G-HARD
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G-HARDは1998年から1999年まで週刊少年マガジンに連載された漫画。原作は史村翔(北斗の拳などで知られる武論尊の別ペンネーム)、漫画は所十三。
尚タイトル名の表記は『G・HARD』、『GHARD』、『スーパーバイオレンスロマン GHARD』など諸説あるが、ここではより一般的な『G-HARD』に統一する。
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注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 作品背景
20世紀末、日本では都内を中心に、治安の悪化が激しく進行。そこではもはや警察力は通用しなくなっていた。そんな無法地帯に投入され、任務を遂行する特殊部隊『ゴースト』、通称Gが元・首相、根来要造の元、極秘裏に創設される。
だが治安回復部隊との名目は嘘も甚だしく、その実体は戸籍上「死亡した」孤児を引き取り、幼い頃から「生きた殺戮兵器」として育て上げる完全なテロリスト集団であった。また、欲にまみれた根来はこれを政敵の暗殺や外交交渉の手段として私腹を肥やすために徹底的に利用。『ゴースト』は完全に根来の私兵となっていた。
しかしある日、『ゴースト』内部で反乱が勃発。一部の隊員が大量の武器弾薬と資金を持って施設を脱走。主人公・シンもこの時組織を抜ける。
身分を偽り、孤児の保護施設で静かに暮らしていたシンだったが、事件からほぼ1年が過ぎた頃、ある事件に巻き込まれる。その事件を期に、シンは『ゴースト』に復隊。そしてさらに、『ゴースト』は、本来の使命を――根来の私兵から弱者を救う『ゴット』へと――取り戻しつつあった。
[編集] 主な登場人物
以下にあげた人物は全編を通して登場する。
- G-FF7-Q7 コードネーム『シン』
- 本名、神岡シン。施設に居たときは山田真一という偽名を使っていた。
- インターポールの捜査官であった父が追跡中のロシアンマフィアが雇った刺客に殺害されて孤児となり、Gに引き取られる。
- G内部では他の追随を許さない、トップクラスの戦闘力を持つ。だがその力を無意味に揮(ふる)ったり、他のGメンバー(作品内では『Gナンバー』と呼称)のように殺人を楽しむようなことはしなかった。
- 当初は人間としての心を失っていたが、人々とのふれあいの中で徐々にそれを取り戻していく。
- 梓
- G-SF4-C09 コードネーム『ユーキ』
- G-AF6-G06 コードネーム『クレイ・ドール』
- コードネーム『タケミ』
- 町島
[編集] 各章の概要と主要人物
本作品は"章"と呼ばれる1つのストーリーが1~数話で完結し、また新たな"章"が始まるという『金田一少年の事件簿』などと同様の方式を採っている。
[編集] 第1部
- 序章 G~ゴースト~
- 第1章 廃塵の町 ダストタウン
- 第2章 忘却の渕
- 第3章 G(ゴースト)
[編集] 第2部
- 序章 悪霊の棲む山
- 第1章 死の賭(ゲーム)
- 第2章 強さの理由
- 第3章 血ぬる日曜日(ブラッディ・サンデー)
- 第4章 聖なる夜に--"G(ゴースト)"からのプレゼント--
- 第5章 神の国(プロミスト・ランド)
- 第6章 ニライ・カナイ――遥かなる理想郷――
- 終章 G(ゴースト)再び