Revo
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Revo | |
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基本情報 | |
別名 | 領主(様)、国王、(国王)陛下 |
出生日 | ????年6月19日 |
出身地 | 日本 |
ジャンル | オルタナティブ・ミュージック ロック ポップス クラシック DTM |
職業 | ギタリスト キーボーディスト シンセシスト 作詞家 作曲家 編曲家 音楽プロデューサー |
担当楽器 | ギター ボーカル キーボード シンセサイザー アコーディオン その他多数 |
活動期間 | 1990年代後半 - |
レーベル | キングレコード |
共同作業者 | yokoyan (Sound Horizon) |
公式サイト | http://sound-horizon.net/ |
Revo(レヴォ、6月19日 - )は、日本のサウンドクリエイター。男性。幻想楽団「Sound Horizon」の主宰で、同楽団(グループ)唯一の正式メンバー。
Sound Horizon以外にも、「〜†Revo(クロスレヴォ、"〜"には霜月はるか等コラボレーション相手の名前が入る)」としての活動や、ガンスリンガー・ガール等コミック作品のイメージアルバム制作、森雄介らへの楽曲提供など、幅広い音楽活動を行っている。
目次 |
[編集] 来歴
- 学生時代(中学生の頃)にメタリカ等のコピーバンドを友人らと結成。後にDTMへと転向。
- 1990年代後半頃、自身のHP「Sound Horizon」でインターネット上の活動開始。ゲーム音楽のコピーやアレンジと共にストーリー付きのオリジナル曲を公開したことが、現在の音楽活動の始まりとなった。
- 大手同人誌即売会においてコミックやアニメーションの二次創作本のみならずオリジナルCDなどを取り扱っていることを知り、2001年にコミックマーケット61に「Sound Horizon」で応募するも抽選により落選。その為、同イベントに当選が決定していた盟友yokoyanのスペース(ブース)で1st Story CD (plus)『Chronicle』を販売したことがSound Horizonの活動としての第一歩となった。その後も同人誌即売会でCDをリリース。
- メジャーデビュー以前に、Aramaryと共にパソコン用18禁ゲームの音楽も2作品ほど手がけている。
- 2004年、Sound Horizonとしてメジャーデビュー。現在も精力的に活動している。
- 2008年、作曲家梶浦由記とコラボレートし、「Revo&梶浦由記」として活動開始。ライブ『Revo&梶浦由記 Presents「Dream Port 2008」』を4月29日に神戸ワールド記念ホール、5月6日にパシフィコ横浜国立大ホールで開催。5月15日には東京国際フォーラムホールAで追加公演が行われた。同年6月18日にシングル『Dream Port』が発売される予定。
[編集] 人物・エピソード
- アニカンRのインタビューによると、Revoの名前の由来は「Revolution(革命)」から取ったとのこと。
- 演奏する楽器のレパートリーは幅広く、ギターからシンセサイザーやアコーディオン、打楽器や民族楽器など様々の楽器を使いこなす。第2期Sound Horizonになってからは、一部の楽曲でメインボーカルも担当するようになる。
- ファンからの愛称は「領主様」。ラジオ「こむちゃっとカウントダウン」にゲスト出演した際の発言が由来で、領地はファンの心(の中)とのこと。
- 2006年末から翌2007年初頭まで行われたコンサート『Roman〜僕達が繋がる物語〜』では、何か一つ面白い演出が欲しいという演出担当からの提案で国王に就任、という事に。この件についてRevo本人は出演したラジオで「ちょっとどうかな、と思ったけれど皆が楽しんでくれるならそれはそれでいいのかな、そういう役回りで……」と恥ずかしそうに答えている。
- これに伴って「国王」「(国王に対する尊称である)陛下」と呼ぶファンも増えたが、慣れ親しんだ「領主(様)」の方が良いというファンの声もあり、これに対しRevoは好きなように呼んでほしい(呼び方を無理に統一させる必要はない)という趣旨の発言をしている。
- サングラスがトレードマーク。これはメジャーデビュー以前、『Pico Magic』をリリースした頃からのことである。
