ケニー・ロジャース
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ケニー・ロジャース Kenny Rogers デトロイト・タイガース No.37 |
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基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | アメリカ合衆国ジョージア州サバンナ |
生年月日 | 1964年11月10日(43歳) |
身長 体重 |
6' 1" =約185.4cm 190 lb =約86.2kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 1982年 39巡目 テキサス・レンジャーズ |
初出場 | 1989年4月9日 |
年俸 | 8,000,000ドル(2008年)[1] |
経歴 | |
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ケニー・ロジャース(Kenny Rogers,1964年11月10日‐)はアメリカ合衆国ジョージア州出身のメジャーリーグ、デトロイト・タイガースの投手。左投左打。
目次 |
[編集] 経歴
[編集] テキサス・レンジャーズ
1982年のドラフトでテキサス・レンジャーズから39巡目に指名され入団。高校時代は外野手だったが、強肩を生かすため投手へ転向[要出典]。怪我などもあり、メジャーデビューはプロ入り8年目の1989年4月6日。この年、リーグ3位の73試合に登板し、防御率は2.93。新人選手としてはメジャー最多の登板数となった[2]。4月9日にメジャー初勝利を記録し、7月20日にメジャー初セーブを記録した[2]。
1990年はジェフ・ラッセルの故障により、6月以降クローザーとして起用され、チーム最多の69試合に登板し、15セーブを記録した[3]。リリーフとして9勝(リーグ3位)を挙げ、左投手としての球団記録となった[3]。
1992年はリーグ最多の81試合に登板したが、1993年に先発投手に転向し、チーム最多の16勝を挙げ、防御率4.10。中継ぎ時代に培った牽制技術を生かし、メジャー有数の『盗塁をさせない投手』との評価を確立した[要出典]。1994年7月28日のカリフォルニア・エンゼルス戦ではメジャー史上12人目の完全試合を達成。
1995年は自己最多の17勝を記録し、ロジャース自身が持つ左投手としての球団記録を更新した[4]。5月には4試合連続無失点に抑え、39回連続無失点を達成した。これはチャーリー・ハフの36回連続無失点(1983年)を上回る球団新記録となった[4]。オールスターに初めて選出され、1回を2三振、無失点に抑えている。
[編集] ヤンキース、アスレチックス、メッツ
1996年にFAでニューヨーク・ヤンキースに移籍し、レギュラーシーズンは12勝8敗を記録し、防御率は4.68。ロジャースは初のポストシーズンとなったが、4試合で防御率14.14だったが、チームは18年ぶりにワールドシリーズを制覇。しかし、翌1997年は不調で5月27日から6月15日かけての5試合の防御率は8.87[5]。6月22日には4年ぶりにリリーフとして登板した[5]。8月5日に先発に復帰したが[5]、この年の成績は6勝7敗・防御率5.65と1993年に先発転向後最悪の成績となった。11月7日にスコット・ブロシアスとのトレードでオークランド・アスレチックスへ移籍した。
1998年はチーム最多の16勝、防御率は3.17(リーグ3位)を記録し、8月20日には通算100勝を達成した[6]。守備ではメジャー最多の66補殺を記録し、アリーグでは1977年にジェリー・ガーヴィンが66補殺を以来の多さである[6]。
[編集] 2000年 - 2005年
1999年途中にニューヨーク・メッツにトレードされ、2000年にレンジャーズに復帰。この年は13勝をマークし、ゴールドグラブ賞を4年連続で受賞中だったマイク・ムッシーナに代わり初受賞。翌2001年は怪我により7月17日の登板を最後にシーズンを終え、5勝7敗・防御率6.18の成績に終わった。
2002年はチーム最多の13勝を挙げ、通算10回目の2桁勝利となった。2003年はミネソタ・ツインズへ移籍。2004年1月14日に2年総額600万ドルでレンジャースに再復帰した[7]。9回当たり6.85点(リーグ4位)の打線の援護もあり、自己最多の18勝を挙げ、投手としてリーグ史上最高齢で3回目のゴールドグラブ賞を受賞した[8]。
2005年は4月27日から6月17日にかけて9連勝をマークし、その間に球団史上3番目の長さとなる31回連続無失点を達成している[9]。オールスターまでに10勝4敗・防御率2.54の成績を残し[9]、3回目のオールスターに選出されたが、6月に地元テレビ局のカメラマンに暴行をし、怪我を負わせたため、ブーイングを浴びた[10]。それ以後の後半戦は4勝4敗・防御率4.72だった[9]。
[編集] デトロイト・タイガース
2006年から2年総額1600万ドルの契約でタイガースに移籍[11]。移籍してからは若い投手のまとめ役、相談役としてリーダーシップを発揮[10]。苦手だったメディアとも積極的につきあうようになった[10]。6月18日に通算200勝を達成。40歳代で2度目の14勝以上を達成(メジャー史上10人目)。チームは19年ぶりのリーグ優勝。
