GUILTY GEAR ISUKA
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GUILTY GEAR 鶍[ISUKA]はアークシステムワークス製作、サミー(経営統合後はセガに移管)発売の2D対戦格闘ゲーム、GUILTY GEARシリーズの作品である。
[編集] GUILTY GEAR 鶍[ISUKA]
2003年12月17日 アーケード版発売
2004年7月29日 プレイステーション2版発売
2004年12月16日 Xbox版発売
2005年11月25日 PC版発売
最高4人(1チームは最高2名)のバトルロイヤル形式と2ラインのフィールドが特徴。システム基板はATOMISWAVEであり、同基板用のカードを使用することでプレイデータの確認やEXキャラクターの使用などが可能になった(サービス終了のため現在は出来ない)。家庭用限定であったEXキャラクターを業務用でも使用できたのは現在イスカのみ。ちなみにイスカは漢字で書くと『鶍』。なお、アーケード版のAW-NETサービスはすでに終了している。
バトルロイヤル形式になった為、両サイドに敵がいると言う状況が発生する。これによりキャラクターは自動的に振り向かなくなり、振り向きの操作は新設された振り向きボタンで行う。これに伴いXXシリーズでDだったボタンが振り向きボタンに、DはGGXのようにS+HS同時押し形式に戻り、操作系統は変わったもののXXから引き続き1レバー+5ボタンの操作系となっている。なお、ガードは「背後方向」に入力をすることで行えるため、敵との位置関係を意識する必要はない。
また、同じチーム内であっても攻撃がヒットする(ただし、2対1の場合を除きダメージは全く無い)ので、チーム内での連携が重要。 このシステムの為か、各キャラクターの一撃必殺技とディズィーの覚醒必殺技「ガンマレイ」が使えなくなっている。
元々1対1での戦闘を前提に設定された技を流用した為、ライン移動によって機能しなくなる「死に技」が続出した。
その他にも狭い画面上で最大4人のキャラクターが入り混じって対戦をするこのゲームでは、元々読み合いというものがなく振り向きシステムが非常に難解であり、背後を補う技が極端に少ない、2ラインの奥側のキャラは手前ラインにいるキャラよりも暗く表示されるが非常にわかりづらい、4人対戦時、ダストコンボを決めようとしても画面アングルが上に行かず技が決めづらい、システムの仕様上前作以上にキャラクターの性能差がハッキリとしてしまうなど、良い評判はあまり聞くことができない。
しかし家庭用プレイヤーからはパーティーゲームのように和気藹々と出来る事から、好評価を受けている。純粋に勝負を楽しむアーケードプレイヤーからはあまり聞くことのできない感想であり、アーケードとコンシューマの壁というものを感じさせるものである。1対1では、SNKの餓狼伝説のような雰囲気で対戦できるため、一部ユーザーから評判が良かった。
「手動で振り向く」を利用した本作独自のテクニックがある。例えば空中ダッシュで相手を飛び越えた直後に振り向きボタンを押し、ジャンプ攻撃を出すと相手側に即座に振り向いた状態で攻撃できる。これは自動で振り向くXシリーズではできない戦法である。Xシリーズで同じ動作を行うと、着地するまでは相手側に振り向かず、攻撃が空振りになってしまう(P,Kは自動振り向きでもほぼ即座に相手側に振り向いて攻撃を行うが、それ以外の威力の高い技はやはりXシリーズでは空中ダッシュのモーションが終わるまで相手側に振り向かず空振りとなる)。 一部ユーザーからは、このテクニックをXXシリーズでも流用したいため、オートマチックモード(従来の自動振り向き)とマニュアルモード(手動振り向き)で選べるようにして欲しいという意見も出た(しかし、これを行うとオートモードの相手にはめくりが成立してしまうためシステム上不公平になってしまうために見送られたものと思われる)。
アーケード版では、チーム側を2人同時にKOすると、なぜか1つのソウルを使って2人が復活してしまうというバグがあった。
またプレイステーション2版では、別のキャラのカラーを読み込んでしまうというバグがある。
またXbox版のみ、Xbox Liveによる通信対戦、通信協力プレイが可能。
- その他イスカのみの仕様(アーケード、家庭用)
- 対戦形式の仕様上、相手が画面端に張り付いていても、ジャンプなどで飛び越えただけで画面端を取れる。
- アーケード版及び家庭用版でも、カラーバリエーションはGGシリーズ最多。
- 家庭用で特定の条件を満たすと、ノーマルとEXを合わせた性能のソルとカイの強化版が使える。
- 家庭用では、アーケード版ではなかった3対1で対戦できる(アーケードモードではできない)。
- 一度に最大4人のキャラを同時に動かすため、一部キャラのグラフィックの解像度が落ちている。
- アーケードモードが家庭用のサバイバル形式。
- コンボカウントが自キャラが連続攻撃を入れた回数ではなく、自キャラが連続で何発攻撃を受けているかがカウントされる。
- 階級奪取システムの導入。
- 家庭用のみ、ロボカイⅡが使える。技のカスタマイズも可能。
- フォルトレスディフェンス使用中のテンションゲージ減少速度が速いため、フォルトレスディフェンスの使用時間が短い。空中ではさらに減少速度が速くなる。
- ジョニーのグリター イズ ゴールドの残量はKOされてもリセットされない。
- 背面攻撃やライン移動攻撃、ライン飛ばし攻撃など特殊な攻撃モーションが収録されてあるのはほぼ本作のみ。
- システムの仕様上、めくりができない(ガード方向が「背後方向」で固定されていて、敵との位置関係を問わないため)。
- 挑発、敬意の廃止。
- ゲームスピードが若干遅い。
- コンティニュー時のタイムが本作のみ20秒。
- 家庭用版では恒例だったクリフとジャスティスでプレイできない。
- XXシリーズでは使用されていなかったグレッグ・ペインの声が使用されている。「GOOD LUCK」など。
[編集] 関連項目
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本編 | GUILTY GEAR - GUILTY GEAR 2 |
GUILTY GEAR X シリーズ | GUILTY GEAR X - GUILTY GEAR XX |
その他作品 | ISUKA - PETIT - DS(Dust Strikers) - JUDGMENT |
関連項目 | 登場人物 - 用語 |