ボール盤
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ボール盤(Drilling machine)は穴をあけるための工作機械。台状のテーブルに加工する素材を置き、主軸に取り付けたドリルまたはリーマ(w:Reamer)などの切削工具を回転させることで加工を行う。語源はオランダ語のboor-bankと言われている。従って「盤」と綴るのは当て字である。
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[編集] 加工内容
穴あけ、座ぐり、きりもみ、皿もみ、リーマ通し・ねじ立て・中ぐり・もみ下げに使用される。
[編集] 種類
[編集] 卓上ボール盤
小型のボール盤であり、作業台上に据付けて使われる。主に穴径13mmまでの加工が可能。
[編集] 直立ボール盤
床に直接据え付けられるボール盤で、一般的なもの。穴径13~50mm程度まで。
[編集] ラジアルボール盤
コラム(主柱)を中心に主軸頭の旋回などできる構造のもので、工作物が大きい場合に使われる。
[編集] 多軸ボール盤
多数の主軸のあるボール盤で、同時に何箇所もの穴あけ加工が可能。多量生産などに適した専用のもの。
[編集] 多頭ボール盤
[編集] 深穴ボール盤
深い穴をあける専用のボール盤。
[編集] ガーダボール盤
大型の工作物の加工に適したボール盤。