20380型コルベット
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20380型コルベット(проект20380)は、ロシア連邦となって初めて新規に計画、設計された大型水上艦である。日本ではフリゲートと呼ばれているが、ロシアでは一般にコルベットと呼ばれている。ロシア海軍では「警備艦」の部類に入る。1番艦の名前をとって「ステレグシュチイ」級とも呼ばれる。
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[編集] 概要
設計を手掛けたのは、主に高速ミサイル艇などを設計しているアルマーズ中央海洋設計局で、 最終設計案が承認されたのは、2001年12月14日であった。 4番艦ソヴエルシェンヌイ以外がサンクトペテルブルク市セーヴェルナヤ・ヴェルフィで、4番艦が極東方面コムソモリスク・ナ・アムーレ市アムール造船所で建造されている。
[編集] 特徴
船体と上部構造物はステルスデザインとなっている。最新の電子機器が搭載され、徴兵レベルの兵員では扱えないため、乗員の訓練、後方支援のシステムも大幅に改善されているようである。
一部の文献等で、ステレグシュチイには「オーニクス」対艦ミサイルが搭載可能とされいてるが、2000t程度の船体に発射重量3t近くのオーニクスを搭載するのは難しいと思われる。なお実際に搭載されているのは3M24「ウラン」亜音速対艦ミサイル(NATOコードネーム:SS-N-25)である。
[編集] 同型艦
・ステレグーシチイ(Стерегущий) 2001年12月21日起工/2006年5月16日進水/2007年11月14日就役/2008年2月27日バルト艦隊編入
・ソーブラジテルヌイ(Сообразительный) 2003年5月20日起工 2008年就役予定
・ボイキィ(Бойкий) 2005年7月27日起工 2009年就役予定
・ソヴエルシェンヌイ(Совершенный) 2006年6月30日起工 2010年就役予定
・ストイキー(Стойкий) 2006年11月10日起工 2011年就役予定
[編集] 性能
- 基準排水量:1,900t
- 満載排水量:2,200t
- 全長:94.0m
- 幅:13.0m
- 喫水:3.7m
- 主機:ディーゼル4基、2軸
- 出力:6,000馬力×4基
- 発電機:630キロワット×4基
- 速力:27ノット
- 航続距離:4,000海里/15ノット
- 兵装
- ウラン対艦ミサイル4連装発射筒×2基
- コールチク近接用高射複合体×1基
- A-190 100mm単装砲×1基
- AK-630M 30mmガトリング砲×2基
- 搭載機:「Ka-27PL」対潜ヘリコプター×1機
- 乗員:85名
A-190は砲塔がステルス化されている。 ウラン対艦ミサイルは米国のハープーンに酷似する亜音速シースキマー対艦ミサイルで射程は約130kmである。
なお、2番艦以降の装備は上記から変わる可能性がある。
