SketchUp
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SketchUp | |
開発元: | Google Inc. |
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最新版: | 6.0.515 (Windows) / 6.0.514 (Mac OS X) / 2007年5月9日 |
対応OS: | Windows、Mac OS X |
種別: | 3D コンピューターグラフィックス |
ライセンス: | Proprietary |
公式サイト: | www.sketchup.com |
SketchUp(スケッチアップ)は、Google Inc.が開発している3Dデザインツール。
目次 |
[編集] 概要
Google Inc.が開発している3Dデザインツール。元々@Last Softwareが開発販売を行なっていたが、同社が2006年3月にGoogleに買収されたため、Googleが引き継いだ。
現在無料版と有料版があり、無料版は機能が制限されており、名称は「Google SketchUp」。有料版の名称は「Google SketchUp Pro」。以前は有料版にのみ他言語版が存在したが、2007年10月30日、無料版にも日本語版が登場した。
無料版のサポートはセルフサービス、有料版にはメールによる技術サポートやエクステンションと呼ばれる追加の機能がある。開発チームによりエクステンションツールは今後も増えていく予定。
東アジア地域の総代理店は米国Cadalog、Inc.。日本においては株式会社アルファコックス CadalogJAPANが総代理店となっている。その他、代理店も多数。
日本国内にはATCトレーナーと呼ばれるGoogleのSketchUpチームより認定を受けているトレーナーが3名ほど存在する。ATCトレーナーが行うトレーニングは公式トレーニングと称されてGoogleから支給されているテキストを使用できる。日本ではATCトレーニングに関する情報は日本語の公式サイトであるSketchUpJAPANにて紹介がされている。
[編集] 特徴
主として水平・垂直線で構成される建築設計などにおいて、プッシュ/プルと呼ばれるツールに代表される感覚的な3Dモデリングが得意とされるが、数値による正確なモデリングにおいても他の3Dソフトの追随を許さない。
また、Google Earthのファイル形式である、「KMZ」形式で保存することもできるため、SketchUpで作成したモデルをGoogle Earthで表示する事もできる。
[編集] 歴史
- 2006年3月 - @Last SoftwareをGoogleが買収
- 2006年4月27日 - Googleが"Google SketchUp"を公開
- 2007年5月 - GoogleがGoogle SketchUp ATCトレーニング認定講習を実施。日本において4名を認定。
- 2007年12月11日 - 株式会社アルファコックス CadalogJAPAN主催/GoogleJAPAN協賛において日本初のSketchUp公式セミナーを開催
[編集] 関連書籍
- 『Google SketchUp パーフェクト 入門編 』阿部秀之/著(エクスナレッジ、2007年)
- 『Google SketchUp パーフェクト 実践編 』阿部秀之/著(エクスナレッジ、2007年)
- 『Google SketchUp for Professional 』中平雅文・田中雅子/著(九天社、2008年)
- 『Google SketchUp スーパーマニュアル』山梨知彦/著(日本実業出版社、2008年)