ガイル (ストリートファイター)
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ガイル プロフィール
ガイル (Guile) はカプコンが開発、販売している対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場する架空の人物。アメリカ向けのメディアでは主役級の扱いを受ける。
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[編集] キャラクターの設定
初出の『ストリートファイターII』では、アメリカ空軍少佐（F-16パイロット（ガイルステージで駐機中のF-16が登場する）。ただしストリートファイターII MOVIEではF-16ではなくF-15パイロット、ストリートファイターII VではF-15Eに搭乗しているシーンあり）。ベガに殺された親友ナッシュの仇をとるために家族を捨て一人で復讐のために闘う軍人。常に冷静沈着であり、闘いは非情なものであるとの信念を持っている。言動に渋みを感じさせるものが多いハードボイルドなキャラクターとして描かれている。
箒を逆さにしたような個性的な髪型[1]と、左肩に施された星条旗のタトゥーがトレードマーク。特に髪型には並々ならぬこだわりを持っており、櫛を常備して闘いが終わる度に髪を整える姿が見られる。首からはドッグタグを、自分のものとナッシュのものを一緒にして提げている。
『ストリートファイターZERO3』には、家庭用移植版及び『ZERO3↑』（アッパー）の追加キャラクターとして登場する（プレイステーション版のみ隠しキャラクター）。初代『ストリートファイターII』の登場キャラの中では『ZERO』シリーズ中最も遅い参戦となった。本作ではアメリカ海軍中尉で、軍の命令を無視して単身シャドルーの捜査をしているナッシュを止めるよう、軍上層部から要請を受ける。
以前は「静かなる復讐者」の異名を持っていたものの、『ストリートファイターEX』でかつての部下だったドクトリン・ダークから「自分を鍛えてくれなかった」との理由で逆恨みされていることもあってか、以降の作品では復讐が虚しい行為である事を悟っている。
基本的には英語を喋っているが、『ストリートファイターEX』シリーズでは勝利時に日本語も口にする。
『ZERO3』では、ネバダゴーストバレーを本拠地にしており、ステージが高速移動している。
[編集] 家族
- ユリア
- ガイルの妻である。ユリアの妹イライザはケンの恋人（のちに妻）であるため、ガイルとケンは相婿にあたる。1度は家族を捨てた身だがその後もユリアはガイルを愛しており、彼女の説得を受けよりを戻す。各作品のエンディングなどで見られるように、良き父親として過ごしている。SVCのEDでは、家族のことを第一に考えていたいとの趣旨を語っている。
- クリス
- ガイルの娘である。またクリスと、ダルシムの息子・ダッタは文通相手である。
- サブ
- 飼い犬。
[編集] 他キャラクターとの関係
ケンとは相婿に当たるが、ガイルはその事をそれほど気に掛けてはいない。ガイルはケンとイライザの結婚に反対しており、軟派なケンが義弟になるのをあまり快く思っていないとする記述もある。
ナッシュとは嘗て同じ部隊にいた親友。彼との友情についてはゲーム内ではあまり語られていないが、アメリカンコミック(日本では2004年発売)では捕虜となっていたガイルをナッシュが助けたのが二人の出会い、というエピソードがある。ガイルの必殺技もナッシュから伝授されたものとされている。
ベガはナッシュの仇であり、ガイルの闘う目的は彼を追う事である事が多い。
『ザ・キング・オブ・ファイターズ'94』のボスキャラクター・ルガールの対戦前デモで、ルガールがそれまで倒してきた格闘家を銅像にしたものが出てくるが、その中にはソニックブームを撃つガイルらしき像も含まれていた。それを受けてか、『CAPCOM VS. SNK』ではガイルとルガールの対戦前のデモで、ルガールの目前に前述したようなガイルの像が現れ、ガイルがそれをソニックブームで破壊し、続いてその残骸をルガールが烈風拳で粉砕するという演出がある。掛け合い台詞でも、ルガールはガイルに興味を抱いているが、当然ガイル自身は思い切り迷惑がっている。