- 学生時代を大阪で過ごしたらしく、その為、大阪には思い入れがあると発言した。
- 生年については非公開だが、2000年頃の自己紹介で年齢が20代前半とあったことから、1970年代後半の生まれと推測される。
- ファンへの気遣いは並々ならぬものがあり、多忙の合間を縫って自身の曲のピコピコサウンド(ファミリーコンピュータの音源を連想させる三和音アレンジ)をプレゼントとしてHPで配信することがある。
- 心配性な面があるのか、2006年6月に大阪で行われたライブでは人波に押され気分を悪くしてしまった観客に対し、終始「大丈夫?」と何度も声を掛けながら心配していたという一面も。その後も演奏に集中できていない様子で気にかけていた。(ライブ後にも失神者を出してしまった事に対し、「皆が楽しく過ごせるよう、体調が悪そうな人がいたら優しく声をかけてあげて下さい」という主旨の発言もしている)
- 2006年12月に行われたコンサートでは、初日の終了時間が押してしまっていたためか、次の公演では観客の終電の事を心配していた、というエピソードも。
- 音楽に対する思い入れは強く、「辛い事も音楽を辞めようと思った事も何度かありましたが、止めてません。だって音楽大好きですから。」という主旨の発言もしている。
- 過去にJimangのライブにゲスト出演した際、「Revo君は生まれ変わったら何になりたい?」という問い掛けに対し、「生まれ変わっても音楽は続けて行きたい」と答えた。
- 大層なワイン好きで、飲みたい(もしくは、ワインでも飲んで寝たい)と何度か発言している。「(気合いを入れる為)ツアー前にボトル1本空けてしまう」という証言がある。(自身が辛党である為か)赤ワイン派。自身のHPで何度かヴィンテージもののワインを買って喜び、画像を載せていたこともある。最近では上善如水も気に入っている様子。
- 「優しさ」を隠しテーマにしている節があり、指摘されると喜ぶ傾向が強い。
- 彼の描く世界観や作品に関しては様々な考察や解釈ができ、ファンの間で論議される事もあるが、あえて固定付けされた正解は表に出さず「人それぞれ色々な解釈で楽しんでもらいたい」とのこと。
- 自分のイメージを他人に押しつける事が苦手のようで、コンサートの演出なども自分とは別に演出家を立て、あくまでも解釈の一つとして楽しんでもらいたい、と自身のサイト上でも何度か発言している。
- Aramaryから辛い物が苦手であると聞いた次の日、平然とインドカレー屋にAramaryを連れて行った。
- 「一見真面目に聞いてるようで、あまり人の話を聞いてない」とAramaryから評されている。
- Jimangがメインパーソナリティを務めるインターネットラジオでは、名古屋公演後に楽屋を訪れたRevoをパンツ一丁で寛いでいたじまんぐが抱きついてねぎらった途端、倒れ込むように号泣してしまったという衝撃的なエピソードも。(後のライブで「Revo君の純朴な涙を見た」とじまんぐが発言している事から、ライブが成功した事による嬉し泣きだったと思われる。)
- Jimang曰く「内股」らしく、ラジオでもネタの一つとして上げられている。そのためか、イベント中にも躓いて転んだりする事が多い。しかし『Roman〜僕達が繋がる物語〜』東京追加公演にて前方倒立回転を披露した事から、運動神経はかなり良いものと思われる。
- 同じくJimangの発言より、学生時代は器械体操部に所属していたとのこと。
- 好きなアーティストはスピッツ、B'z。B'zの曲の中でも『ALONE』は特に気に入っているようで、ライブで弾き語りを披露した際「いい歌詞ですよね。本当に。何でこれが僕の歌じゃないんだって思うくらい。」と冗談交じりに発言していた。
- 夢見があまりよくないほうらしく、特に製作中は知り合いが言い争っていたり、ゾンビに追いかけられる等ネガティヴな夢をよく見るとのこと。
[編集] 参加作品
Revo個人名義での参加作品のみ。(Sound Horizon名義の作品はSound Horizonの項目へ)
[編集] コラボレートCD
- 霧の向こうに繋がる世界(2006年6月14日)
- 「霜月はるか†Revo」名義。 かつてSound Horizonに参加した歌手霜月はるかとのコラボレート。
- 編曲・サウンドプロデュースを担当。
- Weiß 〜幻想への誘い〜 (作曲担当)
- Schwarz 〜そして少女は森の中〜 (作詞担当)