2005年までのポストシーズンの成績を0勝3敗、防御率8.85と苦手にしていたが、10月6日のヤンキースとのディビジョンシリーズ3戦を7回・2/3を無失点。 ランディ・ジョンソンとの史上初の40歳代対決に完勝し、続くオークランド・アスレチックスとのリーグチャンピオンシップシリーズ第3戦でも7回・1/3を無失点に抑え勝ち投手となった。セントルイス・カージナルスとのワールドシリーズ第2戦では8回を無失点で勝ち投手となった。チームは第5戦で敗退。ワールドチャンピオンになれなかったが、ポストシーズンで23イニング連続無失点を記録し、これを上回ったのはクリスティ・マシューソン(1905年、27回連続無失点)しかいない[12]。
2007年シーズン終了後FAを宣言したが、代理人のスコット・ボラスを解雇し、自ら交渉し、1年800万ドルで残留[1]。2008年5月9日に92回目の牽制で走者をアウトにし、マーク・ラングストンを抜きメジャー史上最多記録となった[13]。
[編集] 特筆すべき点
- ドラフト指名されるまで、家の農場の手伝いなどで、まともに野球に打ち込んだのは高校3年時の1年だけだった。
- 若い頃は速球派だったが、最近はベテランらしいカーブとチェンジアップを駆使した投球術が光る。
- マウンド上では冷静だが、2005年にはしつこいカメラマンに対し激怒し、暴行。結局、10試合の出場停止と5万ドルの罰金処分となり、直後のオールスターではファンからブーイングを浴びた。
- 元野手だけあってフィールディングも軽快で、ゴールドグラブ賞を5度受賞している(2000年、2002年、2004年 - 2006年)。
[編集] 年度別成績
年 | 球団 | 勝利 | 敗戦 | 防御率 | 試合 | 先発 | セーブ | 投球回 | 被安打 | 失点 | 自責点 | 被本塁打 | 与四球 | 奪三振 |
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1989 | TEX | 3 | 4 | 2.93 | 73 | 0 | 2 | 73.2 | 60 | 28 | 24 | 2 | 42 | 63 |
1990 | TEX | 10 | 6 | 3.13 | 69 | 3 | 15 | 97.2 | 93 | 40 | 34 | 6 | 42 | 74 |
1991 | TEX | 10 | 10 | 5.42 | 63 | 9 | 5 | 109.2 | 121 | 80 | 66 | 14 | 61 | 73 |
1992 | TEX | 3 | 6 | 3.09 | 81 | 0 | 6 | 78.2 | 80 | 32 | 27 | 7 | 26 | 70 |
1993 | TEX | 16 | 10 | 4.10 | 35 | 33 | 0 | 208.1 | 210 | 108 | 95 | 18 | 71 | 140 |
1994 | TEX | 11 | 8 | 4.46 | 24 | 24 | 0 | 167.1 | 169 | 93 | 83 | 24 | 52 | 120 |
1995 | TEX | 17 | 7 | 3.38 | 31 | 31 | 0 | 208.0 | 192 | 87 | 78 | 26 | 76 | 140 |
1996 | NYY | 12 | 8 | 4.68 | 30 | 30 | 0 | 179.0 | 179 | 97 | 93 | 16 | 83 | 92 |
1997 | NYY | 6 | 7 | 5.65 | 31 | 22 | 0 | 145.0 | 161 | 100 | 91 | 18 | 62 | 78 |
1998 | OAK | 16 | 8 | 3.17 | 34 | 34 | 0 | 238.2 | 215 | 96 | 84 | 19 | 67 | 138 |
1999 | ☆ | 10 | 4 | 4.19 | 31 | 31 | 0 | 195.1 | 206 | 101 | 91 | 16 | 69 | 126 |
2000 | TEX | 13 | 13 | 4.55 | 34 | 34 | 0 | 227.1 | 257 | 126 | 115 | 20 | 78 | 127 |
2001 | TEX | 5 | 7 | 6.19 | 20 | 20 | 0 | 120.2 | 150 | 88 | 83 | 18 | 49 | 74 |
2002 | TEX | 13 | 8 | 3.84 | 33 | 33 | 0 | 210.2 | 212 | 101 | 90 | 21 | 70 | 107 |
2003 | MIN | 13 | 8 | 4.57 | 33 | 31 | 0 | 195.0 | 227 | 108 | 99 | 22 | 50 | 116 |
2004 | TEX | 18 | 9 | 4.76 | 35 | 35 | 0 | 211.2 | 248 | 117 | 112 | 24 | 66 | 126 |
2005 | TEX | 14 | 8 | 3.46 | 30 | 30 | 0 | 195.1 | 205 | 86 | 75 | 15 | 53 | 87 |
2006 | DET | 17 | 8 | 3.84 | 34 | 33 | 0 | 204.0 | 195 | 97 | 87 | 23 | 62 | 99 |
2007 | DET | 3 | 4 | 4.43 | 11 | 11 | 0 | 63.0 | 65 | 36 | 31 | 8 | 25 | 36 |
通算 | 19年 | 210 | 143 | 4.19 | 732 | 444 | 28 | 3129.0 | 3245 | 1621 | 1458 | 317 | 1104 | 1886 |
[編集] 脚注
- ^ a b "Free agent Kenny Rogers returning to Detroit (英語)" 2008年5月22日閲覧.