『ストリートファイターII』のキャラクターの中では、他キャラクターとの関わりが多いキャラクターの一人である。
[編集] キャラクターの原型
ガイルの髪型は『ジョジョの奇妙な冒険』の第3部『スターダストクルセイダース』のメインキャラクターの一人「ジャン＝ピエール・ポルナレフ」をモデルにしているとされているが、当時の開発スタッフがポルナレフと、同じく『ジョジョ』に登場する悪役でポルナレフの仇敵である「J・ガイル」とを混同していた為に「ガイル」という名前が付いたという経緯がある。
また、見た目的には第2部『戦闘潮流』に登場する「ルドル・フォン・シュトロハイム」がより近いといえる。（ポルナレフの髪型は長いコック帽のようであり、顔立ち以外の面では『KOF』シリーズの二階堂紅丸が近い）シュトロハイムとガイルには軍人と言う共通点もある。
[編集] ゲーム上の特徴
隙の少ない飛び道具「ソニックブーム」を撃ち、それに対する相手の対応を各種通常技で潰していく。下溜めが完了していれば対空は出始めに無敵のある「サマーソルトキック」で万全という防御面に優れた対応型のキャラクター。二つの必殺技がタメコマンドであった事もこの戦い方とうまく合致し、待ちガイルという言葉も生まれた。
近寄られたら中足払いやソニックで追い払って、飛んだらサマーソルトもしくは通常技対空という戦法が強力だった。登場を重ねるにつれ、お手軽さは無くなったが、この戦術自体は健在である。
CPUは溜め無しで必殺技を繰り出してくるため、CPUの繰り出したソニックブームをジャンプで避けて飛び込んだ直後にサマーソルトで迎撃されるというパターンには誰もが一度は不満を覚える。俗に「歩きソニック」「イカサマー」などと呼ばれる。ただしシリーズによっては、例えばキャラクタが右向きなら、レバーを右下→右→右下…という動作を素早く繰り返せば、溜めを維持したまま移動することが可能。 GBA版『スーパーストリートファイターII Xリバイバル』では、コマンド簡略モードに切り替えることによってCPU同様の反則的な動きが可能になる。
『ストリートファイターII』は、最初から北米でのマーケットも国内同様に重視されており、アメリカでの主人公キャラという位置づけで作られたキャラなので、クセがなく使いやすい操作系に設定されている。ストーリーに関して言えば、ラスボスのベガと直接関係のないリュウやケンと違い、春麗とともにストーリー上の中心的キャラになっている。
[編集] 技の解説
[編集] 投げ技
- ジュードースルー
- 背負い投げに似た技。投げた後は相手との間合いが離れる。
- 『ストII』(初代)ではこの技のモーションだけ出して相手を問答無用に投げる禁断技『真空投げ』というものが存在した。
- 尚、『真空投げ』についての詳細は後述する。
- ドラゴンスープレックス
- 相手の背後へ回り込むようにつかみ、後頭部から地面に叩きつける。投げた後は相手との間合いがあまり離れない。
- 『ストII』シリーズのみ強Pでそれ以外では、Kボタンに変更されている。
- フライングメイヤー
- 空中P投げ。相手を上空から地面へ投げつける。『初代』では異様に投げ間合いが広かったが、『ダッシュ』以降は間合いが狭くなり、相手が自分よりも上方向にいるときにつかめる。
- 『ストEX』シリーズでは使われていない。
- 余談だが着地寸前でこの技を出すとダメージがほとんどない代わりに得点が多く入る。これを一部プレイヤー間では「2000点投げ」さらには「スコア稼ぎの友」とまでいわれている。（ちなみに通常は1500点）
- ただし『初代』もしくは『ハイパーストII』の初代仕様以外では狙って出すのは難しい。
- フライングバスタードロップ
- 空中K投げ。バックブリーカーのような技で、これも『初代』ではフライングメイヤー同様、投げ間合いが広かったが、『ダッシュ』以降は同様に狭くなり、相手が自分よりも下方向にいるときにつかめる。またガイルの持つ投げ技の中では最もダメージの大きい技である。
- 『ストEX』シリーズではPボタンに変更されている。
[編集] 特殊技
- ニーパット
- 『初代』のみ使用可能な膝蹴り。一応ヒット時には目押しで近距離立ち強Pにつなぐことができるが、後述のニーバズーカとは違い、ほとんど意味のない技である。
- ニーバズーカ
- 『ダッシュ』以降で使用可能な飛び膝蹴り。こちらはタメコマンドを維持しつつ前へ移動できるという使い方が可能。
