マーク・マルダー
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マーク・マルダー Mark Mulder セントルイス・カージナルス No.30 |
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基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | イリノイ州サウスホーランド |
生年月日 | 1977年8月5日(30歳) |
身長 体重 |
6' 6" =約198.1cm 215 lb =約97.5kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 1998年 1巡目 |
初出場 | 2000年4月18日 |
経歴 | |
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■Template ■ウィキプロジェクト 野球選手 |
マーク・マルダー(Mark Mulder, 1977年8月5日 - )はアメリカ合衆国イリノイ州出身の野球選手。投手、左投左打。現在はメジャーリーグ、セントルイス・カージナルスに所属している。
目次 |
[編集] 経歴
高校時代は一塁手として打力が注目され、卒業時にはデトロイト・タイガースからドラフト55巡目指名されたが、これを蹴ってミシガン州立大学へ進学。1997年、1998年と2年連続でチームのMVPに選出された[1]。
1998年にドラフトでオークランド・アスレチックスから全米2位指名を受け入団。2000年4月18日にメジャーデビューを果たし、9勝10敗と負け越したが、新人投手最多の27試合に先発登板した[2]。翌2001年9月23日にシーズン20勝を達成した。アリーグの左投手が20勝以上をマークするのは1996年のアンディ・ペティット以来の快挙となった[3]。その後シーズン最後の登板となった10月4日に勝ち投手となり21勝を挙げ最多勝を獲得。サイ・ヤング賞の投票ではロジャー・クレメンスに次ぐ2位に入り、ティム・ハドソン、バリー・ジトと共にエーストリオ“ビッグ3”としてチームの4年連続(2000年~2003年)ポストシーズン進出の原動力となった。
2002年は4月12日から5月10日まで29日間故障者リスト入りとなったものの、19勝を記録した。2003年はオールスターゲームに初めて選出されたが、8月19日の登板を最後にシーズンを終えた。26試合の登板で15勝をマークした。26試合以下の登板でマルダーより多い勝ち星を挙げたのは球団史上エディ・プランク(1906年に26試合で19勝)しかいない[4]。
2004年オフにダン・ヘイレンらとのトレードでセントルイス・カージナルスへ移籍。2005年はチームに欠けていた左腕エースとしてチーム2位タイの16勝を挙げた。2006年は終了時にFAとなるだけに期するものがあったはずだが、左肩を痛め不調。結局シーズン終了を待たずに手術に踏み切ることになり、メジャー2年目の2001年からの連続15勝以上が5年で途切れた。2007年は手術の回復が思わしくなくマイナーで調整を重ねた。9月5日にメジャー復帰したが、速球のスピードが140キロ以下に落ち、再び故障者リスト入りした。
[編集] 投球スタイル
長身から90マイル前半のツーシームにフォーシーム、カーブ、スプリッターなど豊富な球種をテンポ良く投げ込み、ゴロで打たせて取る投球が持ち味。
[編集] 年度別成績
年 | 所属 | 勝利 | 敗戦 | 防御率 | 試合 | 先発 | セーブ | 投球回 | 被安打 | 失点 | 自責点 | 被本塁打 | 四球 | 奪三振 |
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2000年 | OAK | 9 | 10 | 5.44 | 27 | 27 | 0 | 154.0 | 191 | 106 | 93 | 22 | 69 | 88 |
2001年 | OAK | 21 | 8 | 3.45 | 34 | 34 | 0 | 229.1 | 214 | 92 | 88 | 16 | 51 | 153 |
2002年 | OAK | 19 | 7 | 3.47 | 30 | 30 | 0 | 207.1 | 182 | 88 | 80 | 21 | 55 | 159 |
2003年 | OAK | 15 | 9 | 3.13 | 26 | 26 | 0 | 186.2 | 180 | 66 | 65 | 15 | 40 | 128 |
2004年 | OAK | 17 | 8 | 4.43 | 33 | 33 | 0 | 225.2 | 223 | 119 | 111 | 25 | 83 | 140 |
2005年 | STL | 16 | 8 | 3.64 | 32 | 32 | 0 | 205.0 | 212 | 90 | 83 | 19 | 70 | 111 |
2006年 | STL | 6 | 7 | 7.14 | 17 | 17 | 0 | 93.1 | 124 | 77 | 74 | 19 | 35 | 50 |
2007年 | STL | 0 | 3 | 12.27 | 3 | 3 | 0 | 11.0 | 22 | 17 | 15 | 4 | 7 | 3 |
通算 | 8年 | 103 | 60 | 4.18 | 202 | 202 | 0 | 1312.1 | 1348 | 655 | 609 | 141 | 410 | 832 |
[編集] 獲得タイトル
- 最多勝利: 1回 2001年
- MLBオールスターゲーム選出 2回:(2003年、2004年)
[編集] 脚注
- ^ "Mark Mulder Biography (英語)" 2008年4月3日閲覧.
- ^ "Mark Mulder 2000 Career Highlights (英語)" 2008年4月3日閲覧.
- ^ "Mark Mulder 2001 Career Highlights (英語)" 2008年4月3日閲覧.
- ^ "Mark Mulder 2003 Career Highlights (英語)" 2008年4月3日閲覧.
[編集] 外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube
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投手 | 68 ミッチェル・ボッグス / 29 クリス・カーペンター / 33マット・クレメント / 34 ランディ・フローレス / 31 ライアン・フランクリン / 77 ブレイク・ホークスワース / 44 ジェイソン・イズリングハウゼン / 56 ケルビン・ヒメネス / 19 タイラー・ジョンソン / 52 ジョシュ・キニー / 26 カイル・ローシュ / 41 ブレンダン・ルーパー / 46 カイル・マクレラン / 64 ジェイソン・モッテ / 30 マーク・マルダー / 65 マイク・パリシ / 63 クリス・ペレス / 35 ジョエル・ピネイロ / 23 アンソニー・レイエス / 36 ラス・スプリンガー / 48 ブラッド・トンプソン / 27 ロン・ビローン / 50 アダム・ウェインライト / 37 トッド・ウェルマイヤー / 67 マーク・ウォーレル |
捕手 | 21 ジェイソン・ラルー / 4 ヤーディアー・モリーナ |
内野手 | 8 トロイ・グロース / 70 ジャレッド・ホフパワー / 3 シーザー・イズトゥリス / 7 アダム・ケネディ / 12 アーロン・マイルズ / 5 アルバート・プホルス / 13 ブレンダン・ライアン / 12 リコ・ワシントン |
外野手 | 24 リック・アンキール / 54 ブライアン・バートン / 16 クリス・ダンカン / 43 フアン・エンカルナシオン / 86 コディ・ハーザー / 47 ライアン・ラドウィック / 62 ジョー・メイサー / 55 スキップ・シューメイカー |
監督・コーチ | 10 トニー・ラルーサ(監督) / 20 ルー・ブロック(特別インストラクター) / 18 デーブ・ダンカン(投手コーチ) / 45 ボブ・ギブソン(特別インストラクター) / 38 マーティ・メイソン(ブルペンコーチ) / 39 デイブ・マッケイ(一塁コーチ) / 15 ハル・マクレー(打撃コーチ) / 11 ホセ・オケンドー(三塁コーチ) / 49 ジョー・ペティーニ(ベンチコーチ) / 2 レッド・ショーエンディンスト(特別アシスタントコーチ) |
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2008年6月6日更新 |