Ultra-Mobile PC
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Ultra-Mobile PC(ウルトラモバイル ピーシー、略称UMPC)は2006年3月9日にマイクロソフトやインテルなどが発表したタブレットPCの規格。また、その規格に準拠したものと同程度のパソコンおよびその分野・市場のこと。
ノートパソコンとPDA(PDA)との中間に位置づけられる。Intel Ultra Mobile Platform 2007に準拠したハードウェア構成の携帯型PCの事と考えてよい。
発表当時はASUS、Founder、サムスン電子(Q1)の三社の製品が発表され、後にPBJ、富士通なども加わった。また、ソニーはインテルが「UMPC」というコンセプトおよび規格を発表する以前から「U」シリーズとして類似の製品を販売している(VAIOを参照)。また、2008年にはEee PCが発売された。
実物が発表される前はOrigami Projectという名称で活動していた。
分野としてのUMPCは、専用OS・非x86アーキテクチャのCPUを搭載したPDAとは異なり、現行のWindowsを搭載もしくは搭載可能なPC/AT互換機を意図していることが多い。ただし、ベンダの意図によっては、そうでない場合もある。