- リバーススピンキック
- 上下逆さに蹴りを出す技で、相手の下段をかわしつつ攻撃できる技。中段ではない。
- 『初代』でこの技とソニックブームを組み合せることによって禁断の『真空投げ』ができる。
- スピニングバックナックル
- 『ターボ』までは通常技の遠距離立ち強Pだが、『スパII』からレバーを前に入れることで間合いに関係なくいつでも使用可能になった。さらに、『スパII X』では遠距離立ち強Pが新しい通常技になり、完全に特殊技になった。
- ローリングソバット
- 通常技の遠距離立ち中Kだが、『スパII X』からレバーを前または後ろに入れることでその方向に移動しつつ技を出せるようになった。この移動型ソバットは近距離でも出すことができる。(静止型は×)
- ヘビースタブキック
- 前へ踏み込みながら蹴りを放つ技で、『スパII X』から加わった遠距離立ち強Kだが、『ストEX』シリーズでは特殊技になっている。タメコマンドを維持しつつ前へ移動できるというニーバズーカと同じ使い方が可能。
[編集] 必殺技
- ソニックブーム（キャラが右向き時、←ため→Pボタン）
- 超音速航空機のソニックブームに由来する。両腕を超高速で胸の前に交差させることで横回転する衝撃波を発生させ、相手に向かって発射する飛び道具タイプの必殺技。打った後の隙が波動拳などに比べて非常に小さいのが特徴で、弾速の遅い弱ソニックブームを撃ちそれを追いかけ、盾のようにして相手を攻め立てる戦法がシリーズを通じて有効。
- サマーソルトキック（↓ため↑Kボタン）
- 直訳すると「とんぼ返り蹴り」で、その名の通り後方宙返りをしながら蹴りを放つ。蹴りと共に三日月状の衝撃波が発生し、攻撃範囲が広く対空迎撃技として高い性能を誇る。『初代』では威力がかなり大きかった。また着地時の硬直が『0フレーム』(=スキが全くない)なので、着地を狙って反撃されてもガードが間に合ったり、逆にこちら側が先に着地と同時に投げることもできた。『ダッシュ』以降は着地時の硬直時間がつくようになったため、これらの行動はできなくなった。尚『ハイパーストリートファイターII』における初代仕様もこの『0フレーム』という特性がそのまま残されている。
- 『MARVEL VS. CAPCOM 2』では、この衝撃波が斜め上空へと飛んでいくようになっている。また、同作では空中で出すこともでき、その場合はレバーの溜め入力が必要ない。
- なお、春麗の垂直ジャンプ強キックが同じく宙返りしながらの蹴りであり、名前が「夏塩蹴」となっているが、「サマーソルト」は "somersault" であり "summer salt" ではないので注意。
- ハンドカフ
- 『ザ・ムービー』のみに登場。相手をつかんでピヨリ状態にする。
[編集] スーパーコンボ
必殺技はいずれの作品でも先述した2つのみ（例外もあり）だが、スーパーコンボは各種バリエーションがある。
- ダブルサマーソルトキック / サマーソルトストライク
- 『スーパーストリートファイターIIX』から登場した技である。連続でサマーソルトキックを繰り出す。
- 『X』ではダブルサマーソルトの名が示すとおり2連発。『ZERO3』以降ではLV3で出すと3連続になるためか、技名が変更されている。『MARVEL VS. CAPCOM 2』でもそのLV3版と同様だが、やはり衝撃波が斜め上空へと飛んでいく。
- オープニングギャンビット
- 『ストリートファイターEX』シリーズに登場。パンチを連発しながら前進し、側転のようなモーションのサマーソルトキックでフィニッシュする。
- ソニックブームタイフーン
- 『ストリートファイターEX2』以降の『EX』シリーズに登場。ソニックブームの強化版。『EX2PLUS』以降はメテオコンボに変更された。
- ソニックハリケーン
- 『ZERO3』から追加。巨大なソニックブームを目の前に発生させる。『MARVEL VS. CAPCOM 2』ではより巨大なものになり、『CAPCOM VS. SNK 2』以降もこのバージョンが採用されている。
- クロスファイアブリッツ
- 『頂上決戦 最強ファイターズ』でのみ使用。ナッシュが使用していた同名の連続打撃技と同じ性能。
- クロスファイアーアサルト
- 『MARVEL VS. CAPCOM 2』のみでのハイパーコンボで、空中から突進する乱舞技。
