ジョージ・ケリー (野球)

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ジョージ・レインジ・ケリー（George Lange Kelly, 1895年9月10日 - 1984年10月13日）は、1910年代 - 1920年代に活躍したアメリカ・メジャーリーグの選手。主なポジションは一塁手。カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。右投げ右打ち。ニックネームは"Highpockets"（ハイポケット）。勝負強い打撃と巧みな守備で、1920年代のジャイアンツのリーグ4連覇を支えた。

目次 1 経歴 2 所属球団 3 通算成績 3.1 打撃成績 3.2 獲得タイトル・記録 3.3 投手成績 4 特筆・エピソード 5 出典・外部リンク

[編集] 経歴

1915年に19才でジャイアンツからメジャーデビュー。最初はレギュラーに定着できず5年ほどマイナーリーグと行き来していた。6フィート4インチ(およそ193cm) と長身ながら内野をどこでもこなすほど守備は巧みで、1917年には1試合だけ救援投手として使われ、勝ち星を納めたこともあった。その後1920年に94打点をあげてジャイアンツの一塁レギュラーに定着。一塁での巧みなグラブさばきから、「ハイポケット」のニックネームがついた。

ジャイアンツは1921年から1924年までリーグを4連覇する。ケリーはこの間、1921年に最多本塁打、1921年から1924年まで4年連続100打点をあげる。特に1924年は136打点をマークし2度目の打点王となった。打率も1921年から1926年まで3割を維持し続けていた。当時のジャイアンツの監督だったジョン・マグローに「他の誰よりも重要なヒットを放つ」と言わしめるほど、攻撃において勝負強さを発揮した。

1927年、エド・ローシュとの交換＋金銭トレードでレッズに移籍。1929年には103打点をあげて健在ぶりを示す。その後カブス、ドジャーズとチームを渡り歩き、1932年に現役を引退した。1973年にベテランズ委員会がアメリカ野球殿堂入り選手に選出、1984年に89歳でカリフォルニア州バーリンガムで死去した。

[編集] 所属球団

• ニューヨーク・ジャイアンツ (1915-1917,1919-1926年)
• ピッツバーグ・パイレーツ (1917年)
• シンシナティ・レッズ (1927-1930年)
• シカゴ・カブス (1930年)
• ブルックリン・ドジャーズ (1932年)

[編集] 通算成績

[編集] 打撃成績

試合	打数	安打	二塁打	三塁打	本塁打	得点	打点	盗塁	三振	四球	死球	犠打	打率	出塁率	長打率
1622	5993	1778	337	76	148	819	1020	65	694	386	28	158	.297	.342	.452

[編集] 獲得タイトル・記録

• 最多本塁打：1回 (1923年)
• 打点王：2回 (1920,1924年)
• ワールドシリーズ出場：4回 (1921-1924年)

[編集] 投手成績

登 板	先 発	投 球 回	勝 利	完 封	敗 戦	救 援	奪 三 振	被 安 打	被 本 塁 打	与 四 球	与 死 球	暴 投	自 責 点	防御率
1	0	5.0	1	0	0	0	2	4	0	1	0	0	0	0.00

[編集] 特筆・エピソード

• 1924年に、6試合連続本塁打を放ったことがある。これは当時メジャーリーグ記録であった。

[編集] 出典・外部リンク

• National Baseball Hall of Fameによる紹介（英語）
• 年度別成績 (Baseball Reference)

表・話・編・歴 ニューヨーク・ジャイアンツ 1921年のワールドシリーズ ロースター
デイブ・バンクロフト / ジェシー・バーンズ / ジョージ・バーンズ / フィル・ダグラス / フランキー・フリッシュ / ジョージ・ケリー / アイリッシュ・ミューゼル / アート・ネスフ / ジョニー・ローリングス / アールー・スミス / フランク・シュナイダー / フレッド・トニー / ロス・ヤングス 監督 ジョン・マグロー

表・話・編・歴 ニューヨーク・ジャイアンツ 1922年のワールドシリーズ ロースター
デイブ・バンクロフト / ジェシー・バーンズ / ビル・カニンガム / フランキー・フリッシュ / ヘイニー・グロー / ジョージ・ケリー / リー・キング / ヒュー・マクイラン / アイリッシュ・ミューゼル / アート・ネスフ / ロジー・ライアン / ジャック・スコット / アールー・スミス / フランク・シュナイダー / ケーシー・ステンゲル / ロス・ヤングス 監督 ジョン・マグロー