ロマンス諸語
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ロマンス諸語はインド・ヨーロッパ語族イタリック語派ラテン・ファリスキ語群に属する言語のうち、ラテン語の口語である俗ラテン語に起源をもつ言語の総称である。ロマン諸語、ロマンス語、ロマン語とも言う。
通常、西ローマ帝国崩壊のころ以降の言語を指し、俗ラテン語自身は含まれない。そのため、ロマンス語派、ロマンス語群などと呼ぶのは、適切ではない。ただし、俗ラテン語を含めることもあり、その場合、ロマンス語群とも呼ぶ。また、ラテン・ファリスキ語群のことをロマンス語群、イタリック語派のことをロマンス語派と言うこともある。
主に複数形の違いによって、東西に分けられる(東: 母音交代(主格から)、西: -(e)s(対格から))。サルデーニャ語は複数形が-sとなるが、イタリア語に近いため東に分けられる。
- 西ロマンス語
- 東ロマンス語
このうちダルマチア語はすでに絶滅した。
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