- トータルワイプアウト
- 『CAPCOM VS. SNK』シリーズから追加。ナッシュのクロスファイアブリッツに似た、前進しながらの連続打撃技。
- サマーソルトスラッシュ
- 『SVC CHAOS』でのみの超必殺技。サマーソルトキックを繰り返しながら垂直上昇し、頂点に達した所で浴びせ蹴りを振り下ろす。
- トリプルサマーソルト
- 『ザ・ムービー』でのみ使用。3連続のサマーソルトキック。『堕落天使』のクールもトリプルサマーソルトキックという超必殺技を使う。
- G．アーツ
- 『ザ・ムービー』でのみ使用。ハイキックを繰り出してから蹴りをみだれ打ちし、飛び蹴りでしめる。
[編集] 他のメディアのガイル
[編集] 映画
- 1994年の実写ハリウッド映画『ストリートファイター』、及びそれとのタイアップで作られた格闘ゲーム『ストリートファイター ザ・ムービー』『ストリートファイター リアルバトル オン フィルム』では、国連軍のウィリアム・ガイル大佐（ジャン＝クロード・ヴァン・ダム）として主役に配された。
- 1994年のアニメ映画『ストリートファイターII MOVIE』では春麗とともにシャドルーの調査をし、リュウ、エドモンド本田とともに最終決戦にも参加する。
[編集] テレビアニメ
- 1995年のテレビアニメ『ストリートファイターII V』では、井の中の蛙であったリュウを圧倒的な強さであしらい、世界の広さを知らしめる役目を負った。物語の後半では誘拐されたケンの救出を彼の父親に依頼されスペインへ向かう。本作での階級は軍曹で、年齢は21歳。
[編集] 漫画
[編集] 以後の作品への影響
リュウなどと同じく、ガイルの明快なスタイルは以後の作品でも模倣された事があった。また同じストリートファイターシリーズにおいても、ガイルの代替となるキャラクターが登場している場合がある。
- ストリートファイターZERO
- 『ストII』よりも以前という時代設定もあり、ガイルの代替として『ストII』時点では設定上の存在であったナッシュが登場した。
- ストリートファイターIII
- 第3作『3rd STRIKE』に登場するレミーの技は、ガイルのものと類似している。これは「『ストIII』にもガイルを出して欲しい」というユーザーの声があったものの、素直にガイルを出したくなかった開発者がこうした代替キャラを登場させたと言われている。
- 餓狼伝説
- キム・カッファンが、サマーソルトキックに酷似した「飛燕斬」を使う。コマンドもガイルのものと同様である。なお、『CAPCOM VS. SNK』でキムはガイルの足技に対して「鋭い足技に正直感服した」と誉めている。また、作品の海外市場を考慮し、本来の主人公とは別のその国での主人公格であるという共通点もある。
- ワールドヒーローズ
- 技の性質的にはジャンヌがそれにあたる。通常必殺技の性能もコマンドもガイルにあたる。キャラクターの立ち位置的にはキム・ドラゴンが近い。
- ファイターズヒストリー
- ジャン・ピエールはガイル同様にタメコマンドの飛び道具と対空技を持ち、前にタメるコマンドの必殺技を持つ。また、マットロック・ジェイドもガイル同様にタメコマンドの飛び道具と対空技を持つ。
- 豪血寺一族
- この作品では豪血寺お種がガイル同様にタメコマンドの飛び道具と対空技を持つ。グルーブオンファイトでは豪血寺お梅＆お種や乙霧レミがそれにあたる。また、ルドルフというキャラは、「サマーソルトキック」に酷似した「ヘビーソルトキック」を使用する。
- カイザーナックル
- バーツというキャラがガイルにあたり、タメコマンドの飛び道具と対空技を使用する。
- ザ・キング・オブ・ファイターズ
- 主人公チームの一人、二階堂紅丸はガイル同様に『ジョジョの奇妙な冒険』のポルナレフをモデルとするキャラクターで、見た目はガイルよりもずっとポルナレフに近い。さらに彼の技「スーパー稲妻キック」はサマーソルトキックに似たものである。
- 加えてメンバーが全員軍人（傭兵）である「怒チーム」があり、初期作では全員がタメコマンドの必殺技を持っていた。その中でもハイデルンは飛び道具の「クロスカッター」、対空技の「ムーンスラッシャー」を持ち、ガイルとかなり近いスタイルとなっていた。
- また、ロバート・ガルシアも一部作（『99』・『2000』・PS2版『XI』）において技がガイルに類似した形になっていることがある。
