Microsoft GS Wavetable SW Synth
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Microsoft GS Wavetable SW Synthは、Windowsのコンポーネントとして提供されているソフトウェアシンセサイザーである。
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[編集] 概要
音源の波形データはRolandからライセンス供与されている。Roland社のSC-33相当だとも言われている。
使用のための必須条件は、Windows98以降のWindowsとWDMサウンドドライバである。WindowsXPリリース以後のほとんどのパソコンは前述の条件を満たしている。
Windowsのコンポーネントとして提供されていると記述したが、正確にいえばWindowsに付属しているのではなく、本来はDirectX5.0以降のDirectXに付属している音源である。DirectX6.1あたりから本格的に使用可能となった。
[編集] 問題点
Windowsに標準搭載されていると言うこともあってか、Microsoft GS Wavetable SW Synthには多くの問題点が指摘されている。
- GSなのにエフェクトやフィルターを搭載していない。
- GSなのに音色も少々足りない。
- GMでも使う命令すら対応していない。
などがある。
[編集] 業界標準としての品質
MicrosoftはVistaを開発する際に、Microsoft GS Wavetable SW Synthを業界標準とした。 業界標準としての前述したような品質が問われてくる。
[編集] 略称・愛称
- Microsoft GS(まいくろそふとじーえす)
- MSGS(えむえすじーえす)
などがある。
[編集] 類似音源
音源の中でRoland社のVSC-55やSC-33以外にQuickTimeのMIDI音源がある。QuickTimeのMIDI音源はMicrosoft GS Wavetable SW Synthのような問題点が改善されている。ただしMicrosoft GS Wavetable SW SynthはCeleron 300MHz程度のチープな環境でも動作するのに対して、QuickTimeのMIDI音源はPentium 3 1GHz程度のCPUパワーが必要。
