ジョゼフ・ジョン・トムソン
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サー・ジョゼフ・ジョン・トムソン(Sir Joseph John Thomson, 1856年12月18日-1940年8月30日)は、イギリスの物理学者。しばしば「J.J.トムソン」と呼ばれる。1906年にノーベル物理学賞を受賞した。
1884年にケンブリッジ大学キャヴェンディッシュ研究所の3代目の所長に就任。陰極線管を改良し、陰極線の研究をおこない、陰極線が荷電粒子であることを証明し、電子の電荷と質量の比の測定(トムソンの実験:1897年)、電子の電荷(1899年)を測定するなど、電子の存在を示した。1904年、原子核をもたない原子モデルを提案した。
息子のジョージ・パジェット・トムソンも1937年にノーベル物理学賞を受賞。
質量分析器の発明者でもある。
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