- 最近の例では、「アッシュ編」の主人公、アッシュ・クリムゾンがこれに当てはまる。ただし、動作などはむしろナッシュやレミーの方に近いともいえる。
- 速攻生徒会
- この漫画でもタメコマンドが存在し、待ちユーコを得意とする榊原優子がガイルにあたる。
- ブレイカーズ
- 主人公のライバルとして登場する李 刀龍（リー・タオロン）が、必殺技はタメコマンドの飛び道具と対空技のみというガイルに近いスタイルになっている。
- ザ・マスターズファイター
- カイン・ザ・ハートの側近であるアザール・ウィッツが、タメコマンドの飛び道具（ただし中段判定）と対空技を持つ。
- 月華の剣士
- この作品では新撰組の隊士という設定のキャラクター・鷲塚慶一郎がそれにあたる。タメコマンドの飛び道具と対空技を備える。ただし、技の隙が大きく、いわゆる「飛ばせて落とす」戦法は不得意。主にタメコマンドの突進技を起点に高威力の連続技を狙うスタイルである。
- 堕落天使
- この作品の主人公・クールも、必殺技がタメコマンドの飛び道具と対空技のみ。またその対空技の名前も「サマーソルトキック」（動作は違っている）となっており、超必殺技でも「トリプルサマーソルトキック」というガイルを意識したと思しきものがある。
- 格ゲー野郎
- この作品のキャラであるカイ・ミトニック（ライダー）の野郎技（必殺技）の中にタメコマンドの飛び道具と対空技がある。超野郎技（超必殺技）はサマーソルトを連続して繰り出す。
- アルカナハート
- 廿楽冴姫が、「サマーソルトキック」に酷似した「クラウ・ソラス」を使用する。コマンドもガイルと同じタメ系で、他にもタメ系の突進技も持つ（地上で「↑タメ↓＋攻撃ボタン」という特異なタメ技もある）。超必殺技ではサマーソルト四連続の「リア・ファイル」も存在する。
- バトルファンタジア
- この作品では僧侶という設定のキャラクター・セドリックが該当。必殺技はタメコマンドの飛び道具と対空技を備え、加えて同じくタメコマンドのフェイント技とボタン押しっぱなしでタメるドロップキック技も持つ。またタメを作りながら前進できる特殊技も持つ。
- アカツキ電光戦記
- 同人作品であるアカツキ電光戦記にも影響は及んでいる。この作品のキャラであるエレクトロゾルダートは必殺技がタメコマンドの飛び道具と対空技のみである。このキャラもタメを作りながら前進できる特殊技を持っている。
[編集] その他
- 初代ストリートファイターIIでは「真空投げ」といわれるバグ技があった（餓狼伝説シリーズのギース・ハワードやロック・ハワードが使用する同名の技とは無関係）。リバーススピンキック（レバー入れ立ち強キック）が出る間合いで「←方向溜め→後10フレームくらい間を置いて、任意のレバー方向＋強キック・中or強パンチ」というコマンドを成功させるとガイルが一人でジュードースルー（中パンチでの通常投げ）のポーズを取り、その時相手がジャンプ中だろうがどこにいようが投げられたかのごとく地面に叩き付けられるというものである。これは完全無敵の昇龍拳の上昇中や金網に張り付いているバルログ、さらにはダウン中の相手をも投げてしまえて、投げモーション中のガイルは無敵、しかも連続で決めることが出来るため凶悪な技として知られている。
- 同じく初代ストIIにおいて、「封印」といわれるバグがあった。ガイルが技を出しているときに攻撃を受けると、以後は必殺技が出なくなってしまう。何かの技を一度でも出し切れば元に戻る。ガイル使いがソニックブームを撃つ前にしゃがみパンチを空振りキャンセルで出す理由はこの封印解除のため。初代とハイパーの初代仕様だけで起きる現象であるが、長い間ガイルを使っている人は癖となっている。
- 同じく初代ストIIにて、密着状態で立ち弱パンチを素早く連打するとほぼ100%相手をピヨり状態に追い込むことが可能である（ピヨり状態の相手にやると再びピヨらせることも可能で、酷い場合はこの立ち弱パンチだけで勝負がつくこともある凶悪技でもあった）。これは一部で「フラッシュピストンマッハパンチ」と呼ばれた。(元ネタは魁!!男塾のJ(ジェイ)の技)
- 『ハイパーストリートファイターII』においての初代仕様は前者の『真空投げ』は削除されたが、後者の『封印』及び『フラッシュピストンマッハパンチ』は残ったままである。
