Real-time Transport Control Protocol
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Real-time Transport Control Protocol(RTCP)はRTPと兄弟関係にあるプロトコルである。RTCPはRFC 3550で定義される(そのため古いバージョンのRFC 1889は廃止された)。
RTCPはRTPのフロー制御をするときの制御情報を提供する。RTCPは、RTPと組み合わせることでマルチメディアデータを送受信できるが、RTCP自体はデータを転送することはできない。定期的に制御パケットを送ってストリーミング・マルチメディア・セッションに参加する。RTCPの一番重要な機能はRTPによって提供されるQuality of Serviceのフィードバックを提供することである。
RTCPは、メディア接続時に、送信バイト数、送信パケット数、ロスパケット数、ジッター、フィードバック情報、ラウンドトリップタイムといった統計情報を集める。アプリケーションによってはこういった情報をサービス品質の向上、速度を制限した転送、異なるコーデックの使用といったことに使うかもしれない。
RTCPのパケットの種類にはいくつかあり、それは、送信者レポートパケット、受信者レポートパケット、送信元記述パケット、退去メッセージパケット、アプリケーション定義パケットなどである。
RTCPはそれ自体はどんな暗号化も認証手段も提供しない。SRTCP プロトコルがその目的を果たす可能性がある。
[編集] RTCPの問題と今後の開発
The Real-time Transport Control Protocol (RTCP) は、(IPTVのように)RTCPのレポートが送られる間に非常に長い遅延が発生するという問題を大規模アプリケーションにおいていくつか抱えている。これは、受信者のレポートパケットとそれに対する送信者の評価が、そのセッションの本当の状態と比べて不正確であるからである。この問題を扱う方法がいくつかあり、それは、RTCPフィルタリング、RTCPバイアシング、RTCP階層的集約法である。