Aウィング
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[編集] 諸元
- 全長:9.6メートル
- 速度:5,100G、120MGLT、12SU/STP、クラス1ハイパードライブ、時速1,300キロメートル（大気中）
- 操縦要員:1名
[編集] 概要
エピソードⅣにおけるヤヴィンの戦いで、反乱同盟軍の歴戦のパイロット達や戦闘機が損失してしまったことから、ヤヴィンⅣ反乱軍基地の司令官であるジャン・ドドンナ将軍はより小型で高速の戦闘機が同盟軍には必要だという結論に達した。彼は同盟軍の設計技師、ワレックス・ブリセックスと共に同盟軍の新型戦闘機の設計にをはじめるが、同盟軍には余りにも少ない開発予算とありあわせの技術しかなかった。それでも2人の多大なる努力によってヤヴィンⅣの帝国軍封鎖が始まる前に、数機のプロトタイプが完成したのである。
Aウィングは当初の開発目標の通り、小型で高速な戦闘機として誕生した。全長は9.6メートルと非常に小さく、これは同盟軍に正式採用されている戦闘機の中では最も小さな戦闘機である。その楔形の機体には標準的なボーステル社製RG9レーザー・キャノン2基と、ダイメック社製の震盪ミサイル発射管しか武装を有していないが、ボーステル社製のRG9キャノンはハイドロ・サーボによって上下最大60度、その砲身を傾けることができるため、射程範囲は非常に広い(一部の改良型では360度の回転が可能であるという)。そして、その小さな機体には似合わぬ大型のノヴァルデックス社製J-77イベントホライゾン・エンジン2基によって帝国軍の当時の最新鋭戦闘機、TIEインターセプターをも超える機動性と速度を叩き出し、同盟軍の十八番である一撃離脱戦法、つまりヒット＆アウェイに最適な機体となったのであった。
そしてもう一つのAウィングの特徴は、通信妨害装置を装備していることである。Aウィングはその妨害装置によって敵艦船のレーダーを麻痺させることができる。そして、Aウィングの任務は一撃離脱戦法による奇襲攻撃だけではなく、それは敵の戦闘機や攻撃艇から味方の艦艇や商業船を守り抜くことだった。これがブリセックスが通信妨害装置の導入を唱えた理由でもある。
エピソードⅥのエンドアの戦いは、Aウィングが最も活躍した戦いと言っても過言ではない。Aウィング中心の戦闘機隊、グリーン中隊が帝国軍艦隊の旗艦、スーパー・スター・デストロイヤー<エグゼキュター>のコマンド・タワーのシールド・ジェネレーターを震盪ミサイルによって破壊した。そして無防備と化したコマンド・タワーにある<エグゼキュター>のブリッジにグリーン・リーダー、アーヴェル・クライニッドの乗るAウィングが特攻し、それにより制御を失った<エグゼキュター>は第二デス・スターの重力に引かれてそれに激突し、巨体もろとも木っ端微塵に破壊されたのだ。間接的と言えば間接的ではあるが、これはAウィングの戦果に他ならない。