- コナミデジタルエンタテインメントの音楽ゲーム『pop'n music』のキャラクターであるキングのプロフィールで「嫌いなもの」が「日本でマリィ（同作のキャラクター）に食べさせられた納豆」となっている。また、SNKの対戦格闘ゲーム『龍虎の拳』のキャラクター、ロバート・ガルシアの「嫌いなもの」は「昔リョウに死ぬほど食べさせられたラッキョウ」であり、いずれもガイルへのオマージュと思われる。
- CAPCOMから発売されたオンラインゲームモンスターハンターに登場する飛竜リオレイアの、後方宙返りして尾を叩き付ける攻撃がサマーソルトと通称され、ゲーム中のキャラクターもこう呼んでいる。
[編集] 登場作品
- ストリートファイターIIシリーズ
- ストリートファイターZERO3（家庭用移植版のみ）
- ストリートファイターZERO3↑（アッパー）、↑↑（ダブルアッパー）
- ストリートファイターEXシリーズ
- カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000
- CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001
- MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES
- SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ シリーズ
- 頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM
- SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS
- CAPCOM FIGHTING Jam
- 新 鬼武者 DAWN OF DREAMS
- ある条件を満たすとロベルトのコスチュームとして登場する。
- ストリートファイターIV
[編集] 脚注
- ^ CAPCOM VS. SNKでは、その髪型を不知火舞やチャン・コーハンにネタにされている。
[編集] 担当声優
- 玄田哲章（『ストリートファイターEX』 シリーズ、テレビアニメ『ストリートファイターII V』）
- 土屋トシヒデ（『ストZERO3』、↑[アッパー]、↑↑[ダブルアッパー]、『MARVEL VS. CAPCOM 2』）
- 山寺宏一（『CAPCOM VS SNK』シリーズ）
- 石塚運昇（『CAPCOM FIGHTING Jam』）
- 西川たけのすけ（『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』）
- 津嘉山正種（アニメ映画『ストリートファイターII MOVIE』）
- 田中秀幸（実写映画『ストリートファイター』日本語吹き替え）
- 若本規夫（『ストリートファイターII・MAD Revenger 復讐の戦士』）
[編集] 関連項目
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|---|---|
| ストリートファイター | アドン - イーグル - ケン - 元 - サガット - バーディー - リュウ |
| ストリートファイターIIシリーズ | E.本田 - ガイル - キャミィ - 豪鬼 - ザンギエフ - T.ホーク - 春麗 - ダルシム - ディージェイ - バルログ - フェイロン - ブランカ - ベガ - M.バイソン |
| ストリートファイターZEROシリーズ | イングリッド - ガイ - かりん - コーディー - さくら - ソドム - ナッシュ - ダン - マキ - ユーニ - ユーリ - R.ミカ - ローズ - ロレント |
| ストリートファイターEXシリーズ | アレン - エース - カイリ - ガルダ - ジャック - シャドウガイスト - スカロマニア - ダラン - D.ダーク - 七瀬 - ブレア - ほくと |
| ストリートファイターIIIシリーズ | アレックス - いぶき - エレナ - オロ - Q - ギル - ショーン - ダッドリー - トゥエルヴ - ネクロ - ヒューゴー - まこと - ヤン - ユリアン - ユン - レミー |