- ^ a b "Kenny Rogers 1989 Career Highlights (英語)" 2008年5月21日閲覧.
- ^ a b "Kenny Rogers 1990 Career Highlights (英語)" 2008年5月21日閲覧.
- ^ a b "Kenny Rogers 1995 Career Highlights (英語)" 2008年5月21日閲覧.
- ^ a b c "Kenny Rogers 1997 Career Highlights (英語)" 2008年5月21日閲覧.
- ^ a b "Kenny Rogers 1998 Career Highlights (英語)" 2008年5月21日閲覧.
- ^ 「地区別ペナントレース展望 アメリカンリーグ西地区」『月刊メジャーリーグ』 2004年3月号、33項、雑誌 08625-3
- ^ "Kenny Rogers 2004 Career Highlights (英語)" 2008年5月22日閲覧.
- ^ a b c "Kenny Rogers 2005 Career Highlights (英語)" 2008年5月22日閲覧.
- ^ a b c 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』 廣済堂出版、2007年、126項。ISBN 978-4-331-51213-5。
- ^ "Rogers signs to two-year, $16M with Tigers (英語)" 2008年5月22日閲覧.
- ^ "Kenny Rogers 2006 Career Highlights (英語)" 2008年5月22日閲覧.
- ^ "Pickoff gives Rogers all-time lead Veteran Tigers southpaw passes Langston with 92nd of career (英語)" 2008年5月21日閲覧.
[編集] 外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube
先代: デニス・マルティネス |
完全試合達成者 (MLB) 1994年7月28日 |
次代: デービッド・ウェルズ |
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投手 | 52 デニー・ボーティスタ / 62 フランシス・ベルトラン / 38 ジェレミー・ボンダーマン / 43 エディ・ボナイン / 34 フレディ・ドルシ / 49 ケイシー・フォッサム / 58 アーマンド・ガララーガ / 59 トッド・ジョーンズ / 45 アキリノ・ロペス / -- マカイ・マクブライド / 31 ザック・マイナー / 48 リック・ポルセロ / 50 クレイ・ラパダ / 29 ネイト・ロバートソン / 56 フェルナンド・ロドニー / 37 ケニー・ロジャース / 44 ボビー・シー / 32 バージル・バスケス / 35 ジャスティン・バーランダー / 21 ドントレル・ウィリス / 54 ジョエル・ズマヤ |
捕手 | 7 イバン・ロドリゲス / 13 バンス・ウィルソン |
内野手 | 24 ミゲル・カブレラ / 9 カルロス・ギーエン / 46 マイケル・ホリモン / 15 ブランドン・インジ / 19 ジェフ・レリッシュ / 14 プラシド・ポランコ / 8 エドガー・レンテリア / 39 ラモン・サンティアゴ |
外野手 | 27 ブレント・クリーブレン / 28 カーティス・グランダーソン / 20 マット・ジョイス / 30 マグリオ・オルドニェス / 25 ライアン・レイバーン / 33 マーカス・テームズ / 36 クリート・トーマス |
指名打者 | 3 ゲイリー・シェフィールド |
監督・コーチ | 10 ジム・リーランド(監督) / 17 ラファエル・ベリアード(内野コーチ) / 55 チャック・ヘルナンデス(投手コーチ) / 51 ジェフ・ジョーンズ(ブルペンコーチ) / 22 ジーン・ラモント(三塁コーチ) / 12 ロイド・マクレドン(打撃コーチ) / 18 アンディ・バンスライク(一塁コーチ) |
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2008年6月14日更新 |
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2 デレク・ジーター / 12 ウェイド・ボッグス / 13 ジム・レイリッツ / 17 ケニー・ロジャース / 18 マリアーノ・ダンカン / 19 ルイス・ソーホ / 20 マイク・アルドレーテ / 21 ポール・オニール / 22 ジミー・キー / 24 ティノ・マルティネス / 25 ジョー・ジラルディ / 26 アンディ・フォックス / 27 グレイム・ロイド / 31 ティム・レインズ / 33 チャーリー・ヘイズ / 35 ジョン・ウェッテランド / 36 デービッド・コーン / 39 ダリル・ストロベリー / 41 ブライアン・ベーリンガー / 42 マリアノ・リベラ / 43 ジェフ・ネルソン / 45 セシル・フィルダー / 46 アンディ・ペティット / 51 バーニー・ウィリアムス / 52 デビッド・ウェザース 監督 6 ジョー・トーリ |