伏流水
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伏流水(ふくりゅうすい)とは、雨や霧など地表に降った水後、地下水となった後、人為的に井戸で汲み出されたり、あるいは河原や扇状地など砂礫層と溶岩など不透水性の火山岩層の境界から地表に湧出するなどして、再び地上に出てくる水のことである。
豊かな森林の土壌や地層を流れている間に濾過され、さまざまなミネラル分を含み、また細菌などの検出率が極めて低いことが多いが、地下水の汚染等による水質の劣化の可能性も否定できない。 名水百選に選ばれた、柿田川の水からも有機溶剤由来のトリクロロエチレン(トリクレン)が検出された。
日本は、国土が全般的に山岳に富んでいるので、伏流水の存在率が高く水質も概ね良い。