- schwarzweiß 〜霧の向こうに繋がる世界〜 (作詞・作曲担当)
- Dream Port(2008年6月18日発売予定)
- 「Revo&梶浦由記」名義。作曲家梶浦由記とのコラボレート。
- 初回盤には応募券が付いており、抽選で2008年7月18日に都内某所で行われるスペシャルイベントへ招待される予定。
- 砂塵の彼方へ…
- 『Revo&梶浦由記Presents「Dream Port 2008」』メインテーマ。
- sand dream
- メインテーマ曲別アレンジバージョン。
- 砂塵の彼方へ…
- DVD
- 『砂塵の彼方へ…』ライブ映像
[編集] イメージアルバム
- リヴァイアサン 終末を告げし獣(2005年3月2日)
- 大塚英志原作・衣谷遊作画の漫画、「リヴァイアサン」のイメージアルバム。作詞・作曲・編曲を担当。
- March After Millennium
- 辺境からの生還者
- 少女曰く天使
- メルトキアの女王
- 召還という儀式
- 死刑執行
- ブードゥーの心臓
- さつきの箱庭
- 砂の城
- The Beast of the Endness
- poca felicit(2005年12月21日)
- 相田裕原作の漫画、「GUNSLINGER GIRL」のイメージアルバム。作詞・作曲・編曲を担当。
- La ragazza col fucile
- Il fratello
- Lui si chiama...
- La principessa del regno del sole
- Biancaneve bruno
- Pinocchio
- Claes tranquillo
- La principessa del regno della pasta
- Io mi chiamo...
- La ragazza
- La ragazza col fucile e poca felicità
[編集] 楽曲提供
- 森雄介 シングル『・・・for rest』(2006年5月17日)
- 作詞・作曲・編曲、サウンドプロデューサーを担当。 プロモーションビデオにもカメオ出演。
- ・・・for rest
- 僕がくちずさむ歌 君がくちずさむ歌
[編集] その他
- MMORPG(オンラインゲーム)『ベルアイル(BelleIsle)』のゲーム内にて、NPCとしてゲスト参加。
- また、タイアップとしてSound Horizon名義でテーマソング『神々が愛した楽園』を提供。
[編集] 外部リンク
- Sound Horizon
- Revo個人のサイト。
- Sound Horizon official website
- 事務所サイト。
- dremport2008
- 「Revo&梶浦由記」公式サイト。
- ポカフェリ制作週記『銃ト少女ノぽかぽか日和』
- Gunslinger Girl Image Album 『poca felicit』特設サイト。
メインメンバー |
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Revo |
サポートメンバー |
yokoyan - Jimang - 斉藤"Jake"慎吾 - YUUKI - KAORI - REMI - 大迫杏子 - 田村滋 - 長谷川敦 - 坂上領 - 南都亮二 - 藤本健一 - RIKKI - 石川ナオミ - Ike Nelson - 上里はな子 - 渡辺☆Fire - 恵比須弘和 - 伊藤佳奈子 - Kana Strings - 弦一徹 - Gen Ittetsu Strings - 石亀協子 |
元メンバー |
Aramary - 霜月はるか - Yasrow - 葉芹 - 宮坂紀伊 - 篠崎ゆかり |
シングル |
少年は剣を… - 聖戦のイベリア |
アルバム |
Chronicle - Thanatos - Lost - Pico Magic - Pico Magic Reloaded - Chronicle 2nd - Elysion 〜楽園への前奏曲〜 - Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜 - Roman |
DVD |
Elysion 〜楽園パレードへようこそ〜 - Sound Horizon Concert Tour 2006-2007 『Roman 〜僕達が繋がる物語〜』 |