、広州、上海、深セン、重慶、成都、貴陽、昆明、長沙、武漢、海口、桂林、香港などと結ぶ18路線を運行する。
- 北海鉄道駅 省都南寧と連絡する。
- 北海港 1万トン級の船舶が停泊できる国際貿易港。海南島の海口にもフェリー便がある。
[編集] 友好都市
[編集] 外部リンク
- 公式サイト (中国語)
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